「音楽パフェ」読者のみなさま、明けましておめでとうございます。
昨年の暮れから年始にかけて不覚にも病魔に襲われ養生の生活を強いられていた。病気になるといいこともある。世の中の人々の動きをゆっくりと観察できること。
♪気分転換に劇団四季のミュージカル「ウイキッド」を観た。
良い魔女、悪い魔女と決めつけた脚本ではなく、悪い魔女〈ウイキッド〉の真の気持ちを取り上げたストーリーの展開は現代に通じるものがある
★いじめられる側といじめる側の心境。
★いじめてないよ、ふざけだよといういじめ側の言い分。
★それはいじめてるよ。その言葉、その態度で傷ついたよと言ういじめられる側の言い分。
生まれ持った宿命を背負い生きていく「ウイキッド」
☆宿命は逃れられないけれど、運命は変えられるかも知れない。
☆ウイキッドの言葉から「どんなものにも『魂』が宿っていて尊厳を忘れてはならない」と言うメッセージが伝わってきた。
笑いと涙あり、生きる生き方をもう一度考えてみたいと思わせる、見応えのある舞台だった。
また、生のオーケストラも素晴らしい演奏だった。 演奏技術も素晴らしいが、こういう舞台での演奏は演技者とのタイミング。毎日の舞台は「生」だからハプニングはいっぱいあると察するがプロの業は観客を飽きさせない。
♪さて、昨年の12月のはじめ、新宿でブロードウエイミュージカルカンパニーの公演を観た。
ミュージカルのアラカルト版。生のオケバンドとダンサー9人が歌って踊ってお芝居をしたわけだが、全部英語。
ところが、驚いたことに字幕なしで楽しめた。 音楽とダンスと演技で観客に楽しさ伝えた。場内は満席で拍手喝采。ブラボーの大合唱。 音楽は世界を超えて分かち合えるというこの現実。すごいナーの一言。
もっと驚くことに、ダンサーやオケメンバーはどうみても高年令。 前から5列目の席にいたのでしっかりと顔を見ることができたから間違いないと確信している。
私も希望をもらった。 そう、年齢ではない。気持ちだ! 意欲だ!!
新年にあたり、再度誓った。毎年、0歳に戻ろう。 真っ白な気持ちで新しい出会いを信じ、明日へ向かって歩もう!!! と。
今年もよろしくお願いします。
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