2010年1 月29日 (金曜日)
川崎市多摩区の西三田団地で市民団体が映画と茶話会:団体内のきずなづくりめざす
川崎市多摩区西三田団地住民有志によって昨年夏に発足した「ご近所ネット“絆”(きずな)」が、1月17日・18日の両日、同団地内の集会所で初のイベントとして映画会とお茶会を催した。
写真=会の趣旨を話す「ご近所ネット”絆”のメンバー、映画上映会、お茶会(1月17日、撮影 : 高山和美)
分譲から40年を経過した同団地(1108戸)は転出入者が多い。それに加え住民の多数が都内で勤務しているため、地域の人間関係が希薄になりやすい。
そうした状況を改善しようと団地在住の女性10人が集まり、団地内での地域住民の交流・ネットワークづくりを目的に同会を発足させた。
この日のプログラムは、宮沢りえ主演の映画「父と暮らせば」の鑑賞と地域住民の交流を目的にした茶話会。両日とも事前に各戸に配られたチラシを見た25~30人の地域住民が参加した。
映画はヒロシマで被爆し、生き残ったことに罪の意識を感じながら暮らす若い女性の姿を描いた作品。上映後に会代表の加藤都世子さんが「私も戦争を体験しました。戦争はいや、平和で人々が幸せに暮らせる世の中をつくっていきたい。今後『ご近所ネット“絆”』で地域住民の出会いの場を作り、助け合いのできる地域にしていきたい。」と挨拶し、集まった多くの住民もうなずいていた。
お茶会は小グループに分かれ、菓子を食べながらなごやかな雰囲気で始まった。参加者から「趣旨に賛同して参加した。地域にこういう会がほしかった。高齢者の助け合いの組織に発展してほしい」という声が多数あがった。
同会では今後、月に1回程度「だれもが参加しやすいイベント+お茶会」を企画しており、2回目のイベントとして2月24日午後1時から、西三田団集会所で「皮膚を引っ張って美容と健康! 体験講習会」+お茶会を予定している。
(市民記者 高山和美)
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2009年8 月 4日 (火曜日)
川崎市アートセンターで平和のためのロードショー : 4作品を上映
小田急線新百合ヶ丘北口の川崎市アートセンターアルテリオ・シネマが、戦争の記憶を次世代に伝え考えようとことしも「平和のためのロードショー」を7月から8月にかけて実施、原爆症のドキュメンタリー映画など4作品を上映中だ。
写真=(c)2009.『妻の貌』上映委員会(川崎市アートセンター提供)
今回は、広島の映像作家川本昭人さんが監督・撮影・編集をした1時間54分のドキュメンタリー映画「妻の貌(かお)」で、山形国際ドキュメント映画祭2001招待作品で、神奈川映像コンクールグランプリを受賞作品。川本さんは家族を題材に50年以上カメラを回し続けておりこの作品は、その集大成とも言える内容で、原爆症で死を宣告された妻が、寝たきりになった義母の介護や、孫との触れあいなど日常生活を淡々と描き続けている。川本さんと進行のある新藤兼人監督や作家の澤地久江さんからも善サンされた作品だ。
アルテリア・シネマでは、上映期間に恵まれない作品にスポットを当てようと、映画評論家で日本映画学校校長の佐藤忠男さんが呼びかけ人となって準備を進め、この夏全国に上映を広げる「『妻の貌』上映委員会」を組織、同会が配給下となり、同シネマをはじめ、全国上映を広げている。
同シネマでの上映時間は、8月1〜7日は午後12時20分と午後5時10分、8月8〜14日は正午と午後5時30分、15〜21日は正午と午後7時30分のいずれも2回上映。入場は、一般1700円、大学・専門生1400円、シニア・障がい者・付添・会員1000円、高校生以下800円。8日〜14日には、正午からの上映後に「妻の貌」に至る川本監督の短編映画の特別上映も行われる。
また、戦争の記憶を語り継ぐために昨年に続きことしも柴田昌平監督の「ひめゆり」(2時間10分)を8月7日まで午後7時40分から上映する。この映画は、第二次世界大戦の末期、沖縄に動員された「ひめゆり学徒隊」で生き残ったなかの22人の証言を綴ったドキュメンタリー映画。柴田監督が13年の歳月をかけて沖縄戦当時の現場でカメラをまわし1人1人に話しを聴いて構成した秀作。2007年文化庁映画賞記録映像部門文化記録大賞、2007キネマ旬報ベストテン文化映画ベスト・テン第1位に選ばれた。入場は、一般1200円、大学・専門生・シニア・障がい者・付添・会員1000円、高校生以下700円。
終戦の日の8月15日から9月4日までは、日本映画学校卒業の松林要樹監督が撮影した未帰還兵の証言のドキュメンタリー「花と兵隊」(1時間46分)。タイ・ビルマ(現ミャンマー)国境付近で敗戦を迎え、日本に戻らず現地で家族を持ち暮らす80代後半から90代の元日本兵6人に3年の歳月をかけて話を聞いた作品で、制作中に2人が鬼籍となった。29日には松林監督トークがある。上映時間は、8月15〜21日が午後2時40分、22〜28日が午後8時、29日〜9月4日が午後2時50分。料金は一般1800円、大学・専門生1400円、シニア・障がい者・付添・会員1000円、高校生以下800円。15〜21日の午後5時10分からは、今村昌平監督の「未帰還兵を追って 第二部 タイ篇」も同時上映する。入場は500円。
また、8月8〜14日午前10時からは「映画に行こう!親子deシネマ」と銘打ち、親子で平和について考えてと名作アニメ「はだしのゲン」(真崎守監督、原作:中沢啓治、1時間25分)を上映する。入場は、一般800円、大学・専門生・シニア・障がい者・付添・会員700円、高校生以下500円。
問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター。
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2009年6 月17日 (水曜日)
川崎市アートセンターで音楽映画特集 : 麻生音楽祭にちなみ関連イベントとして企画
川崎市アートセンターのアルテリオ・シネマで5月30日から7月24日まで音楽を題材にした映画を上映する「ビバ♪音楽映画特集」を企画、音楽映画やオペラ舞台のスクリーン上映、サロンコンサートが開かれる。
写真(川崎市アートセンター提供)=マリア・カラスの真実
(c)SWAN Productions - ARTE France - ERT - NSNM/2007
特集は、麻生区が提唱する芸術のまちの浸透をはかろうと、同センターが昨年に続き麻生市民館で6月14日から7月26日まで行われる「麻生音楽祭」(記事はこちら>)にちなんで催す同音楽祭の関連イベント。
2回目のことしは、劇映画・ドキュメンタリー映画を6本上映するほか、6月20日から26日までイギリスのロイヤル・オペラ・ハウスで上演された歌劇「カルメン」(写真左、川崎市アートセンター提供、ロイヤル・オペラ・ハウス歌劇「カルメン」"Carmen" Photo by Catherine Ashmore(c)Royal Opera House 2007 Provided by Digiscreen)(出演 : ノラ・アンセレム、ヨーナス・カウフマン、アンナ・カテリーナ・アントナッチ、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団)の舞台映像を高画質デジタル映像で上映する。入場は、前売り(2000円、アートセンターに直接またはメールeizo@kawasaki-ac.jpで予約)一般2800円、大学・専門生・高校生2500円、シニア・障害者とその付添人・会員2000円、中学生以下1000円。
このほか、7月12日午後12時30分からアートセンター3階で、ソプラノ歌手中嶋美穂さん、チェリストの丸山朋文さんらを招き映画の主題歌などを演奏する「魅惑のシネマ・サロンコンサート」(入場無料)を催す。
映画音楽の上映映画と日程は
○『兼子』(2003年、日本、80分)=5月30日〜6月5日、87歳まで現役のアルト歌手として活躍した柳兼子の軌跡を証言などで綴ったドキュメンタリー映画
○『ラ・ボエーム』(2008年、ドイツ/オーストリア、114分)=6月6日〜19日、プッチーニ生誕150周年を記念して映画化されたボヘミアンたちの愛の物語
○『ハード・デイズ・ナイト(邦題・ビートルズがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!)』(1964年、イギリス、87分)=6月27日〜7月10日、人気絶頂時のビートルズの楽屋姿を描いたビートルズスクリーンデビュー作
○『マリア・カラスの真実』(2007年、フランス、98分)=6月13日〜7月3日(6月27日にトーク)、マリア・カラスの舞台映像と生の声などで足跡をたどるドキュメンタリー映画
○『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年、アメリカ、1174分)=7月11日〜24日、「ドレミの歌」で知られるミュージカル
○『白百合クラブ 東京へ行く』(2003年日本、90分)=7月11日〜24日、1946年に石垣島白保の若者で結成、今も演奏を続ける楽団「白百合クラブ」の姿を描いたドキュメンタリー映画
入場は、『マリア・カラスの真実』『ラ・ボエーム』が一般1500円、大学・
専門学校生1200円、シニア・障害者とその付添人1000円、高校生以下800円。その他の映画は一般800円、大学・専門生・シニア・障害者とその付添人700円、高校生以下500円。上映は、作品毎に入れ替え制で上映時間などの問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンターアルテリオ・シネマ、または同センターのHP(こちら>)
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2009年5 月29日 (金曜日)
しんゆり映画祭事務局がボランティア・スタッフを募集 : 中学生の映画作りをサポート
NPO法人KAWASAKIアーツ・KAWASAKIしんゆり映画祭事務局が、「ジュニア映画制作ワークショップ」のボランティア・スタッフを募集している。
ジュニア映画制作は、15年目を迎える同映画祭の目玉企画のひとつで2000年から実施している。ボランティアの内容は、映画制作中の中学生の安全管理、制作現場の備品の準備、ワークショップ参加者の出欠管理・事務連絡・ジュニア映画制作ワークショップのホームページ管理などの事務作業のほか中学生の相談役なども行う。
応募資格は、高校生を除く18歳以上の人若干人で、選考がある。活動期間は6月中旬から9月下旬まででの休日で、夏休み中は平日も活動する。
応募は、映画祭ホームページの専用応募フォームより申込みまたは氏名(ふりがな)、年齢、性別、職業、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、参加理由(形式・字数自由)で映画祭事務局へ封書で郵送のいずれかで、6月7日(消印有効)までに申し込む。
申し込み・問い合わせは〒215-0004 川崎市麻生区万福寺1-2-2 新百合21ビル地下2階 NPO法人KAWASAKIアーツ・KAWASAKIしんゆり映画祭事務局「ボランティア・スタッフ募集」係 担当:豊里洋、小堀陽太、電話044(953)7652、FAX044(953)7685、E-Mail= cinema-uma@siff.jp
ホームページはこちら>しんゆり映画祭ジュニアワークショップ
関連記事=川崎市麻生区で中学生の映画制作の説明会
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川崎市麻生区で中学生の映画制作の説明会: 川崎市・KAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会が参加者募集
川崎市とNPO法人KAWASAKIアーツ・KAWASAKIしんゆり映画祭事務局が、ことしも中学生を対象にしたジュニア映画制作ワークショップを開催、6月13日午後1時から小田急線新百合ヶ丘駅北口前の日本映画学校で説明会を開く。
ワークショップは、日本映画学校の講師や映画祭スタッフの指導で、中学生が企画から脚本作り、俳優、カメラマン、監督、録音、スクリプターなどに映画作りの一連の作業に挑戦して1本の映画を完成させる。2000年からはじまりことしで10回目となる。これまでに劇映画、ドキュメンタリーの18本を制作しており、映画界をはじめ全国の自治体、教育現場などからも注目を集め、その後各地で同様の企画を行うところも増えている。
今回は、あらかじめ定員を設けず説明会に参加して6月22日の応募締切までに応募した子どもたちの人数により、制作作品数を決めワークショップを行う。
説明会後の主なスケジュールは、6月中に課題の作文提出、オリエンテーション、7月は夏休み前の土曜日に脚本作り、夏休み後は映画作りに必要な技術の実技、撮影準備、撮影編集などを行い8月末に映画を完成させ試写を行う予定。完成した作品は9月の「KAWASAKIしんゆり映画祭」で上映する。
応募資格は、川崎市とその周辺に在住・在学している中学生。参加費は5000円(制作実費、撮影中の移動交通費は自己負担)。説明会で、ワークショップの詳しい内容やスケジュール、課題の作文などが提示される。説明会に本人が都合で出席できない場合は保護者の代理も認められるが、説明会に本人・代理出席がない場合は応募が認められない。
申し込み・問い合わせはNPO法人KAWASAKIアーツ・KAWASAKIしんゆり映画祭事務局(〒215-0004 川崎市麻生区万福寺1-2-2新百合21ビル、電話044-953-7652、FAX44-953-7685)または川崎市市民・こども局市民文化室(問い合わせのみ)=電話 044-200-2280。
ホームページ=しんゆり映画祭(http://www.siff.jp/jw2009/)
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2009年5 月 8日 (金曜日)
川崎市アートセンターで今村昌平監督について語る会 : ゆかりの深いゲスト6人が参加
川崎市麻生区の川崎市アートセンターが、5月9日午後3時から同センター内のアルテリオ・シネマでカンヌ映画祭で2度のグランプリを受賞した映画監督今村昌平さんとゆかりのあるゲストを招き、トークセッション「今村昌平を語る――監督として、教育者として」を催す。
この催しは、しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり2009)の一環としてアルテリオ・シネマで5月15日まで開催している特集上映「いまに生きる 今村昌平」のプログラムのひとつ。ゲストは、映画評論家でアルテリッカしんゆり実行委員長で映画評論家の佐藤忠男さん、今村プロダクション結成に参加した映画監督・プロデューサーの武重邦夫さん、脚本・演出家の藤田傳さん、映画監督・プロデューサーの佐々木史朗さん、長男で脚本家・映画監督の天願大介さん、映画監督の細野辰興さんの6人。いずれも今村さんと深い関わりを持つ人たちで、それぞれの体験を通して今村さんについて2時間にわたって語り合う。
参加は自由で入場無料。午後5時30分から懇親会も催される。懇親会は有料で参加費は1,000円。
「いまに生きる 今村昌平」のプログラムはこちら>
問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター。
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2009年4 月24日 (金曜日)
川崎市麻生区でアルテリッカ(しんゆり芸術祭) :ゴールデンウィークは芸術楽しもう
ゴールデン・ウィークは川崎市麻生区の新百合ヶ丘で芸術鑑賞をと、「しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)」が4月24日に開幕。5月10日まで小田急線新百合ヶ丘駅周辺の9つのホールで、さまざまなジャンルの音楽や古典芸能、人形劇から一人芝居までさまざまなステージが繰り広げられる。
「アルテリッカ」は、豊かな芸術を表す造語。新百合ヶ丘駅周辺には、昭和音楽大学、日本映画学校、アートセンターなどの芸術の拠点のほか、市民館、新百合21ビルなど大小あわせて9つのホールがある。アルテリッカしんゆりは、芸術のまちづくりを掲げる麻生区でこれらのホールを有機的に結び、文字通り「芸術のまち」であることを広くアピールしようと昭和音大、日本映画学校の関係者や同区内に住む芸術家らが企画した。
麻生区に住む劇作家ふじたあさやさんが総合プロデュース、芸術家や教育機関関係者、川崎市市民文化室職員、多摩区などの大学生らで実行委員会(佐藤忠男実行委員長)を作って運営にあたる。
期間中、各ホールで人形劇、落語、オペラなどトップアーティストが出演する子どもからおとなまで楽しめる20以上の舞台(各プログラムは公式HPで)が繰り広げられる。このほか、アートセンターにある「アルテリオ・シネマ」では、日本映画学校を設立した故・今村昌平監督の作品13本のほか、今村監督の系譜作品を上映する「いまに生きる今村昌平」(4月25日〜5月15日)、日本映画学校では5月3日〜6日まで同校大ホールで卒業生や卒業制作作品を上映する。しんゆり21ホールでは、漫画家の藤子・F・不二雄さんの原画展も催されている。
一部の作品はチケットが完売しているが、当日券もある。
問い合わせは電話044(952)5024川崎・しんゆり芸術祭実行委員会事務局。
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2009年2 月26日 (木曜日)
みやまえ映像コンクールが2月28日土橋小学校で:わが街テーマに中学生がビデオ制作、上映と審査
中学生が制作したビデオ作品を発表・審査する「第2回みやまえ映像コンクール」の上映会と表彰式が2月28日午後1時から土橋小学校多目的ホールで催される。昨年初めて開催され、大きな反響を呼んだもので、ことしも宮前区の街や人々の姿などをテーマに中学生たちがチャレンジした力作が注目を集めそうだ。
このコンクールは、宮前「くみん・シネマ」実行委員会(篠沢
惺子代表)主催、川崎市教育委員会共催、宮前区役所の協力で、宮前区地域課題の解決を図る事業提案制度の採択事業として催される。
中学生の目を通して宮前区の街の姿を映像作品にしてもらおうと「中学生 宮前を知る」をテーマに設定、生徒たちは夏や冬の休みなどを利用して制作に取り組んだ。上映されるビデオは自然、エコ、介護、学校行事、古典芸能、地域の祭典、農業など多彩な内容。会場では、作品を上映し、中学生が審査投票を行い、映画監督の千葉茂樹さんが講評する。
また、千葉監督のアニメ「こちらたまご 応答願います」も上映する。
問い合わせは電話044-856-3136宮前区役所企画課。
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2008年10 月 9日 (木曜日)
川崎市麻生区で12日からKAWASAKIしんゆり映画祭:新藤兼人の新作など41作品を上映
毎年秋に開催する市民手づくりの映画祭「KAWASAKIしんゆり映画祭」(NPO法人KAWASAKIアーツ主催)が、川崎市麻生区の川崎市アートセンターなどで10月12日から11月3日まで約3週間にわたり、41本の映画を上映、ゲストを招いてトークショーやミニコンサートなど関連イベントを催す。
写真=(右上)「石内尋常高等小学校 花は散れども」の教師役の柄本明さん〈(C) 2008「石内尋常高等小学校 花は散れども」製作委員会〉、(左中)オーストラリア映画特集の「Broken Sun」〈(C) 2008 JACKAFILMS〉
14回目のことしは、開館1周年を迎える川崎市アートセンターをメイン会場にするため、例年より会期が長く、ラインナップされた多くの作品を複数回上映するのが最大の特色だ。
今回は、現役最高齢の映画監督・新藤兼人監督(96)の作品を特集。映画祭のオープニングとしての12日午前10時30分からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘で新藤監督の最新作「石内尋常高等小学校 花は散れども」を上映、監督自身と主役の柄本明さんがゲストとしてトークショーに出演する。この作品は13日からは11月3日までアートセンターで毎日上映する。このほか1951年に初めて監督として制作した「愛妻物語」、1961年にモスクワ国際映画祭グランプリを受賞した「裸の島」、1995年にモスクワ映画際ロシア映画罷業課審査委員賞を受賞した「午後の遺言状」と監督自選作品として1964年の「鬼婆」をそれぞれ3回ずつ上映する。
もうひとつの特集は、ことし映画祭代表に就任した日本映画学校副校長の千葉茂樹監督が注目するオーストラリア映画。ドラマ3本の上映、26日午後1時から「豪日学生映画フォーラム」を初めて日本で催し、両国の学生が作った8本の映画を上映。同日夕方からは教育現場での映画の取り組みに焦点を当てたシネリテラシーのシンポジウムを開く。関連イベントとして25・26日には、アートセンター前広場で青空市場&オーストラリア物産展を開く。
初日には、2008年ベルリン国際映画祭国際芸術映画評論連盟と最優秀アジア映画賞のダブル受賞した若松孝二監督「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」と在日中国人の李纓監督「靖国 YASUKUNI」を上映(写真右)、硬派の作品で日本がたどってきた時代を見つめる。
映画祭では、このほか「New Wave Japan」「映画から見えてくるアジア」「国境を越えて活躍する女性たち」などのテーマで日本やアジアの若手監督らの話題作や近作を取り上げたほか、川崎在住の監督作品も2本上映する。ひとつは、交通事故で息子を亡くした母親が刑法改正に向かう実話を基に製作した塩谷俊監督「0(ゼロ)からの風」、もう一本は、宮前区土橋で見かけた護符を元にオオカミ信仰の盛んな秩父へと旅する由井英監督のドキュメンタリー「オオカミの護符」。
また、エンターティメントとしての映画を楽しんでもらおうと、期間中、特別企画として弁士付きの無声映画の上映会や「ハロウィン・ナイト」と銘打ちオールナイト上映も行われる。
例年行っているバリアフリー対応は、「石内尋常高等小学校」を10月30日・11月1・3日に副音声・日本語字幕付きで上映、イヤホーンガイドが必要な人は10月20日までに同祭事務局まで申し込む。
映画とともにしんゆりの街で楽しんでと、ことしも会場周辺の20店舗が「映画祭フェア」に参加、機関中クーポン持参の客に飲み物サービスや商品の割り引きを行う。
映画祭の前売りチケットは、10月11日までアートセンターで扱っている。
映画の上映日程など詳細と問い合わせは電話044(953)7652映画祭事務局、またはホームページ(こちら>)。
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2008年9 月12日 (金曜日)
川崎市アートセンターで乳ガンや出産を扱う映画を上映:コミュニティ・シネマ第1弾「おんな・からだ・いのち」
川崎市麻生区万福寺の川崎市アートセンターのアルテリオ・シネマで、9月6日から「おんな・からだ・いのち」と題して、21歳で乳ガンとなった女性の手記を元にした劇映画と世界10カ国の出産ドキュメンタリー映画を上映。乳ガンの自己触診の講習会も催し注目を集めている。
写真=(c)2007「Mayu−ココロの星−」製作委員会
この映画は、神奈川、東京、千葉県の乳ガン患者会と啓発活動を行っている「0ver the ピンクリボン」との共同企画で、検診受給率を高める事を目的に3都県でリレー上映会を行う最初の上映会。
開館からまもなく1年を迎える同館では、オープン以来すべて自主企画で上映を行ってきた。今後は開かれた映画館として地域でさまざまな活動を行っている団体と共催する「コミュニティ上映」を積極的に行っていく方針で、今回はその第1回目と位置づけている。
上映作品は、乳ガンの宣告をうけた若い女性が病に立ち向かいひたむきに生きる姿を描いた松浦雅子監督「Mayu—ココロの星」(2007年、日本、123分)と医療機関に頼らない自然分娩、水中出産、貧困の中で命がけの出産などを取りあげたジル・ド・メストル監督「プルミエール 私たちの出産〈PG—12〉」(2007年、フランス、98分)の2本。13・17・18・19日はロビーで上映時間後に乳ガンの自己検診のしこり体験コーナーも設けられる。
上映時間と料金は、「Mayu—ココロの星」は、13日〜19日は午後2時20分で、一般1000円、大学・専門生・シニア・障害者・シネマ会員800円、高校生以下500円。「プルミエール 私たちの出産」は、13日〜19日が午前10時、入場は一般1300円、大学・専門生・シニア・障害者・シネマ会員1000円、高校生以下800円。両映画とも当日料金で、16日は休映。
問い合わせは電話044(955)0107川崎市アートセンター アルテリオ・シネマ。
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