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2016年11 月25日 (金曜日)

Jリーグ・チャンピオンシップ準決勝で川崎フロンターレが鹿島アントラーズに敗戦

161123frontale 01J1チームの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)の準決勝が11月23日に川崎市中原区の等々力陸上競技場で開かれ、年間勝ち点72で2位の川崎フロンターレと、同59で3位の鹿島アントラーズが対戦した。
一発勝負の試合は、鹿島が50分にエースのFW金崎夢生(#33)の先制点を死守、1対0で勝利し11月29日と12月3日にホーム&アウェイで行われる決勝戦に進出する。
川崎Fはクラブ創設20周年の節目のことしはタイトル獲得を最大の目標にしていた。準決勝は引き分けでも決勝戦に進出できたが、多くのタイトルを保持する試合巧者の鹿島にゴールを阻まれ、ホーム等々力での今シーズンの試合は終了した。しかし天皇杯にまだ勝ち残っており、試合後はピッチを回る選手らに客席からあたたかな拍手が贈られた。

写真(山本真人)=試合終了、うなだれる中村憲剛(#14)

161123frontale 08今季のリーグ戦の成績は、川崎が1ndステージは2位、2ndは3位と年間を通して上位の成績を維持してきた。一方の鹿島は、1ndステージは川崎Fより勝ち点が1上で優勝し早々とCS出場を決めたものの、2ndステージは連敗などで勝利より敗戦が上回り11位と振るわなかったが、最終節で負けたヴィッセル神戸に天皇杯4回戦で勝利し一発勝負での強さを発揮、復調の兆しを見せている。
川崎Fは15得点のFW小林悠(#11)とMF大島僚太(#10)をけが欠き、MF中村憲剛(#14)がベンチスタートでFW大久保嘉人(#13)がキャプテンマークをつけた。鹿島もMF柴崎岳(#10)をけがで欠き、U23日本代表で活躍したDF植田直通(#23)がベンチスタートと、両チームともベストメンバーの布陣ではなかった。
161123frontale 03試合は、立ち上がりに両チームがチャンスを作るがフィニッシュが決まらず、次第に中盤での激しいボールの奪い合いとなり、守備陣が耐える時間が続いた。川崎Fは20分にロングボールから鹿島ゴールに迫ったFW長谷川竜也(#16)がペナルティエリア前で負傷退場するアクシデントに見舞われた。
21分に中村がピッチに入り、大久保が最前線に変わると直ぐにチャンスが訪れたが、大久保のミドルシュートは鹿島GK曽ヶ端準(#1)にはじかれた。その後は一進一退の攻防が続いたが、GKと守備陣がしのぎ前半を0対0で折り返した。
161123frontale 02後半、川崎Fの攻撃をかわした鹿島が相手陣内のスローインのチャンスから金崎がヘディングでゴールを決め先制した(写真左下)。均衡が破られた川崎Fは、猛反撃をしかけ59分にはペナルティエリアに入った中村のシュートはわずかに左に外れるなど惜しい場面が続いた。
川崎Fは67分にMF田坂祐介に替えDF登里享平(#2)、77分にはMF板倉滉(#28)からFW森本貴幸(#9)と早めに交替カードを切り、攻撃の圧力を高めた。しかし相手陣内に攻め込むものの鹿島の落ち着いた堅い守備を崩せず、ラストパスがつながらない状態が続いた。
161123frontale 04残り時間が15分を迎えると、鹿島はときおり川崎Fの攻撃をかわして追加点を狙う攻撃を仕掛けたが、川崎Fの守備陣がしのいだ。5分のアディショナルタイム表示に川崎Fサポーターは一段と声援を強めたが、その直後に鹿島のカウンター攻撃にGKチョン ソンリョン(#1)が前に飛び出して対応、そのこぼれ球を拾われて無人のゴールにミドルシュートを打たれたが、DF谷口彰悟(#5)がライン直前ではじき返し追加点を防ぎ、その後も金崎のシュートをソンリョンが好セーブでかわした。
川崎Fは終了間際にパワープレー攻撃でDFエウシーニョ(#18)が右サイドからゴール前にクロスを入れたが、谷口のヘディングはバーを超え、無得点のまま試合が終了した。
試合終了の笛に、今季限りでチームを去ることを決めた大久保はピッチに顔を埋めて座り込み涙を流し、キャプテンの中村は腰に手を当ててしばらく呆然としており、失ったものの大きさを観客に見せつけた。
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2016年11 月15日 (火曜日)

天皇杯4回戦・川崎フロンターレが浦和レッズに勝利 : 延長の末、PKで制す

161112frontale 06第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦8試合が11月9日と12日に各地で行われ、第2日程の川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で浦和レッズと対戦した。試合は、後半から激しい点の取り合いとなり川崎Fは120分間に3度先攻されたが、若手とベテランの踏ん張りで追いつきPK戦を4-1で制し、準々決勝にコマを進めた。
準々決勝は12月24日(時間、場所未定)で、川崎FはFC東京と対戦する。

写真(撮影 : 桑山輝明)=PK戦を制し、GKチョン・ソンリョンに駆け寄る川崎Fイレブン

161112frontale 01ともにチャンピオンシップ(CS)出場を決めており、川崎Fが11月23日のCS準決勝に勝利すればあと2回対戦する。CSの前哨戦とも言える好カードで、競技場には両チームから大勢のサポーターが集まり、4回戦観客最高となる20,009人が入場した。
川崎Fは、司令塔のMF中村憲剛(#14)、FW大久保嘉人(#13)と並びチーム内得点トップのFW小林悠(#11)、MF大島僚太(#10)をけがで欠くがGKチョン・ソンリョンが久々に復帰、若手のFW三好康司(#26)とFW長谷川竜也(#16)がトップ、キャプテンマークをつけた大久保がMF登録でトップ下に入りゲーム作りを果たした。一方の浦和レッズは、日本代表選出のGK西川周作(#1)とDF槙野智章(#20)を欠き、ともにベストメンバーでの布陣とはならなかった。

161112frontale 03試合は、立ち上がりから互いに攻守の切り替えが早い展開でチャンスを作るものの、両チームともミスが多くフィニッシュの精度も欠き、前半を0対0で折り返した。
浦和はハーフタームでMF高木俊幸(#13)に替えFW李忠成(#20)を投入、58分にMF柏木陽介(#10)からMF青木拓矢(#16)送り出し攻撃の活性化を図った。川崎Fも前半接触プレーで治療を受けたMFエウシーショ(#18)に替え浦和キラーのMF森谷賢太郎(#18)を送り出し、68分には長谷川からDF登里享平(#2)と早めに交替カードを切った。
161112frontale 02川崎Fの早いパスワークに手こずっていた浦和は、71分ようやくFW興梠慎三(#30)がGKをかわしてゴールを決め先制(写真左上)。負けられない川崎Fは、76分にMF車屋紳太郎(#20)に替えFW森本貴幸(#9)を送り出したが、しばらく浦和の攻撃に耐える時間が続いた。川崎Fは、カウンターから抜け出した大久保のミドルシュートが相手ハンドの判定となりPKを獲得、自身で決めて86分同点となり試合を振り出しに戻した。
直後の88分に李のヘディングシュートをGKがはじいたがそのボールが登里の足にあたりオウンゴール(写真左中)で再び浦和のリードとなった。粘る川崎Fは、5分と表示されたアディショナルタイムの直後の90+1分に登里がチャンスを作り森本がゴール(写真右上)して再び追いつき、その後も三好がミドルシュートを放ったが、相手GKのファインセーブで勝ち越せず延長戦に入った。
161112frontale 04延長前半、激しい攻防が続き97分にカウンターから浦和の青木に失点を許した。しかしこの頃から浦和の興梠とMF駒井善成(#18)が足を痛め、ピッチに座り込む姿がたびたび見られるようになった。
延長後半は、セーフティーリードとなる次の1点を狙う浦和と何としても追いつきたい川崎Fの激しい攻防が続き、117分にパワープレーからDFエドゥアルド(#23)がヘディングで同点弾(写真右下)を決めると、川崎Fサポーターの多くが立ち上がってタオルマフラーなどを振りまわし大きな声援を送った。その後、120分の笛が鳴るまで互いに攻め続けが、守備陣が耐え抜きPK戦に突入した。
161112frontale 05川崎先攻のPK戦は1人目の大久保が落ち着いて決めた。浦和1人目のMF阿部勇樹(#22)のPKはソンリョンが止めたが先に動いたとしてイエローカードが出て蹴り直しとなり成功。川崎F2人目の三好が決めたが、続く浦和FWズラタンのPKをソンリョンがセーブし(写真左下)、この試合初めて川崎Fのリードとなった。その後、浦和3人目の興梠はポストにあたり失敗、川崎Fは3人目、4人目も成功しPKを制して準々決勝の切符をもぎ取った。

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2016年11 月13日 (日曜日)

新百合ケ丘駅前彩るイルミネーション : 11月12日ににぎやかに点灯式

161112illumi003川崎市麻生区の小田急線新百合ヶ丘駅周辺で11月12日からイルミネーションイベント「kirara@(きららっと)アートしんゆり2016」が始まった。「しんゆり・芸術のまち」のPRなどが目的で、「希望と光〜10年目のシンフォニー」をテーマとしたこのイルミは来年2月14日までの期間中、毎日17時から24時まで点灯され、冬の街に彩りを添える。

写真=新百合ヶ丘駅南口のイルミネーション

161112illumi002のイルミは、2007年から新百合ヶ丘駅周辺景観形成協議会、麻生区商店街連合会、昭和音楽大学などの企業や団体でkirara@アートしんゆり実行委員会(白井勇実行委員長)を結成し、街のイメージ アップと街おこしのために行われており、ことしで10年目を迎える。
 
対象地域は、同駅南口のペデストリアンデッキ中央通路の周辺、北口のアートセンター、駅前ロータリーのけやきなどにLED電球約12万個を使った。 ペデストリアンデッキの中央部分に四角錐のメインツリー(写真左)。に加え、オリーブ並木にはベルをかたどった電飾を施してあり、新百合ヶ丘マプレ商店街などと光の回廊で結んだ。 
161112illumi001初日の12日には、16時30分から福田紀彦川崎市長らが参列して点灯式が行われ、イルミネーションが一斉に点灯されると、詰めかけた見物客から歓声が上がった。点灯式では、区内を拠点に活動する山猫団、ジュンマキ堂、藤原歌劇団Quattro Aria、プロレスリングHEAT-UP、川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」、禅寺丸柿キャラクター「かきまるくん」がにぎやかなパレード、歌、パフォーマンスを披露し、イベントを盛り上げた(写真右)
期間中は、12月24日にクリスマスイベント、1月28日にファイナルイベント(消灯式)の開催も予定している。

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2016年11 月11日 (金曜日)

11月13日に狛江市民まつり:狛江一小、市役所などで多彩なイベント

狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月15日9時から15時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドと各会場を結ぶ周辺通りで催され、子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。12日15時から前夜祭としてこまえ文化フェスティバル2016が小田急線狛江駅前のエコルマホールで、18時30分から狛江市郷土芸能祭ばやしが同駅前で催され、祭ムードを盛り上げる。

「ふれあう心で 豊かなまちを」をキャッチフレーズにして催されているこの祭は、市民祭、文化祭、農業祭、商工祭とスポーツ祭の5つが一体となったもので、ことしで40回を数える同市の秋の名物行事。 祭は、9時30分に小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードが市民グランドから出発するのを皮切りに、10時から本町通りで市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時25分に狛江駅北口から民謡流し踊りがスタート、「ふるさと広場」の一小までにぎやかに練り歩く。
一小のふるさとステージは、9時25分の狛江市チャレンジ青年学級のガチャガチャバンドで開幕、10時からオープニングセレモニーに続いて郷土芸能のおはやし、山梨県小菅村・友好都市10周年記念ステージ、仮面ライダーエグゼイドのショー、ことし50周年を迎えたイズミスイングオーケストラの演奏、空手、フラダンス、邦楽演奏、15時10分から30000円相当の商品券、ペア宿泊券などが当たる大ゲーム大会が行われる。
校庭では苗木、球根のプレゼント、とん汁、宝船に使った野菜の「宝分け」、農産物品評会。狛江市と交流している新潟県長岡市川口地区・山梨県小菅村・福島県南会津町、災害時相互応援協定締結都市の静岡県三島市、宮城県石巻市の物産展などが行われるほか、市内の団体などが42にのぼる食べ物や手作り品などを販売する出店などが並ぶ。
同小体育館では狛江青年会議所が「ラグビー元日本代表キャプテン廣瀬俊朗さんにおやこでまなぼう」が催される。
市民グランドの「スポーツ広場」では、FC東京のキックターゲット、スラックライン、狛江市体育協会スポーツ祭としてグラウンドゴルフ、サッカー、スピードガンコンテスト、ダーツ、ターゲットバードゴルフと幼児に人気のふあふあドームが行われる。
本町通りは10時30分から15時まで歩行者天国になり、はしご乗り、踊り、ストリートライブなどが行われ、音楽や踊りが披露される。また、消防車両の展示・体験乗車などの消防ふれあい広場やこまバスの車両展示もある。
一小通りと本町通りとの交差点付近にある「遊びの広場」ではモンキーブリッジ、滑車すべり、丸太切りなどが催される。

市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージで小足立、多摩川、岩戸のはやし保存会によるおはやし、ゴスペル、チアリーディング、エイサーなどが上演されるほか、狛江ヌードル逸品コンテストの表彰式、狛江市商工会のビンゴ大会が催される。
また、商工祭として市内42店舗が商品の展示販売、木工体験などを行う。26の団体・個人による出店やバザーがある。
市民センターでは12日と13日に56回目の文化祭が催され、市内の文化団体による華道、陶芸、写真、彫刻、手工芸、書道、絵画などの作品展示に加え、茶席、小中学生が描いたむし歯予防ポスター、3保育園の園児の作品の展示もある。
狛江駅前では11時から市民まつり駅前ライブが行われ、6団体がエレクトーン、和太鼓、ギターの弾き語りなどを演奏する。
スタンプラリーは、緑の三角広場、市役所のおたのしみ広場の本部、ふるさと広場のオリンピックブース、市民センターの文化祭受付、スポーツ広場の5カ所にあるスタンプを押すもので、集めたスタンプに応じてポップコーン、キャラクターシール、大ゲーム大会の抽選券をプレゼントする。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。
前夜祭として12日15時からエコルマホールで「こまえ文化フェスティバル2016〜10周年記念コンサート・狛江に輝くスターたち」が催され、第一線で活躍する若手音楽家など狛江にゆかりの音楽家が演奏を披露する。フェスティバルの入場は一般1,000円、小・中学生は無料。 問い合わせは電話03(3430)4106一般財団法人狛江市文化振興財団。
また、18時30分から狛江駅北口交通広場で狛江郷土芸能祭ばやしも約1時間催され、祭ムードを盛り上げる。

2016-11-11 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0)

川崎市麻生区で11月13日に川崎フロンターレの若手5選手が出演するあさお青玄まつり : 練習グラウンドと寮が会場

川崎市麻生区片平の川崎フロンターレの練習場「麻生グラウンド」と選手寮「青玄寮」を会場にした「第7回あさお青玄まつり」(川崎フロンターレ麻生アシストクラブ主催、麻生区役所・川崎フロンターレ共催)が11月13日11時30分から15時30分(小雨決行)まで開かれる。

まつりは、2010年秋に麻生グラウンド近くに完成した寮をきっかけに、麻生区民となったフロンターレの若い選手とふれ合うことで多くの区民に川崎フロンターレを応援してもらおうと、同年9月に「寮祭」として初めて開催。翌年から名称を「あさお青玄まつり」と改めて区内のさまざまな団体も参加する「区のまつり」のひとつとして行われている。
ことしは、同寮に住む谷口彰悟、三好康児、長谷川竜也、板倉滉、中野嘉大の5選手(予定)が参加、サッカー教室とクラブハウス・寮の見学ツアー(事前申し込み制、締め切り終了)に出てファンのホスト役を務める。
会場では、特設ステージで地元の夏蒐太鼓、千代ヶ丘小学校のよさこいソーラン、桐光学園ダンス部パフォーマンスのほか、選手に私物グッズの争奪ジャンケン大会が行われるほか、サイン会も実施する。飲食コーナーでは焼きそば、焼き鳥など定番メニューのほか新百合ヶ丘の有名店や等々力競技場の人気キッチンカーが出店する。また、フロンターレグッズの販売も行われる。
参加は、だれでも可能で無料。
会場は駐車場はなく、麻生グラウンドに駐輪場(自動二輪は駐車可)が設けられるため、車での来場は不可となる。
問い合わせは電話0570-000-565(月〜金曜日10時〜18時)川崎フロンターレまたは044-951-1234(麻生スポーツセンター内)川崎フロンターレ麻生アシストクラブ事務局
HPはこちら>


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2016年11 月10日 (木曜日)

狛江消防少年団が夜回り:夜の街で「火の用心」呼びかけ

161109patrol002秋の火災予防運動が始まった11月9日夕、狛江消防少年団の団員や父母、狛江消防署員など約50人が小田急線狛江駅周辺などを午後5時30分頃から約1時間にわたって夜間パトロール、拍子木に合わせて「マッチ一本火事の元」などと叫びながら、道行く人たちに「火の用心」を呼びかけた。

写真=火の用心を呼びかける子どもたち

このパトロールは同少年団が毎年、火災予防運動の一環として行っている。
団員たち約30人は狛江消防署に集合、午後5時20分頃に同署を出発、狛江市役所前を経て狛江駅北口と南口などを回るコースと、松原通りから西野川,東野川を回るコースに分かれて約1時間にわたって夕方の街を歩き、防火を呼びかけた。この日は都心で木枯らし1号が吹くなど12月上旬並みの寒さで、通行人のなかには「ご苦労さま」と声をかける人もあった。

 

2016-11-10 in 04)教育・子ども , 12)防災・安全, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)

川崎市文化賞などに川崎フロンターレなど5氏2団体 : 「魅力あふれる川崎つくりたい」と笑顔の受賞者

161109bunkasyo 03川崎市の文化の向上・発展に尽力した個人や団体に送られる第45回文化賞・社会功労賞などに5氏2団体が選ばれ、11月9日に中原区の川崎市国際交流センターホールで催された贈呈式で福田紀彦川崎市長が受賞者に賞状と記念品などを手渡した。

写真=受賞者(左から)やまだ豊さん、中村憲剛さん、藁科義弘さん、鈴木穆さん、福田紀彦川崎市長、河原郁夫さん、深見政則さん、小泉一郎さん、渡邊嘉久さん

 

 

161109bunkasyo 01この賞は川崎市が政令指定都市になった1972年に創設され、川崎市の文化、芸術、市民福祉とスポーツなどの向上・発展に尽力した個人と団体を表彰している。
ことしの文化賞にはプラネタリウム解説者の河原郁夫さん、高津区文化協会会長の鈴木穆さん、アマチュア落語家の深見政則さん、影向寺(ようごうじ)重要文化財・史跡保存会(小泉一郎代表)、社会功労賞には医療法人社団和光会総合川崎臨港病院院長の渡邊嘉久さん、スポーツ賞にサッカーJリーグの川崎フロンターレ、アゼリア輝(かがやき)賞に音楽家のやまだ豊さんが選ばれた。
161109bunkasyo 02贈呈式には福田市長、徳田賢二川崎市文化賞等選考委員長をはじめ受賞者の家族や関係者など約150人が参列、受賞者ひとりひとりに福田市長が賞状、記念のクリスタル盾などを手渡した(写真左上)。受賞した団体からは川崎フロンターレの藁科義弘社長とキャプテンの中村憲剛選手、影向寺重要文化財・史跡保存会代表の小泉一郎さんが出席、笑顔で賞状などを受け取った。
福田市長が「受賞おめでとうございます。それぞれの分野で活躍され、改めて継続は力でその力が川崎市を豊かにしていると思います。受賞を契機にさらなる活躍で川崎を盛り上げていただきたい」と祝いの言葉を贈った。これに対し、受賞者を代表して河原さんが「栄えある賞に選んでいただき受賞者一同感謝しています。これからもそれぞれの道で努力を重ね、魅力あふれる川崎をつくり上げていきます」と挨拶した(写真右上)
161109bunkasyo 05式典後に川崎フロンターレの中村選手は記念盾を持ち福田市長と歓談。市長が「中村選手が出席してくれることを移動中の車で聞き、とてもうれしかった。チャンピオンシップは市民みんなで応援します」と話しかけると「試合の結果だけでなく、クラブで取り組んできた地域貢献が認められたと思います。選手みんなで活動を続けてきて良かった。この受賞を励みにチャンピオンシップに臨み、良い結果を出したい」と笑顔で応じていた(写真左下)

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受賞者と家族や関係者

受賞者のプロフィールは次の通り(敬称略)
●文化賞
☆河原郁夫(かわはら・いくお、85歳)=文化活動、横浜市
1956年に五島プラネタリウム解説員としてデビュー以来、神奈川県や川崎市などで60年に渡りプラネタリウムの企画・制作・投影・解説・後進の指導などに努める。現在も月に1度かわさき宙と緑の科学館のプラネタリウムで人気番組「星空ゆうゆう散歩」を担当、最新鋭のメガスタースリーフュージョンを駆使してプラネタリウム弁士として活躍、ゆったりやさしい語り口で訪れた天文ファンを星空の世界へ誘っている。

☆鈴木穆(すずき・あつし、79歳)=文化活動、川崎市高津区
地域社会へ奉仕する「高津青年会議」設立に参画し、高津区民祭などさまざまな文化イベントを主催。現在はNPO法人高津区文化協会会長として文化の向上と発展に尽力。地域誌に18年にわたり毎週「高津物語」を連載、川崎市各区の歴史や文化、習俗について1,000回に迫る執筆を続けている。このほか講演、執筆活動を通じて「歴史と文化の香るまち高津」を紹介し、地域への理解や愛着を深める活動を続けている。

☆深見政則(ふかみ・まさのり、73歳)=文化活動、川崎市幸区
アマチュア落語家「清流亭いしあたま」として22年にわたりアマとプロが出演する「さいわい寄席」を主宰、入場者数日本一を誇る名物寄席に発展させた。川崎市の歴史などを題材にした創作落語を手がけ市の歴史や文化を伝えている。長年にわたり青少年指導や子ども会育成会長をとつとめ、小学校で落語教室や本業の珠算を通じて算数科でそろばん授業を務めるなど子どもの健全育成にも貢献している。

☆影向寺重要文化財・史跡保存会(活動年数65年)=文化活動、川崎市宮前区
1951年の結成以来、文化講座の開催や薬師三尊国宝復活運動など1300年の歴史を誇る影向寺の重要文化財や史跡などの維持保存、境内に美化などを行っている。また近隣の小中学校の郷土学習やウォーキングイベントに協力、区民祭への出展など文化財を活用した学習や魅力発信、文化活動に取り組む。こうした活動の成果は、2015年に川崎市内初の国史跡指定となった橘樹官衙遺跡郡「影向寺遺跡」の指定に大きく貢献した。

●社会功労賞
☆渡邊嘉久(わたなべ・よしひさ、73歳)=保健衛生、東京都大田区
1987年に医療法人社団和光会総合川崎臨港病院院長に就任、患者の人格を尊重した医療を提供。川崎市病院協会会長として休日急患の受け入れの当番制など救急対応のシステム構築に尽力し、市の救急医療改善に尽力した。和光会理事長として地域包括ケアシステムのモデルとなる事業の展開、新しい医療・福祉を牽引する。川崎市民交響楽団長を務め、趣味のチェロや料理を生かしたボランティア活動でも地域に貢献する。

●スポーツ賞
☆川崎フロンターレ(活動年数19年)=スポーツ振興、川崎市高津区
1996年に地域密着のサッカークラブとして設立、ことし20周年を迎える。スポーツの普及活動やプロサッカー事業により、健康都市作りや川崎市のイメージアップなど地域社会への貢献を目指す。クラブ創設から積極的に行政や地域のまつりなどに選手、チームマスコットのふろん太君が参加し市民の地元への愛着や魅力を発信し続ける。Jリーグが実施する観戦者調査の「地域に大きな貢献をしている」部門で6年連続1位の評価を受けており、スポーツを通じて川崎の街を元気にする活動をさらに発展させる。

●アゼリア輝賞
☆やまだ豊(やまだ・ゆたか、27歳)=芸術、東京都世田谷区
2007年に高津区の洗足学園音楽大学音響デザインコースに入学、自身の楽曲を演奏するため在学中に首都圏の音楽大学から有志を募り100人規模のオーケストラを結成し後輩たちの伝説となった。2009年に第40回YAMANO Big Band JAZZ Contest ベストランクアップ賞などを受賞。卒業間際の2011年にテレビドラマ「マルモのおきて」で劇伴作曲家としてデビュー、「天皇の料理番」など数多くの話題作の音楽を担当。2016年秋公開予定の「デスノート Light up NEW world」音楽担当などさまざまな音楽を手がけ、今後の活躍が期待される。


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2016年11 月 8日 (火曜日)

J1最終節で川崎フロンターレがガンバ大阪に2対3 : 前半のリード守れず2ndステージ3位に後退

161103frontale 08明治安田生命J1セカンド(2nd)ステージ17節の9試合が11月3日に一斉に行われた。
年間1位の可能性が残る川崎フロンターレは川崎市中原区の等々力陸上競技場でガンバ大阪と対戦、前半若手FWの活躍で2得点したものの後半リードを守り切れず、2対3の逆転と敗戦し、2ndステージ3位に後退してシーズンを終了した。

写真(撮影 :桑山輝明、安永能美)=試合後、シーズン終了セレモニーで笑顔で挨拶する川崎Fの風間八宏監督

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先制に喜ぶ川崎Fイレブン

チャンピオンシップ出場を決めた川崎Fは2ndステージ優勝はのがしたものの、年間1位の浦和レッズとの勝ち点差はわずか1で、最終節の結果によってはトップになる可能性を残している。一方のG大阪は、年間5位だが、1ndステージで川崎Fに敗戦しており、少しでも上の成績でシーズン終了するためにも負けられない。
最終節の好カードで両チームのサポーターが大勢駆けつけ、25,694人が観戦した。
川崎Fは、前節に続きMF大島僚太(#10)と前節負傷のFW小林悠(#11)は欠場、代わりに若手の長谷川竜太(#16)とU19日本代表で帰国間もない三好康児(#26)が大久保嘉人(#13)とともにFWとしてスタメン出場を果たした。
161103frontale 05試合は、川崎Fが
立ち上がりから攻勢に出て、6分に大久保のシュートのこぼれ球を長谷川がプロ初となるゴールで先制。その後、互いにチャンスを作りながらもGKにクリアされたが、下がってボールを受けるチャンスを作り出す大久保のパスにMFエウシーニョ(#18)が反応、18分に三好が追加点を決めた(写真右上)
2点ビハインドのG大阪は、24分にトップ下にいたMF遠藤保人(#7)がポジションを下げて
守備を修正、さらに45分にはDF岩下啓輔(#8)を下げ阿部浩之(#13)を投入して失点を防ぎ、前半を2対0で折り返した。
161103frontale 07後半、
攻守の修正ができたG大阪は攻撃のリズムを取り戻し川崎陣内で攻める時間が増え、前半1本だったシュートが打てるようになった。川崎Fはチャンスはつくるもののシュートがクロスバーをたたくなどフィニッシュが決まらない状態が続いた。すると65分にG大阪のDF藤春廣輝(#4)のゴールが決まり、直後の66分には、FW倉田秋(#11)のシュートのこぼれ球をMF井出口陽介(#21)に押し込まれ同点に追いつかれた。
161103frontale 01川崎Fは67分に長谷川からMF森谷賢太郎(#19)、71分にはDF田坂祐介(#6)に替えMF中野嘉大(#22)を投入したが、流れを変えることができず、76分にG大阪のFWアデミウソン(#9)にミドルシュートを決められ逆転した(写真右下)。その後は互いにチャンスを作るもしのぎ切り、チャンピオンシップに届かなかったG大阪が意地を見せ最終節を勝ち星で飾った。
161103frontale 09試合前には、福田紀彦市長が「2ndステージで優勝はできませんでしたが、天皇杯、チャンピオンシップが残されています。みんなで残りの試合を応援しましょう」と挨拶。
試合終了後にはシーズン終了のセレモニーが開かれ、藁科義弘社長が「1年間支えていただきシーズンを終わることができ心より感謝いたします。本日は残念な結果になりましたが、ことし1月に選手・スタッフ一同20年周年を迎えるので何ががなんでもタイトルを取ることを全員で誓いました。風間八宏監督は、ことし限りでチームを去ることになりましたが、まだ総仕上げの大きな仕事が残っています。皆さん引き続き応援をよろしくお願いします」と挨拶。
続いて風間監督が「いいときも悪いときも変わらず温かく応援してくださり本当にありがとうございました。私自身皆さんに本当に支えられ、このクラブに来られたことは幸せでした。ここにいる選手・スタッフと皆さんともう一度積み上げて締めくくりたいので、ぜひもう一度力を貸して下さい」と笑顔で語った。最後にキャプテンの中村選手が「1年間熱い応援ありがとうございます。ぜひみんなでチャンピオンシップを獲りましょう」と力強く語り、ピッチを半周してサポーターに挨拶した。

 

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2016年11 月 1日 (火曜日)

J2・FC町田ゼルビアがカマタマーレ讃岐に0対1で敗戦 : シュート18本空砲、数的優位生かせず

161030zelvia 04明治安田生命J2第38節の試合が10月29日と30日に行われ、第2日程のFC町田ゼルビアはホームの町田市野津田の町田市立陸上競技場でカマタマーレ讃岐と対戦した。
町田は讃岐の激しいボールチェックに手こずり、9分に2年前まで在籍したFW木島徹也(#13)に恩返しの失点を許し、57分に相手が退場して数的有利になったものの、讃岐の体を張った堅い守備を崩せず0対1で敗戦した。

写真(撮影 : 山本真人、安永能美)=試合終了、立ち上がれない町田の選手と喜ぶ讃岐の選手

161030zelvia 03リーグ戦は残り5試合。町田は一時の勝ちきれない状態から抜け、復調の兆しを見せており、7位をキープ、3連勝をめざす。一方の讃岐は、19位だが最下位との勝ち点差はわずか3と厳しい残留争いの渦中にあり、勝ち点を少しでも積み上げたいところ。
競技場では、3,580人が観戦した。
試合は立ち上がりから、讃岐が厳しいボールチェックで攻勢に出て9分に先制(写真左上)。町田はセカンドボールが拾えず攻めきれない時間が続くが、その後何度かチャンスをつくるものの讃岐の長身DFエブソン(#30)やGK淸水健太(#1)に阻まれ、前半を0対0で折り返した。
161030zelvia 02後半、町田は51分にFW仲川輝人(#25)がペナルティエリア内で倒されPKを得たがゴールポストの当たって同点のチャンスを逸した(写真右)。57分に讃岐のFW仲間隼人(#19)がこの日2枚目のカードで退場、町田は
相手にシュートを一本も打たせず、中盤の選手を3人交替して一方的に攻め続けた。
しかし町田は、降格圏争いから抜け出すためには負けられない讃岐の気迫がこもる体を張った堅い守備を崩せず(写真左下)完封負けを喫した。
161030zelvia 05試合後の会見で相馬監督は「何度もチャンスはあったのですが、点を取る、取らせないという最後の勝負の部分で、相手に上回られてしまったのかなと思います。結果だけでなく、内容の部分でも物足りなさが残りました。今日のことをしっかりと受け止めて、残り4つ、どの相手にも自分たちの力を出せるように準備をしていきたいと思います」と悔しさをkかみしめて話した。
次のホームゲームは、11月3日14時からプレイオフ出場権内の5位ファジアーノ岡山と対戦する。この試合は、町田が関東リーグ在籍時代から応援している俳優の谷原章介さんが応援のため来場、イベントに参加する。

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