2011年11 月18日 (金曜日)
狛江市の泉龍寺に仏教文庫が11月20日にオープン:仏教関係などの書籍30000冊や貴重な文化財を展示
狛江市元和泉1-6-1の泉龍寺(菅原昭英住職)に、貴重な仏教関係の書籍や資料、同寺が所蔵する文化財などを展示する「仏教文庫」が11月20日にオープンする。また、この日は寺で住職の交代に伴う晋山式や稚児行列などが8時から昼過ぎまで催される。
この仏教文庫は、同寺の中興開山の鉄叟瑞牛大和尚の没後400年と、住職が菅原昭英さんから長男の淳一さんに替わるのに合わせて境内に建設を進めてきたもの。
文庫は鉄筋コンクリート造り2階建て、のべ床面積470㎡で、内部は1階に図書室(写真左)、閉架書庫、展示コーナー、畳コーナー、エントランス(写真右下)、受付、事務室、2階に展示室、資料室2室、講義室、研究室、館長室などがある。館内は落ち着いた雰囲気で、静かに読書ができるほか、畳コーナーには子どものために児童書を置く。また、エントランスや展示コーナーには敷地内から発掘された縄文土器、聖観世音菩薩像、周り地蔵の講中が水引幕を寄進した時の寄付人の連名額が展示されている。このほかにも展示室や展示コーナーに、江戸時代の著名な文化人として知られる石川丈山が石谷氏のために贈った扁額、徳川家光、家茂の朱印状、狛江一帯を治め、江戸町奉行も務めた石谷貞清の肖像画、鉄叟瑞牛和尚が使ったといわれる中国から輸入された大型の珍しい袈裟(けさ)、洛中洛外図の屏風など寺が所蔵している貴重な文化財を展示する。屋根に太陽光発電の設備を置き、館の前に同寺の本堂で使われた瓦を使った庭を造るなど、狛江の新しい文化施設として多くの人に親しまれそうだ。
蔵書は約30000冊の予定で、(1)寺や狛江、調布などの郷土誌(2)仏教図書(3)文庫・新書本(4)文学(5)辞書・辞典・系図などの参考図書(6)女性と仏教、ジェンダー関係の書籍(7)地誌・文化誌・寺院誌(8)展覧会などの図録・大型本(9)妖怪・夢・老・死などがテーマの書籍、の9つのコーナーに分けて開架式の閲覧室に置くほか、閉架書庫には大蔵経などの大型の叢書や全集などを収める。書籍は現在整理が進められており、来年春に一般に公開する予定。それまでは申し込みを受けて利用できるようにするという。
菅原昭英住職は、約40年にわたって歴史の研究を続け、東京大学史料編纂所や駒沢女子大学の教授、駒沢女子大の図書館長などを勤めた。また、妻の征子さんも女性史研究者で、東京女子大学などの講師を務めた。
こうした研究活動の間に集めた数多くの貴重な書籍や資料を収めた文庫を建設し、多くの人に役立ててもらうのがふたりの長年の夢だった。1994年から建設が計画され、2000年には世話人総会で「(仮称)泉龍寺仏教図書館」として承認を得たが、山門や本堂の改修工事などの必要が生じたため、計画が大幅に伸び、ようやくオープンにこぎ着けた。
館長として運営にあたる菅原さんは「ようやく夢が実現でき、うれしい。若い頃、本を入手するのに苦労したので、多くの人に役立ててもらいたい。また、文庫を多くの人に利用してもらうことで、とかく縁が薄い宗教や寺を身近に感じてもらうきっかけになれば」と話している。
開館は土曜日〜火曜日で時間は午前10時〜午後4時。
交通は小田急線狛江駅北口下車、徒歩2分。問い合わせは電話03-3489-3251。
また、泉龍寺では20日に、中興開山鉄叟瑞牛大和尚400年遠忌報恩会、住職の交代を行う「晋山式」などを催す。
8時から同寺別院から狛江駅北口を経て山門まで稚児行列を行うのを皮切りに、昼過ぎまでさまざまな法要や式典などが檀家などが参列して行われる。
問い合わせは☎03-3489-6778泉龍寺。
延長後半のシュート数は、 ヴィッセル1に対し東京は8と圧倒し、執念で引き寄せた勝利となった。
2011-11-18 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 05)歴史, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, a) 狛江市のニュース, 宗教, 書籍 | Permalink | コメント (0)
2010年10 月 2日 (土曜日)
狛江市立中央図書館で作家の宮尾登美子さんが1日図書館長:著書の寄贈受け文庫も特設
狛江市在住の直木賞作家・宮尾登美子さんが10月1日、狛江市立中央図書館で1日図書館長に就任、本の貸し出し業務を行った。
写真=ファンに本を手渡す宮尾さん(右端)
市制40周年記念の図書館事業第1弾「宮尾登美子文庫」の一環として行われたもので、同図書館で有名人が館長を務めるのは初めて。
午前10時30分に同館に着いた宮尾さんは、カウンターに座って同館女性職員からバーコードの操作法などを習うと、宮尾さん目当てに来館した利用者から差し出される自作著書を受け取って端末機を操作。一人ひとりに笑顔で話しかけながら本を手渡し、約15分カウンター業務を行った。宮尾さんは「(図書館の)機械は係の人が教えてくれたので、すぐ慣れました。普段は家にこもって仕事をしているので、大好きな狛江の人とふれ合え、親近感が増しました」と話していた。
この日は、抽選で10人にサイン入り著作本のプレゼントが行われるとあって、市外からも大勢の宮尾ファンが8時過ぎから並び、9時から87人が整理券を受け取った。当選した10人のうち、市内在住の大越みきさん(74)は、「故郷が宮尾さんの著書『蔵』に描かれた近くだったため、親しみを感じてファンになりました。普段はとてもクジ運が悪いけど、思いがけず当たり、(『蔵』の舞台になった)越後の話をして目の前で自分の名前入り本をいただき、とても感激しました」と喜んでいた。
宮尾さんは約30年前から狛江市に住んでおり、同館では開館20周年を迎えた1997年に宮尾さんを招いて講演会を催したとき、宮尾さんから多くの著作の寄贈を受けた。ことしは40周年記念として新たに127冊の寄贈を受けた。こうしたことから、9月25日から10月31日まで同館の入り口近くに特設の蔵書コーナー「宮尾登美子文庫」(写真左)を設置している。
宮尾文庫についての問い合わせは電話03(3488)4414 狛江市立中央図書館。
2010-10-02 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース, 書籍 | Permalink | コメント (0)