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2012年7 月15日 (日曜日)

狛江市の多摩川でいかだレース:手作りいかだ76艇が参加、チームラフティーが11連覇

120715ikada01狛江市の多摩川で7月15日、夏の名物行事「狛江古代カップ第22回多摩川いかだレース大会」(同実行委員会主催)が催され、思い思いの趣向を凝らした手作りいかだ76艇が熱いレースをくり広げた。いかだにはタレントのダニエル・カールさんや1週間ほど前に就任したばかりの高橋都彦市長も乗り組み、見物に訪れた市民から盛んな声援が送られていた。レー スの結果は、チームラフティーが11連覇を達成、大会記録を伸ばした。

写真=11連覇を達成したチームラフティー

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企画部門で大賞を獲得したTEAMKENZOU

この日の多摩川は水量が豊富で流れが速かったものの、下流から吹く強い風がレース参加者を悩ませた。なかには逆方向の風と水流のためか、バランスを崩して転覆するいかだもめだった。
9時30分の開会式ではダニエル・カールさんが選手宣誓、10時からレースがスタートした。コースは西河原公園近くの通称五本松から二ヶ領用水宿河原堰まで約1.3kmで、6〜7艇ずつに分かれて行われた。
参加チームは狛江市内だけでなく、同市と交流している多摩川の源流の小菅村、新潟県長岡市や、多摩川流域の調布市、稲城市、 府中市、立川市、青梅市、川崎市、世田谷区、江東区、千代田区、葛飾区、なかには群馬県桐生市など遠方のチームもあり、史上最多の23地域から82チームがエントリーした。当日になって5チームが参加を取りやめたが、77チームが元気に川を下った。

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いかだから手を振る高橋市長。右はダニエル・カールさん

レースは所要時間を競うタイム部門と、いかだのデザインや出来ばえを競う企画部門で行われ、スピード部門ではチームラフティーが連覇の記録を伸ばせるかが注目された。一方、企画部門は大型のいかだはなかったものの、スペースシャトルやレーシングカーなどをかたどった見事なできばえのいかだや、古代人の衣装やカッパなどで仮装してパフォーマンスを披露するチームもあり、見物客を楽しませた。
初めていかだに乗った高橋市長は「漕ぐのはそんなに苦労しなかったが、逆風に悩まされた。生まれて初めての経験だったが、大好きな多摩川に直接触れられてすごく楽しかった」とにっこり。表彰式の挨拶では「ボランティアに支えられて22回も続けてきたことを高く評価したい。来年はもっと市も関わりを強めたい」と話し、参加者から大きな拍手を浴びていた。
大会の結果は、スピード部門はチームラフティー昨年を24秒上回る10分59秒でV11を達成、強さを見せつけた。メンバーは「最初は逆風で苦労したが、途中からコース取りがうまくいって優勝できた。回を重ねるごとにどんどんプレッシャーが強くなってきてたいへんです」と話していた。
企画部門では、古代カップにちなんで麻袋と黒い長髪のかつらで古代人の仮装をした東大和市のTEAMKENZOUが大賞に輝いた。メンバーは「ことしで4回目だが、スピードではラフティーにかないそうもないので、企画部門に変更した。1回転覆してかつらが水に濡れ、重かったけど、すごくうれしい。来年も企画を練ってがんばりたい」と喜んでいた。

2012-07-15 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink

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