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2018年2 月23日 (金曜日)

AFCチャンピオンズリーグ : 川崎フロンターレは黒星スタート、上海上港に0対1

180213frontale003サッカーのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグが2月13日に開幕した。グループF組の川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で中国の上海上港と対戦した。
川崎Fは23分に先制を許した。上海上港の得点源、FWフッキ(#10)を抑えたものの、失点を取り返せず0対1で敗戦、ホーム初戦を白星で飾れなかった。

写真(撮影 : いずれも桑山輝明)=上海上港のFWフッキ(#10)と競り合う川崎FのDF登里享平(#2)

180213frontale001川崎FがACLを戦うのは2年連続で6回目。
昨年リーグ優勝した川崎Fは富士ゼロックス・スーパーカップに続きこの試合が公式戦2戦目で、今季初のホームゲーム。寒さが厳しい平日夜間にもかかわらず、競技場には公式戦を待ちわびた多くのサポーターが集まり、昨年のACL初戦より1,000人以上多い12,193人が観戦した。
川崎Fは3日前のゼロックス杯で負けており、連敗は避けたいところ。試合は、ゼロックス杯で後半から出場のMF大島僚太(#10)、FW大久保嘉人(#4)に加え、ベンチ組だったDF登里享平(#2)とメンバー外だったDFエウシーニョ(#18)の4人が先発に加わった。DF車屋紳太郎(#7)は、昨年の準々決勝戦の浦和レッズ戦で受けたレッドカードがこの試合に適応され、出場停止だった。
一方の上海上港は3年連続ACLに出場、昨年は準決勝で浦和レッズに敗れベスト4で終わり、MFオスカル(#8)、FWエウケソン(#9)、フッキのブラジルトリオに加えウズベキスタン代表のMFオディル アフメドフ(#25)を先発に起用し、昨年の雪辱を目指した。
試合は、川崎Fがボールを支配するものの、ペナルティーエリア付近で相手守備陣を崩せず攻めあぐねていた。すると23分に自陣ペナルティーエリア付近でクリアミスしたボールをエウケソンに押し込まれ先制ゴールを許した(写真左)。川崎Fは反撃するが相手の素早い守備と好守に阻まれ1点先攻されたまま前半を終えた。
後半、川崎Fはボールをつないで押し込みチャンスをつくるもののラストの精度がいまひとつでゴールを割れない状態が続き、71分にMF中村憲剛(#14)を下げMF阿部浩之(#8)を投入、その後もMF長谷川竜哉(#16)、MF守田英正を投入して攻撃の活性化をはかったが、相手の固い守備を崩せなかった。この間、上海にフリーキックを与えフッキの強烈なキックを2本あびたが、川崎FのGKチョン ソンリョンの好守で追加点を防いだものの、ホームで痛い敗戦となった。
次のホームゲームは3月2日のリーグ戦第2節で、1年でJ1に復帰した湘南ベルマーレと19時から対戦する。

2018-02-23 in b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2018年2 月12日 (月曜日)

ゼロックス杯:大久保復帰後初ゴール実らず、川崎フロンターレ苦杯

180210frontale-1Jリーグの開幕を前に、富士ゼロックス・スーパーカップが2月10日埼玉県さいたま市の埼玉スタジアムで開かれ、2017年のJリーグ王者の川崎フロンターレと天皇杯全日本選手権優勝のセレッソ大阪が対戦した。26分に先制したC大阪が点の取り合いとなった後半も落ち着いてゲームをコントロール、3対2で川崎Fを下して初優勝した。

写真=チームに復帰したFW大久保嘉人がアディショナルタイムに初ゴール

  180210frontale-2両チームともこの大会は初出場。競技場には両チームのサポーターのほかサッカーシーズンを待ちわびたファンが押しかけ、41,803人が観戦した。昨季のルヴァンカップ決勝と同じ組み合わせとなり、優勝を逃した川崎Fのサポーターにとってはリベンジのチャンスと地理的にも行きやすい場所のため、客席を多く占めていた。
180210frontale-3川崎Fのスタメンは昨年のほぼ同じメンバーでケガ明けのMF大島僚太(#10)と1年でFC東京から戻ったFW大久保嘉人(#4)がベンチスタート、一方のC大阪はルヴァン杯で得点したMFソウザ(#11)は欠場したがほぼ昨年と同じメンバーだ。この試合は交代枠が5人あり、3日後に迫ったAFCチャンピオンズリーグ(略称ACL)2018のメンバーの組み合わせを楽しめる機会でもあり楽しみのひとつ。
試合は、立ち上がりから攻守の切り替えが早いC大阪がペースを握り26分にFW杉本健勇(#9)からのパスを受けたMF山口蛍(#6)がゴールを決めて先制、その後もボールを保持した。なかなかチャンスが作れない川崎Fは30分過ぎから相手ゴール前に迫るがゴールを割れず、1点ビハインドで前半を終えた。
180210frontale-4川崎FはハーフタイムにMF中村憲剛(#14)とMF森谷賢太郎(#19)を下げ、大久保と大島を投入して攻撃の活性化をはかった。C大阪もFW柿谷曜一朗(#8)を下げ、今季入団のFWヤン ドンヒョン(#18)を投入した。
後半、C大阪が立ち上がり間もない48分に川崎FのミスからFW清武弘嗣(#10)が追加点を決めて2点差となった(写真右)。川崎Fは直後に反撃、相手ゴール近くでDF車屋紳太郎(#7)が倒されてPKを獲得、これをFW小林悠(#11)が決めて1点差に迫った(写真左下)。その後もC大阪に攻め込まれる場面が続きゴールネットを割られたがオフサイドの判定で助かった。しかし78分に新加入のFW髙木俊幸(#13)に3点目のゴールを許して再び2点差となった。
川崎Fは交代枠を使って攻撃の活性化を図るもののラストパスのタイミングが合わず、時間が過ぎていった。90+2分にゴール前に走り込んだ大久保が途中出場のMF長谷川竜也(#16)からのパスをゴールに押し込み1点差に迫り、フロンターレサポーターを喜ばせたが、試合終了。
試合後の会見で鬼木監督は「今季初の公式戦だったが、試合勘がC大阪のほうにあり、あらためて強いと感じた。簡単に失点しない取り組みと粘り強さが必要」と話した。
次の試合は、ACLのグループステージ第1戦で2月13日19時から、元フロンターレ所属でブラジル代表にも選ばれたFWフッキを擁する上海上港と対戦する。

2018-02-12 in スポーツ | Permalink | コメント (0)