「川崎のあじさい寺」の別名の通り、境内には1,000株を超すアジサイが植えられ、シーズンには色とりどりの大輪の花が山門前や本堂横の斜面を埋める。6月中旬には、地元の人で作っている保存会が「あじさい祭」を催すほか、寺の周辺にもアジサイを植える活動を行っており、丘の頂上にある寺へ至る道でも、花を楽しむことができる。
鎌倉幕府の草創期に、源頼朝の弟の全成が院主を務めた威光寺との関係が深いといわれる由緒のある寺で、木造薬師如来脇侍像は氏の重要歴史記念物に指定されている。
境内には、アジサイに加え、桜やボタンも植えられ、歴史に思いをはせつつ、四季の風情を楽しむことができる。
住 所:川崎市多摩区長尾3-9-3
交 通:JR南武線・小田急線登戸駅からバス「切通し上」または「長尾橋」下車、徒歩15分
見ごろ:アジサイは5月下旬から6月中旬
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