2005年4月10日

フロンターレが今季初勝利

050410-02川崎フロンターレが4月9日、今季初勝利をあげた。
リーグ戦第4節の試合は、ホーム等々力に東京ヴェルディ1969を迎え初ナイターで午後7時4分にキックオフ。70分に川崎フロンターレのMFアウグストが左サイドから猛然とドリブルでペナルティエリアに持ち込み左足でゴール、フロンターレは貴重な先制点を守り抜き、1対0で5年ぶりのJ1で初白星をあげた。

開幕以来フロンターレは、J2の記録を塗り替えた自慢の攻撃力で毎試合得点を挙げるものの、第1節以外は全てロスタイムに失点し、リーグ戦の前節までの結果は2分1敗、3月19日から始まったナビスコカップでもリード守りきれず勝ち星を逃がしていた。
J1初勝利に関塚監督は「J2で優勝したときよりも重い一勝」と満面の笑み。この日を待ち続けたホームの観客は大歓声をあげ、試合終了後も長い間「フロンターレ」の名を叫んでいた。
公務を縫って観戦しハーフタイムにはサポーター席と競技場内のフロンターレ神社に足を運んだ阿部孝夫川崎市長は「よかった」と笑顔、「(7日の)神社移転の効果もあったのかな」と声をはずませていた。
競技場の回りの桜並木は、この日を待ち受けたかのように満開、多くのサポーターは夜空にピンクが映える並木道で選手が出てくるのを待ち受けていた。
050410-01この日フロンターレは、ナビスコ初戦で4点のリードを追いつかれた経験を生かし守備重視に転換。DF登録の谷口博之を守備的ボランチに投入、GKも吉原慎也に替えて試合に臨んだ。
前半はヴェルディが終始ボールを支配、昨年のブラジル得点王ワシントンにボールを集めるが、フロンターレが最終ラインを守り切った。後半は、互角の戦いから徐々にフロンターレのペースになり、谷口がカットしたボールをジュニーニョからアウグストへつないで待望の先制点をゲット。数少ないチャンスを確実にものにし、無失点で魔のロスタイムを切り抜けた。
一方、5年前まで川崎市をホームタウンにしていたヴェルディは、川崎市麻生区の南百合丘サッカークラブ出身で成長著しいDF相馬崇人をケガで欠いた影響が出てサイド攻撃がうまく機能しなかった。
次の試合(第5節)はアウェイで、4月13日午後7時から神戸総合運動公園ユニバー記念競技場でヴィッセル神戸と対戦、第6節のホーム試合は4月17日午後3時から名古屋グランパスエイトと対戦する。

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2005年1月27日

東京ヴェルディが新体制で始動:ベテランと若手一丸で上めざす

050126verdy東京ヴェルディ1969は1月26日、新体制発表の記者会見を行い、ブラジル全国選手権得点王のワシントン(FW、前所属−アトレチコ・パラナエンセ)、元日本代表の戸田和幸(MF、清水エスパルス)ら4人の新加入選手をはじめ新スタッフを紹介、アルディレス監督が「いい補強ができた。カップ戦に加えてリーグ戦でも上をめざしたい」と今シーズンに向けて強い意欲をみせた。

写真(左から)戸田選手、ワシントン選手、アルディレス監督、石崎コーチ、上村選手、町田選手

島田康生社長が「(昨シーズンは)天皇杯で8年ぶりに優勝するなどすばらしい年だった。タイトル争いに名を連ねる力がついてきたので、前年と同じ『STRONG SOUL』をキャッチフレーズに今シーズンはさらにレベルアップした戦いをしたい」と力強くあいさつ。
続いてアルディレス監督が「天皇杯の優勝がピークではない。トランポリンのようにさらに高いところをめざす」と宣言、「ベテランと若手が一丸となって努力すれば可能だ」と優勝争いにからむ自信をのぞかせた。また、今シーズンからJ1は2チーム増え、1シーズン制に変わる点について、「長いシーズンになるが、自分たちのスタイル、つまりモダンでオフェンシブなサッカーを忠実にやることだ」と話した。
会見では、ワシントン、戸田に加え、元日本代表の上村健一(DF、セレッソ大阪)、町田忠道(FW、川崎フロンターレ)の4選手と石崎信弘コーチ(前清水エスパルス監督)が「優勝できるよう十分なゴールを決めたい」(ワシントン)、「小さいころからサッカーの代名詞だったヴェルディに入ったことを誇りに思う」(戸田)などと抱負を述べた。
会見では、2001年にブラジル代表に選ばれたほか、2004年にはブラジルリーグで49試合中、38試合に出場し34得点という新記録を達成したワシントンに記者から多くの質問が寄せられ、「日本で活躍し、また代表の黄色いユニフォームを着たい」などと力強く答えていた。

新加入選手のプロフィールは
ワシントン(Washington Stecanela Cerqueira)=背番号9、1975年生まれ29歳、ポジションFW、身長189cm、体重88kg、ブラジル出身、ブラジリア入団、ブラジル代表(10試合3得点)、01年・04年ブラジル全国選手権得点王
戸田和幸=背番号6、1977年生まれ27歳、ポジションMF、身長178cm、体重75kg、東京都出身、96年清水エスパルス入団、トットナム・ホットスパー(イングランド)、ADOデン・ハーグ(オランダ)移籍、日本代表(20試合1得点)
上村健一=背番号19、1974年生まれ30歳、ポジションDF、身長180cm、体重74kg、広島県出身、93年サンフレッチェ広島入団、04年セレッソ大阪、アトランタ五輪代表、日本代表(4試合0得点)
町田忠道=背番号15、1981年生まれ23歳、ポジションFW、身長177cm、体重70kg、埼玉県出身、00年柏レイソル入団、04年川崎フロンターレ、00年U19日本代表

2005-01-27 in スポーツ, f)稲城市 | Permalink | コメント (0) | トラックバック