麻生区の浄慶寺は、柿生の「アジサイ寺」として親しまれている。 同寺は、旧津久井道(世田谷町田線)東側の多摩丘陵の中腹に本堂があり、静かな山寺の雰囲気を保つ。起伏に富んだ数千平方メートルの境内には、アジサイのほか、サクラ、スイセン、ボタン、ショウブ、ハギ、ウメなど四季折々の花が咲き1995年に神奈川花の百選に指定された。また2005年3月には川崎市の緑の保全地域(約0.4ha)にも指定されている。
1967年ころから植えられたアジサイは、山門から本堂の間と隣接の秋葉神社や裏山にかけヒメアジサイ、ガクアジサイや西洋アジサイなど2000株を越える。境内にはユーモラスな石像の羅漢像が数多く置かれ、写真愛好家のスポットとなっている。
サクラやアジサイなど四季折々の花が咲く同寺では、山門付近のユーモラスな石の羅漢像のあるあたりや裏山にヒガンバナが数多く咲き、開花時期には写真愛好家が散策に訪れる。境内の傾斜地や同寺が管理している隣接の秋葉神社には山ザクラ、モミジなど広葉樹も多く紅葉もみごとで、赤や黄色に変わった木々の間には、春と秋に咲く「10月サクラ」がひっそりとピンクの花を咲かせる。
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