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2017年2 月 7日 (火曜日)

川崎市が川崎フロンターレの中村憲剛選手にスポーツ特別賞を贈呈 : サポーター300人が参加しなごやかに祝う

170201kengo1川崎市は2月1日に高津区の高津市民館で、昨年JリーグのMVPに選ばれた川崎フロンターレの中村憲剛選手(36歳)に川崎市スポーツ特別賞の贈呈式を行い、福田紀彦川崎市長が賞状や特製のクリスタル製サッカーボールの記念品を手渡した。

 

170201kengo2中村選手が同賞を受賞するのは2回目。前回はワールドカップ南アフリカ大会の後の2010年に川崎市役所で行われたが、今回は多くの人に中村選手に祝福をしてもらうため公開形式で実施した。
式には、福田川崎市長、石田康博・川崎市議会議長、相原勝・川崎フロンターレ後援会常務理事ら関係者が参列。会場には、中村選手のレプリカユニフォームやフロンターレグッズを身につけたサポ−ターら約300人が詰めかけ、中村選手のチャント(応援歌)と拍手で迎えた。
同館ロビーに作られた壇上で福田市長が賞状などを手渡し「Jリーグのスター選手がたくさんいる中で、努力の人で川崎市の名実とも顔と言える中村憲剛さんがリーグの中で最も優秀な選手に選ばれたことは、川崎フロンターレのサポーターや川崎市民にとっても大きな喜びです。選手としてだけではなく人としても最も価値の高いの人で、ピッチ外でもさまざまな形で地域に貢献していただいています。また子どもたちの憧れ・夢であり、頑張れば憲剛選手みたいになれるんだとことをプレーやピッチの外でも表してくれる中村選手にことしも大きな期待をしたい。ぜひタイトルを中村選手の力で引っ張ってきていただきたい」と祝いの言葉を贈った。
中村選手は「このような式典を開いていただき、たくさんの人に来ていただいてうれしく思います。フロンターレで14年やってきて今までの人生の中で最高の賞が獲れました。これは自分一人の力ではなく、家族をはじめチームメイトやいままで出会った多くの皆さんのおかげです。特別賞は2回目ですが、この賞に恥じないようこれからも一生懸命頑張ります。MVPをとって何よりうれしいのは、自分以外の人がこれだけ喜んでくれることがとてもうれしく、本当にありがとうございます」と挨拶した。
その後、会場の幅広いファンの質問に答えるふれあいタイムが行われ、子どもから「好きな食べ物?」の問いに「奥さんの手料理です」と応え、会場を沸かせた。「昨シーズンで一番印象深い試合は」の質問には「チャンピオンシップのアントラーズ戦、天皇杯の決勝戦です。勝負強さについて自分たちが学ばなければいけないことがあることを突きつけられた。逆にああいう試合だったからこそ、今シーズンの課題がチーム全員で共有でき、それを無駄にしないよういい試合をしたい」と話した。試合中に意識していることについては「自分が楽しくやれることと外から見ているサポーターがそこに出すかとびっくりするようなプレーをピッチで表現できるよう心がけている」とプレースタイルについて言及、何歳までプレーするのかの問いには「自分の体に無理が利くまでやりたい。できればフロンターレで選手を終えたい」とこたえ、来場者を喜ばせた。最後に「個人のタイトルは獲ったので、チームのタイトルを獲って皆さんに恩返しをしたい」と意気込みを語り、サポーターが大きな拍手を贈った。
その後、地元の久本小学校サッカークラブに所属する長谷川豪輝君、五味拓也君、元村治代義君の3人からお祝いの花束を受け取った中村選手は、お返しにサイン入りのサッカーボールとバンダナを手渡すなどなごやかにサポーターと交流していた。
フロンターレ応援歴18年で11時にゲーフラを持ち14番のユニフォームを着て来場した中原区の川西佳子さんは「入団したときから応援しているが、どんどんうまくなり全体が見渡せる大切な選手になった。
いつもゴール裏で、中村選手がボールをどう動かすかを楽しみに見ています。MVPの受賞は自分のことのようにうれしかったので、きょうはお祝いの気持ちを伝えたくて参加しました。子どもの質問にも丁寧に答え、彼の人柄がよくでていてよかった」と笑顔で話した。

2017-02-07 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, スポーツ | Permalink

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