お久しぶりです。みなさま。
にわか教師生活も5年目を迎え、教師職が板について来たと思うでしょう。ところがどっこい、おっちょこちょいの私はいつまでたっても成長が見られません。ど素人のままです。
学校では毎日が新しい出会いと、発見、驚き、失敗と反省の連続です。 そして忙しい。この忙しさは年々加速しているように思うのですが。私だけそう思うのでしょうか?
一度、全国の先生に聞いてみたいところですね。返事くださーい。
忙しさって不思議です。自分では気がつかないものですね。 会う人、会う人に「忙しそうだねー」といわれて「あれっ。そうかしら」と気づきます。
人間って気づかない忙しさを繰り返しながら生きていくのでしょうか? それって幸せなことなのでしょうか ?恐ろしいことなのでしょうか? みなさまに教えていただきたいです。
夏も終わりに近づき、夏の思い出を一つお話しましょう。
7月12日に川崎市アートセンターの3Fでシネサロンマコンサートが開催されました。演奏者はキーボードの高校3年生の平野優人さんと私、ギターは江間恒夫さん、チェロは丸山朋文さん、バイオリンは鈴木智子さん、リコーダーは丸山哲郎さん、そしてメインの歌は中嶋美穂さんというメンバーで演奏しました。
テーマは映画音楽。
2Fの映画は『サウンドオブミュージック』を上映中だったので、バイオリンと歌で「サウンドオブミュージック」のオープニングとエンディングを演奏しました。チェロとリコーダーではアカデミー賞受賞の『おくりびと』のテーマ曲、『菊次郎の夏』から「サマー」、歌は『オーバー・ザ・レインボー』や『ビルマの竪琴』から「埴生の宿」など演奏しました。
この会場は、いつもは喫茶店になっていてかの有名なダンスの注文やおいしい手作りランチがたべれるのですが、急遽コンサート会場に変身しました。
いやー見事。会場の変身作業は素早く見事でした。(脱帽)
心配していたお客様は3Fに150人近くも集まり大盛況でした。
お客様も演奏する私たちも映画音楽アラカルトコンサートを60分間たっぷり楽しみました。特に「おくりびと」や「埴生の宿」は涙を流す方もいらっしゃいました。
私はいつも演奏する側の楽しさ、喜びってなんだろうと気になっていたのですが、今回一つは、はっきりわかりましたね。 お客様の表情ですね。 お客様の反応ですね。
お客様が喜んでいる表情、言葉に出来ない感動の表情を見たとき、演奏者は今までの疲れを忘れ、また演奏したいと思うのです。
コンサートに出演してそのことが、更にはっきりわかりました。
私は喜んでいる人がいれば幸せ。人を喜ばせたいのです。人を楽しませたいのです。
喜んでいる人、楽しんでいる人の表情をみて、自分が勇気つけられ自分は必要な人間だと思い込む。思い込みながら自分の生きる糧にしたいのだなーと。(自分勝手な思い込みの人生ですが・・)
演奏するといつも、聴いてくださった方全員とお友達になれた気分になります。これも喜びと楽しさの一つなのでしょうね。音楽によってお互いに心地よい空間が知らない人とも一緒に味わえるって幸せですよね。
音を奏でる人がいて、奏でた音を楽しむ人がいて、楽しんでいる人を見て嬉しくなる人がいて、こうやって人と人の気持ちがつながっていくのですね。
その繋がりが、楽しんで、喜んで繋がっていくことが出来るなんてなんとすてきなことでしょう。
思い出がいっぱいでできた夏でした。ではまたね。