日本民家園は雨の中、深い緑に包まれていました。
広瀬家(山梨県塩山市から移築)の芝棟はイワヒバ(岩檜葉)の緑とムシトリナデシコ(虫取撫子)のピンクに彩られています。イワヒバは山の岩にしがみついて自生していて、乾燥すると緑が消えて休眠し雨に濡れると緑にもどります。この性質を利用して芝棟にしてあります。ムシトリナデシコはピンクの花の下から粘液を分泌して匂いを出していますが、食虫植物ではありません。
三沢家のドクダミが見ごろです。ここに限らずどくだみは今満開です。毒々しく地味な花のため人気がないようですが、良く見るときれいな花だと思います。子どものころ怪我をすると母親がドクダミの葉を傷口に貼り付けてくれたのを思いだしますが、冷たくて気持ち良いものでした。漢方薬の十薬として、またドクダミ茶として売られていますがあまりおいしいものではありません。
4月3日に紹介した鈴木家のテンシンスイミツトウ(天津水蜜桃)の花(この記事はこちら>)が実をつけました。今は20ケほどなっています。昨年11月に福島市と川崎市が植樹をしたのがまさに"実を結んだ"わけです。夏には"桃太郎の桃"にめぐり会えそうです。
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