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2018年2 月12日 (月曜日)

ゼロックス杯:大久保復帰後初ゴール実らず、川崎フロンターレ苦杯

180210frontale-1Jリーグの開幕を前に、富士ゼロックス・スーパーカップが2月10日埼玉県さいたま市の埼玉スタジアムで開かれ、2017年のJリーグ王者の川崎フロンターレと天皇杯全日本選手権優勝のセレッソ大阪が対戦した。26分に先制したC大阪が点の取り合いとなった後半も落ち着いてゲームをコントロール、3対2で川崎Fを下して初優勝した。

写真=チームに復帰したFW大久保嘉人がアディショナルタイムに初ゴール

  180210frontale-2両チームともこの大会は初出場。競技場には両チームのサポーターのほかサッカーシーズンを待ちわびたファンが押しかけ、41,803人が観戦した。昨季のルヴァンカップ決勝と同じ組み合わせとなり、優勝を逃した川崎Fのサポーターにとってはリベンジのチャンスと地理的にも行きやすい場所のため、客席を多く占めていた。
180210frontale-3川崎Fのスタメンは昨年のほぼ同じメンバーでケガ明けのMF大島僚太(#10)と1年でFC東京から戻ったFW大久保嘉人(#4)がベンチスタート、一方のC大阪はルヴァン杯で得点したMFソウザ(#11)は欠場したがほぼ昨年と同じメンバーだ。この試合は交代枠が5人あり、3日後に迫ったAFCチャンピオンズリーグ(略称ACL)2018のメンバーの組み合わせを楽しめる機会でもあり楽しみのひとつ。
試合は、立ち上がりから攻守の切り替えが早いC大阪がペースを握り26分にFW杉本健勇(#9)からのパスを受けたMF山口蛍(#6)がゴールを決めて先制、その後もボールを保持した。なかなかチャンスが作れない川崎Fは30分過ぎから相手ゴール前に迫るがゴールを割れず、1点ビハインドで前半を終えた。
180210frontale-4川崎FはハーフタイムにMF中村憲剛(#14)とMF森谷賢太郎(#19)を下げ、大久保と大島を投入して攻撃の活性化をはかった。C大阪もFW柿谷曜一朗(#8)を下げ、今季入団のFWヤン ドンヒョン(#18)を投入した。
後半、C大阪が立ち上がり間もない48分に川崎FのミスからFW清武弘嗣(#10)が追加点を決めて2点差となった(写真右)。川崎Fは直後に反撃、相手ゴール近くでDF車屋紳太郎(#7)が倒されてPKを獲得、これをFW小林悠(#11)が決めて1点差に迫った(写真左下)。その後もC大阪に攻め込まれる場面が続きゴールネットを割られたがオフサイドの判定で助かった。しかし78分に新加入のFW髙木俊幸(#13)に3点目のゴールを許して再び2点差となった。
川崎Fは交代枠を使って攻撃の活性化を図るもののラストパスのタイミングが合わず、時間が過ぎていった。90+2分にゴール前に走り込んだ大久保が途中出場のMF長谷川竜也(#16)からのパスをゴールに押し込み1点差に迫り、フロンターレサポーターを喜ばせたが、試合終了。
試合後の会見で鬼木監督は「今季初の公式戦だったが、試合勘がC大阪のほうにあり、あらためて強いと感じた。簡単に失点しない取り組みと粘り強さが必要」と話した。
次の試合は、ACLのグループステージ第1戦で2月13日19時から、元フロンターレ所属でブラジル代表にも選ばれたFWフッキを擁する上海上港と対戦する。

2018-02-12 in スポーツ | Permalink

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