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2013年11 月30日 (土曜日)

JFL最終節・町田ゼルビアが相模原SCに1対2で敗戦 : ホーム有終の美飾れず4位に後退

131124zelvia 01JFL最終戦・第34節が11月24日に一斉に行われた。FC町田ゼルビアは、ホーム町田市陸上競技場が芝の養生工事のため使えず、調布市の味の素スタジアム西競技場でSC相模原と対戦した。町田は1対2で破れて得失点差で相模原に3位を明け渡し4位に後退、ホーム最終戦を有終の美で飾れなかった。

写真=サポーターに挨拶する町田の選手ら

前節までの町田の成績は18勝7分8敗勝点61の3位で得失点差は8、一方の今季JFLに昇格した相模原は17勝7分9敗勝点58の4位で得失点差は15。堺川を挟んで隣り同士の「武相決戦」は最終節の結果次第で順位が変わる可能性もあり、互いに負けられない。競技場では両チームのサポーターが3421人が試合前から熱心な応援を繰り広げていた。
試合は、開始2分に相模原MF曽我部慶太(#8)が先制して相模原ペースの試合運びになったが、町田も落ち着きを取り戻してチャンスを作り出すものの前半を0対1で折り返した。

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86分、反撃ゴールを決め喜ぶ町田FW齋藤翔太(#26)=撮影 : 山本真人

町田はハーフタイムにFW木島徹也(#14)に替え、長身FWのテレを投入したが、厳しいチェックでハードワークする相模原の守備を崩せず、相模原の速攻から72分にMF菅野哲也(#7)に追加点を許した。2点を追う展開となった町田は、81分にMF阿部嵩(#28)に替えDF田中貴大(#17)を,、85分にはMF藤田泰成(#3)を下げて俊足FW齋藤翔太(#26)を投入した。
町田はこの交代が功を奏し86分に、齋藤が攻め上がり田中からのボールを豪快に右足で振り切り反撃のゴールを決めた。同点に追いつきたい町田だったが、その後は相模原がカウンターで町田ゴールを脅かしたため、守備に転ずる時間が増え同点弾を決めることができずタイムアウトとなった。敗戦した町田は、終了の笛ですぐに動けない選手もいたが、気を取り直してホーム最終戦のセレモニーに臨んだ。
ピッチ中央で行われたセレモニーでは、下川浩之社長が「1年でJ2昇格の目標が達成できず申し訳ありません。来季はJ3となりますが、JリーグからJ3を引っ張る存在となってほしいとの言葉をもらっているので、成績、運営、観客動員などすべてにわたって他のJ3チームの見本となるよう頑張ります」と挨拶。キャプテンの太田康介選手(#6)は「みなさんには悔しい思いをさせた1年でした。来年はJ3も立ち上がるので、J2に復帰するよう頑張りますので、これからも応援をよろしくお願いします」と呼びかけ、所属選手全員でピッチを回ってサポーターに挨拶した。

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川崎市中原区の新丸子商店街がTwitter・Facebookのアイコンのデザインを募集

川崎市中原区の丸子地区商店街連合会(通称・新丸子商店街、川連昌久会長)が、「ママとシニアに優しい商店街作り」をコンセプトにしたTwitter・Facebookのアイコンのデザインを12月5日まで公募している。

新丸子商店街は、東急東横線新丸子駅周辺のイダイモール、ウィズモール、東栄会、西口どおり新栄会の4つの商店会で構成、魅力ある商店づくりのため2009年から「まるこやさしズム21」と題して、子育て世代や高齢者が安心して買い物ができるさまざまなサービスを展開している。同商店街に所属する約300店舗のうち3分の1にあたる94店舗に、ベビーカーや車いすでOK、トイレが利用できる、老眼鏡の貸し出しなど各店ができるサービスをわかりやすいマークにして表示したハート形のステッカーを店の入り口に掲出するほか、ホームページでこうした協力店を紹介するなどの活動を行っている。
川崎市の商店街支援施策の審査委員を務め、以前から「まるこやさしズム21」に関心を持っていた専修大学商学部の渡辺達朗教授が、今春からゼミナールの一環として同商店街の活性化プロジェクトに参加することにした。ゼミに参加している約30人の学生は、商店主らと話し合い、SNSを利用した情報発信を提案。商店会に所属するパソコン教室の経営者が、関心のある商店主を対象に講習会を開き、公式TwitterとFacebookが夏にスタートした。
今回のTwitter・Facebookアイコンの公募はゼミの学生の提案をきっかけに行っているもので、公式Twitter・Facebookをもっと多くの人に利用してもらい愛着を持ってもらおうとアイコンのデザインを10月26日から募集、既に数十点の作品が寄せられている。

応募方法は、同商店街の公式Twitter(shinmaruko21)アカウントにアイコン画を送信する。このほかFacebookでダウンロードした応募用紙または同商店街のバーバー小野、永松堂、トウヨコランドリー、マンボウ・パソコンスクール 、ヘアスタジオシーズン、上山無線、喫茶まりも、Salt、SHIBACOFFEE、出村時計宝飾、コール新丸子店で配布している応募用紙に必要事項とアイコン画を書いて、上記の店に持参する。
作品は、未発表のもので、著作権侵害にならないもの。受賞作は、まるこやさしズム21推進委員会にすべての著作権を譲渡する。また採用された作品はデザインの一部を修正する場合がある。
同推進員会、有識者、専修大学渡辺ゼミナールが作品を選考、12月23日に催される「新丸子商店街歳末宝くじ」の結果発表会場で発表する。
詳細はまるこやさしズム21のHP(こちら>

 

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2013年11 月24日 (日曜日)

アメフトXリーグセカンドステージ第2試合・富士通フロンティアーズがノジマ相模原ライズに勝ち、ファイナルステージ進出

131117frontiers01社会人のアメリカンフットボールXリーグのセカンドステージの第2戦が行われ、富士通フロンティアーズは11月17日に横浜スタジアムでノジマ相模原ライズと対戦、第2クォーターにいったんライズに追いつかれたものの、その後は着実に加点、45対24で勝利を収め、ファイナルステージ進出を決めた。ファイナルステージは12月1日にキンチョウスタジアム(大阪)でパナソニックインパルスと対戦する。

写真=第2QにRB高野橋がライズディフェンスを振り切りタッチダウン

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RB青木がインターセプト(撮影:池田理)

初戦でアズワンに快勝した富士通は、WEST3ディセントラルビジョン2位のライズと対戦した。

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主将のDL平井基之(#13)がQBサック

第1クォーター(Q)にライズの攻撃をラインバッカー(LB)青木悠二(#5)のインターセプトなどで封じた富士通は、着実にライズのゴールに迫り、7分30秒にクォーターバック(QB)吉田元紀(#19)が自らゴールに走り込んでタッチダウン(TD)を決めて先制した。ライズもフィールドゴール(FG)で追いすがり、7対3で第1Qを終えた。

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QB吉田(#19)が先制のTD

第2Qに入ると、ゲームは緊迫した展開となった。富士通は5分11秒にランニングバック(RB)高野橋慶大(#20)がTDを決めてリードを広げたが、ライズはFGに続いて、富士通のファンブルで攻撃権を奪うとロングパスで一気に富士通ゴールに迫り、この日初のTDを奪った。さらにはトライフォーポイント(TFP)で2ポイントコンバージョンを決めて同点に追いついた。これに対し、富士通は終了間際の15分0秒にキッカー(K)西村豪哲(#11)がFGを決めて再度リードを奪い、前半を17対14で前半を折り返した。

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RB進士(#28)は2本のTDを決めた

第3Qに入ると、ライズの攻撃の勢いを富士通ディフェンスが着実に止めて徐々にペースを取り戻し、5分13秒にRB進士祐介(#28)がTDを決めてリードを広げた。

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DF善元(#23)がインターセプトからそのまま走り込んでTD

第4Qは、富士通がゲームを支配、RBゴードン(#29)が6分36秒に、RB進士が9分41秒にTD、10分18秒にはディフェンスバック(DF)善元将太(#23)がインターセプトからそのままライズのエンドゾーンに走り込んでTDを奪い、試合を決定づけた。ライズも10分37秒にロングパスからTDで追いすがったが、反撃もここまで。富士通が毎クォーターにTDを決めるなど地力を発揮して勝利を収めた。

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2013年11 月23日 (土曜日)

川崎フロンターレの麻生グラウンドなどで11月24日にあさお青玄まつり : 寮に住む若手6選手がホスト役

川崎市麻生区片平の川崎フロンターレの練習場「麻生グラウンド」と選手寮「青玄寮」を会場にした「あさお青玄まつり」(川崎フロンターレ麻生アシストクラブ主催、麻生区役所、川崎フロンターレ共催)が11月24日11時から15時まで開かれ、寮に住む若手選手が来場者とふれあう。


まつりは、2010年秋に麻生グラウンド近くに完成した寮をきっかけに、麻生区民となったフロンターレの若い選手とふれ合うことで多く麻生区民に川崎フロンターレを応援してもらおうと、同年9月に「寮祭」として初めて開催。2011年からは名称を「あさお青玄まつり」と改めて区内のさまざまな団体も参加する「区のまつり」のひとつとして区民を対象に行われていたが、4回目のことしはだれでも参加できるイベントになった。
今回は、大島僚太、福森晃斗、風間宏希、風間宏矢、山越享太郎、安柄俊の6選手(予定)が参加、寮やクラブハウス、練習場などの案内役や子どもサッカー教室(事前申し込み制、締め切り終了)に出てファンのホスト役を務める。
このほかの主なイベントは、ステージコーナでは、ダブルダッチチーム「ミラクルダッチ」の演技、川崎のご当地アイドル「川崎純情小町」のミニライブ、地元の太鼓グループ「夏蒐太鼓」の演奏、麻生・百合丘・高津の3校のチアリーディング合同演技、しんゆりマジック会のマジックで、フィナーレには東日本復興支援のために選手から提供されたグッズのオークションが行われる。
会場では、サッカーアトラクション、選手サイン会、麻生消防署による煙体験コーナー、麻生スポーツセンターによる気になるからだ・測定コーナーもある。このほか、麻生区内の飲食店に麻生グルメ、あったか鍋料理、ブラジルキッチンなどの飲食コーナーや地元産の農産物の販売、フロンターレグッズの販売、フロンターレ後援会の新年度入会の受け付けも行われる。
参加は無料。問い合わせは電話044-951-1234麻生スポーツセンター内川崎フロンターレ麻生アシストクラブ事務局。

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JFL33節・町田ゼルビアが福島ユナイテッドSCに2対1で勝利: 終了間際に劇的な追加点

JFL第33節が11月17日に9試合が一斉に行われ、FC町田ゼルビアは福島市信夫ヶ 131117zelvia 01丘競技場で福島ユナイテッドSCと対戦した。町田は後半に先制したものの福島にPKを与えて同点に追いつかれたが、終了間際にDF太田康介(#6)が追加点を奪い2対1で劇的に勝利、3位を守った。

写真(撮影 : いずれも山本真人)=90+6分の劇的な追加点に町田サポーター席に駆け寄って喜ぶDF太田康介(#6)  

131117zelvia 02試合は前半、町田ペースの試合運びとなったが、決め手を欠いて0対0で折り返した。
後半、町田は早めに選手を入れ替えてより攻撃的になったが、FW鈴木孝司(#9)のPKが相手GKに止められたり相手の堅い守りでなかなかゴールを割れなかった。こう着状態を脱したのは84分、町田MF阿部嵩(#28)が右足でゴールを決めて均衡を破った。しかし、その6分後の90分に福島にPKを献上、これをFW吉濱遼遼平(#4)に決められ同点となった。
負けられない町田はアディショナルタイムに入ってもなお攻撃を続け、表示時間が過ぎたかと思われた土壇場の90+6分にフリーキックのチャンスで太田がヘディングで追加ゴールを決めて勝利を引き寄せ、福島まで応援に駆けつけたサポーターをわかせた。

 

写真=84分、先制のゴールに喜ぶ町田MF阿部嵩(#28)

 

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2013年11 月19日 (火曜日)

11月19日、福田新市長が初登庁:「最幸のまち川崎」を掲げ、福田市政がスタート

131119福田市長初登庁0110月27日投票が行われた川崎市長選挙で初当選した福田紀彦氏(41)が11月19日、川崎市役所に初登庁、福田市政が始動した。庁舎前の駐車場を埋めた市民や市職員に見守られながら、「最幸のまち川崎」の実現をめざし、市長としての第1歩を市役所玄関に記した。

写真=贈られた花束を手に市役所に初登庁する福田市長

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市民や市職員に挨拶する福田市長

市役所前のセレモニーは福田市長の後援会の主催で行われたが、福田市長は電車事故による川崎駅周辺の渋滞に迎えの車が巻き込まれ、9時の予定より約15分遅れて到着。駅から走ってきたという福田市長は、疲れも見せず満面の笑み。歓迎の拍手や歓声に包まれながら、お祝いの花束を次々と受け取った。続いて約700人の市民や市職員に向けて、「(市長選は、相手候補の)連合艦隊との手こぎボートでの激しい戦いだったが、これからはノーサイドにしましょう」と語り、リンカーンのゲティスバーグ演説を引用して「市民のための市政を実現するためにがんばりたい」と挨拶して庁舎に入った。

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市長のイスに座る福田市長

この後、福田市長は市長室に入り、市長のイスに座ったが、「身の引き締まる思い」と感想を述べたものの、座り心地をゆっくり確かめる間もなく講堂に向かい、10時からの歓迎式に臨んだ。
幹部職員約300人を前に「これまで阿部市長の下で果敢な行財政改革が進められてきた。その努力を多としながらも、これから市民のニーズにこたえられるよう、しっかりとメリハリの利いた行革をやっていかなければならない」「当選後3週間の間に準備を進めてきたが、庁舎に入り気持ちを新たにしています」「身近な課題については、身近でしっかりとこたえられるような体制をつくりたい。そのために区への分権をしっかりと進めていきたい」「みなさんは行政のプロなので、プライドを持って仕事をしていただきたい。前例主義にとらわれることなく、市民の目線で市民の暮らしがもっと良くなるだろうという工夫をそれぞれの現場で抽出して、政策に反映できるよう臨んでいただきたい。私も現場に足を運びたいと思います。市民と一番接する職員の声をしっかりと聞いて、それを組織や政策に反映していきたい」「選挙の公約に掲げた課題については、数値、市民満足度についてこだわりを持ってやりたいがその手法についてはこだわることなく知恵を貸してほしい」「合い言葉は『すべては市民のために』ということで、それぞれの立場で一緒に働いていきたい」などと挨拶した。

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砂田副市長から歓迎の言葉を受ける福田市長

その後、あわただしく市議会のある第二庁舎へ向かい、正副議長に挨拶し各会派に就任の挨拶回りを行った。

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職員に挨拶する福田市長

11時からは初の記者会見に臨んだ。
約1時間に及んだ会見で福田市長は、副市長の選任について、今朝、砂田慎治、三浦淳、齋藤力良の3副市長から辞表を受け取ったことを明かし、砂田副市長の任期が12月31日に迫っているが「とりあえず預かったが、12月議会ぎりぎりまで考えたい」と述べ、民間から副市長を迎える気持ちがあるかとの質問には「わたしの公約を実現する体制を整えるのが先決」とかわした。
公約の2015年春までに待機児ゼロにする施策と中学校給食については「まだ着任したばかりなので、これから打ち合わせをして期限までにはやりとげたい」と意欲をのぞかせ、また長期的な総合計画については「策定しなければならないが、時期と方法は決まり次第話します」といずれも具体的な言及はしなかった。
議会運営については「私も議会出身で、強い議会は重要だと考えている。市民から付託を受けている議会の皆さんも(市政を良くする)目的はひとつであり、両輪は必要。意見を出しあい良い方向性を出していければいい」と話した。市長の多選については「任期を条例化することについては違和感を持っているが、多選の弊害は感じるので常識的に考えていきたい」と話し、自らの任期を3期に限った阿部前市長の限定条例には否定的な考えを示した。
臨海部のライフイノベーションについては「市内の雇用を満たしているかのチェックは必要だが、方向性はいい」と引き続き推進していく考えを示した。

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阿部前市長と事務引き継ぎ

早急にやりたいことについては「7つの区を特色ある街にするため、毎月1回区役所で車座集会を開き市民と意見を交わしたい」との考えを示した。
14時からは阿部孝夫前市長との事務引き継ぎ式が市長応接室で行われ、引き継ぎ書に新旧両市長が署名、押印した後、阿部前市長が引き継ぎ書を福田市長に手渡した。福田市長は「これからも大所高所からご指導をいただきたい」と手を差し出すと、阿部前市長もうなづきながら握手を交わし、新旧交代は5分ほどで終わった。
続いて、「現場を見たい」という福田市長のたっての希望で、予定になかった川崎区役所へ早足で視察に向かった。

2013-11-19 in 06)政治, b) 川崎市のニュース | Permalink | コメント (0)

阿部孝夫川崎市長が退任:3期12年、「ありがとう」の声に送られ市役所を笑顔で後に

131118阿部市長退任05川崎市の阿部孝夫市長(70)が11月18日に任期を終えて退任、多くの市の職員に見送られ笑顔を浮かべながら3期12年にわたって行財政改革、自治基本条例、新総合計画など「川崎再生」に向けて数多くの課題に取り組んだ市役所を後にした。

写真=花束を手に市役所を去る阿部市長

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退任の挨拶をする阿部市長

13時30分から本庁舎講堂で行われた退庁式で阿部市長は、約300人の幹部職員を前に約20分にわたって挨拶、「早いものでもう12年になりました。たいへんお世話になりました」と切り出した後、自ら取り組んだ政策についてエピソードをまじえながら振り返るとともに、「仕事のやり方については金をかけないでいい成果を出す、まちづくりについては、将来に向けてコンパクト化、長寿命化、エコ化、ユニバーサル化を心がけてきた」と語り、「(手当カットなど)自分たちの身を切りながら市民のためにいい行政を残していこうという心構えをみなさんが持ってくださったために今日があります」と職員にねぎらいの言葉を述べた。「これからも川崎市が「(新総合計画「川崎フロンティアプランにある」)誰もがいきいきと心豊かに暮らせる持続可能な市民都市になるように力を尽くしていただきたい」「「首都圏の中心に位置するこの川崎市の強みを守っていっていただきたい」などと激励。

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講堂で行われた退庁式

「市民が中心で、市民が税金にぶら下がるという都市ではなくて、市民が税金を納めなくても街をつくっていくのが市民都市です。これが市民自治条例の基本。その理念が実現するようにみなさんに取りはからっていただきたい。こうした基本方針と新総合計画をつくり、それと人事評価を連動させて科学的、合理的に行政を進めていくことで自動的に川崎は良くなっていきます」「公共の福祉には、街をつくっていく福祉と弱者を救済する福祉があり、両方な いと社会はおかしくなる。その公共の福祉を実現するために民主的で能率的な仕事をする。能率的とはただ単に金を節約することではありません。事業を実施し、成果を上げる過程での労力や経費を最小限にすることです。やらないで黒字を出すのは簡単です。世間では借金を減らして、赤字を減らすことが評価される傾向がありますが、とんでもない間違いです。地方自治は税収が自動的に入ってくるわけで、仕事をやらなければ必ず黒字になります。黒字を出すことが自治体の仕事ではありません。仕事をやることが自治体の仕事であり、その仕事をやったうえで成果を出して、経費を少なくすることが一番難しくて大事なことですので、これだけは心がけていただきたい」と行政担当者として基本的な考え方を語った。

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かけつけた市民から花束を贈られる阿部市長

結びに「これからもずっと川崎市民として今後を見守っていきたいと思います。どうかほんとうにいい街川崎を、世界の中の川崎をつくっていただきたい、長い間ありがとうございました」と別れの言葉を述べた。
これに先立ち、職員を代表して砂田慎治副市長が「長きにわたってほんとうにお疲れ様でした。また、本当にありがとうございました。(行革を担当したが)行革をやるにあたって、市長に『それをやると物議をかもしませんか』と申し上げたら『物議をかもすのがこわくて行革ができるか』と厳しく怒られたことを覚えています。当時、川崎市は財政的に非常に危険な状態にありましたが、この12年間努力を積み重ね、全国に例を見ないくらい大規模な改革を順調に進めることができたのも阿部市長のリーダーシップのたまものと思っています。現在、川崎市は全国に例を見ないくらい健全な状態になりつつあります。また、空洞化が進んでいた臨海部もライフイノベーション戦略特区といった日本を牽引するような経済的な拠点になりつつあります。各地区の拠点の整備も進んでおり、一方で文化やスポーツも花が開いています。いつも口を酸っぱくして自治法に基づく民主的で能率的な仕事を科学的にやるんだとおっしゃった。また、広い意味での公共の福祉は何かということを考えながら仕事をしなさいと教えていただいた。これからも、市長に教えていただいた仕事のやり方を肝に銘じて、職員一同、川崎の発展のために努力をしていきたい。今後も助言と指導をしていただきたい」と送別の言葉を述べた。

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見送りの職員や市民に手を振る阿部市長

14時過ぎ本庁舎玄関に現れた阿部市長は、駐車場を埋めた約700人の職員や市民から拍手や「ありがとう」「ご苦労様でした」などの声に時折手を振って答えた。元秘書課の女性職員や市民から花束がプレゼントされ、抱えきれなくなる場面もあったが、晴れやかな表情で職員や市民と挨拶や握手を交わしながら歩き、迎えの車に乗り込んだ。

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2013年11 月15日 (金曜日)

狛江市民祭りに6万7千人:家族連れなどが催しや買い物など楽しむ

131107komaematuri 01「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、37回目の狛江市民まつり(狛江市民祭り実行委員会主催)が11月10日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。朝からの強風や肌寒さなどの影響もあって人手は昨年より1,000人少ない延べ67,000人(主催者発表)だったが、会場には多くの家族連れが訪れ、買い物やイベントを楽しんでいた。

写真=狛江第一小学校の会場を埋めるみこしの揃いぶみ


131107komaematuri 02祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから小学生の鼓笛隊を先頭に、まつりの実行委員会、少年剣道クラブなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では、小川昭治実行委員長、来賓の高橋都彦狛江市長などがあいさつした後、恒例の地酒の鏡割り(写真左)も行われ、マス酒で乾杯した。
131107komaematuri 06舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気の仮面ライダー鎧武ヒーローショーなどがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。会場には、社会福祉協議会のマスコット「こまちゃん」(写真右)、選挙管理委員会、出店地域のゆるキャラもお目見え、子どもたちの人気を集めていた。
131107komaematuri 10農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示、見学者の関心を集めていた。ことしは夏から秋にかけての天候不純の影響で野菜の値段がやや高めとあって、パレードに出た野菜の宝船の宝分けを待つ市民が例年より早くから並び始めていた。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、1時間あまりの間に売り切れた。
歩行者天国となった本町通りでは、保育園児からおとなまでが、「荒馬」「エイサー」など郷土芸能の踊りやジャズ、ロック、ゴスペルなどのストリートライブや猿まわしが行われ見物客から大きな拍手がおくられた。
131107komaematuri 12市役所会場の市民ひろばでは、市内の商工業者などによる模擬店や物販が行われ、ピーク時にはデパートの特売場のようなにぎわいを見せていた。舞台では市内のおはやしの競演や和太鼓、建前の実演のほか、御台橋商栄会のゆるキャラ「バッシー」が登場するビンゴ大会(写真右下)が行われた人気を集めていた。
市民センターでは、53回目の文化祭が催され、華道、陶芸、写真、絵画などの作品展示やお茶会も催された。
市民グランドでは、幼児たちが楽しみとしているふわふあドームとふあふあボールプールが強風で中止となったが、体育協会のスポーツ祭が行われ、子どもからお年寄りまで幅広い年代の市民がグラウンドゴルフやサッカーボールを使ったゲームなどを楽しんでいた。
131107komaematuri 03 131107komaematuri 04 131107komaematuri 05 131107komaematuri 07   131107komaematuri 11 131110komaematuri 08










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なかはら”ゆめ”区民祭:紅葉の等々力緑地に家族連れ、みこしパレードやステージなど楽しむ

131110nakaharakuminsai10「第35回なかはら”ゆめ”区民祭」(中原区民祭実行委員会主催)が11月10日、等々力緑地で催された。台風29号の影響で荒天が心配されたが、祭り終了まで天候が持ち、次々と訪れた家族連れなどはみこしやパレード、模擬店などを楽しんでいた。

写真=紅葉が始まった等々力緑地でにぎやかにみこし・はやしパレード

 


ステージでは、10時の開会式を皮切りに吹奏楽演奏、民謡踊り、チアリーディング、フラダンスなど多彩な演目が行われた。乙女文楽では2人の若い女性が「三番叟」を披露、通常の文楽と違い、全身を使ってひとりで人形を操る巧みな技が見物客の関心を集めていた。
10時45分からのパレードでは、区内の市民団体などをはじめ小学生や中学生などがにぎやかに吹奏楽を演奏しながら会場を行進、祭を盛り上げた。
13時過ぎにみこし・はやしパレードがお祭りひろばに到着。担ぎ手の中には若い女性の姿も多く、威勢の良いかけ声とともに基のみこしが会場を練り歩くと祭ムードは最高潮に達した。
とどろきアリーナの広場に設けられたお祭りひろばでは、スクエアダンス、民謡踊り、阿波踊りなどが時折吹く強い風に苦労しながらも華やかに演技をくり広げ、観客から盛んな拍手が送られていた。
ふれあいひろばではボールあそび、昔遊び、輪投げ、アメリカンフットボール体験などを親子水入らずで楽しむ姿が見られた。
体験ひろばでは、大きなウルトラマンふあふあに入って飛び回ったり、ちびっこ小動物園でヒヨコなどの小動物に触れて喜ぶ子どもたちの歓声が響いていた。
会場中央の模擬店ひろばには、市民団体などが出店した焼きそば、綿菓子、飲み物、岩手、宮城、福島各県の物産販売、手作り製品などのテントがずらりと並び、食べ物などを求める長い列ができていた。

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新百合ケ丘にイルミネーション : 11月14日に点灯イベント

131109sinyuriirumi 02「芸術のまち」の玄関をアピールしようと川崎市麻生区の小田急線新百合ヶ丘駅周辺で、ことしも11月9日からイルミネーションイベント「kirara@(きららっと)アートしんゆり2013」が始まった。イルミの点灯は2月14日までの17時から24時まで冬の街に彩りを添える。

写真=点灯式(11月9日)のイベントで演奏する山崎千裕+ROUTE14BAND

131109sinyuriirumi 03のイベントは、2007年に昭和音楽大学が厚木市から同駅南側に移転開校、北側には川崎市アートセンターがオープンするなど「芸術のまち」づくりの環境が 整ったことから、新百合ヶ丘駅周辺景観形成協議会、新百合ヶ丘商店会、昭和音楽大学などのほか企業や団体で実行委員会を結成し、街のイメージ アップと街おこしのために行われており、ことしで7年目。

対象地域は、南口の交通広場周辺のペデストリアンデッキの植え込みと水路の周辺、昭和音大周辺、アートセンター近くの並木など。主催者によると、ことしは「輝きを街の元気に」をテーマに、LED電球10万個を使用し「ベル」をイメージしたイルミネーションを各所に配置、統一感を持たせたという。ペデストリアンデッキの中央部分に高さ8mの四角錐(写真左)、オリーブ並木にはベルをかたどった電飾しており、既にイルミネーションが始まっている新百合ヶ丘マプレ商店街などと光の回廊で結ばれる。
131109sinyuriirumi 01初日の9日は、16時30分から多田昭彦麻生区長らが参加して点灯式が行われ、17時に一斉に点灯、見物客から歓声が上がった。その後、イルミネーション をバックに山崎千裕+ROUTE14BANDがトランペット、ドラム、ベース、キーボードで「にんじん」などのオリジナル曲を熱演、点灯前には、金程地区地域児童合唱団 夢はば合唱隊と成人の合唱団コール・片平・チェリーズが「とどけようこの夢を」、「見上げてご覧夜の星をなど」を合唱(写真右)して点灯式を盛り上げた。

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