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2012年2 月 8日 (水曜日)

町田ゼルビアが玉川学園で新体制発表:アルディレス新監督や選手がJ2での活躍誓う

120129zelviashintaisei06FC町田ゼルビアが1月29日、町田市の玉川学園の講堂で2011年のチーム方針や新加入選手紹介、ユニフォームなど新体制発表会を催し、約400人のサポーターを前に、新たなJ2のステージで戦う意気込みなどを披露した。

写真(撮影 : 山本真人)=監督・選手全員がサポーターと記念写真

120129zelviashintaisei02同クラブは、2011年からスポンサーとなっている玉川学園の協力でクラブゼルビスタ会員を招待して新体制を発表しており、会場にはレプリカユニフォームやチームグッズを身につけ、カメラを持った熱心なサポーターがつめかけた。
発表会には、今季から指揮を執るオズワルド・アルディレス監督のほか全選手、下川浩之社長、守谷実代表らチーム首脳とスポンサーらが出席した。

120129zelviashintaisei01冒頭、下川社長が「皆さんの支援でJ2に昇格できたことをお礼申し上げます。新しいカテゴリーにチャレンジできることをうれしく思い『あけましておめでとう。期待しています』という気分です。皆さん方にはぜひ野津田に足を運んでいただきたい」と笑みを浮かべながら挨拶。監督と全選手が客席を通って登壇した。
強化を担当する唐沢直ゼネラル・マネージャーは「実績のあるアルディレス監督に来ていただいたのは大きな目玉。カテゴリーが上がり厳しい戦いとなるが、中心となる選手が残り、チームに刺激となって高みに上げてくれるベテラン選手と、成長著しい若手を迎えるなど、効果的な補強ができた。ゼルビアはまだ小さなクラブだが、存在感のある魅力的なサッカーを表現します」と話し、新監督と新加入選手を紹介した。

アルディレス監督は「こんにちは」と日本語で挨拶した後、「温かく迎えてくれてありがとう。大好きで尊敬している日本に来れたことをうれしく思います。ロンドンでサッカーにつながりのある仕事をしていたが、ピッチの中の仕事が一番やりがいがあり、アドレナリンが出る。今シーズンは難しい戦いになりますが、ビジョンを明確にして毎日厳しいトレーニングを積み、選手、スタッフ、サポーターでハーモニーを奏でたい。チームがファミリーとなることが重要で、笑顔でトレーニングをして勝利を獲得できればいい」と抱負を語った。
120129zelviashintaisei04守谷実代表がことしのキャッチフレーズ「ALL POWER MACHIDA 〜町田イズム〜」について「少年サッカークラブから立ち上げJクラブになった。これから先もクラブを街に残していかなければならないので、町田市のあらゆる力を結集して新風を吹き込み、日本全国、世界に発信する」と説明。続いて全選手がことしの抱負をひと言ずつ披露した。
発表会の冒頭には、来賓の石阪丈一市長が「(メディアセンターの工事が遅れ、ホームスタジアムの)町田市陸上競技場で3月4日の開幕試合を開催できないないことになり申し訳ありません。3月20日にはホームスタジアムで開幕し、1年ががかりで改修します。ことしは全試合が中継されるので、ゼルビアの活躍で町田市が全国に発信されることになりました。きょうの日があることを信じでやってきた選手・スタッフに感謝を込めてありがとうを言いたい。ゼルビアがJリーグのチームとして根づくようぜひ応援してください」と会場のサポーターに呼びかけた。

新加入したのは、相澤貴志(あいざわ・たかし/30歳/GK/背番号21/前所属チーム・川崎フロンターレ)、薗田淳(そのだ・じゅん/23歳/DF/14/川崎フロンターレ)、戸田和幸(とだ・かずゆき/34歳/MF/4/ザスパ草津)、平本一樹(ひらもと・かずき/30歳/FW/25/東京ヴェルディ)の移籍組と、新卒の庄司悦大(しょうじ・よしひろ/22歳/MF/16/専修大学)、鈴木孝司(すずき・こうじ/22歳/FW/20/法政大学)の6人。
22チームとなったJ2は、ことしから下位のカテゴリーのJFLと入れ換え戦を行うことになっており、ゼルビアにとって、まずJ2に定着することが最大の課題となる。


新体制発表に先立ち、今季の始動翌日の1月24日に町田市陸上競技場でアルディレス新監督とともに記者会見が行われた。アルディレス監督は「相手がボールを持っているときは作業着で(ボールを奪い)、自分たちがボールを持つときはドレスアップして華麗なサッカーを展開したい」とユーモアを交えて語り、町田市出身で、2002年にワールドカップ出場経験を持つ戸田選手は「ヒザを手術して2年間満足なプレーができなかった。オファーを受けたが、自分が生まれ育った街なので余計に重いものを感じ迷っが、練習に参加して加入する気持ちに変わった。ここが最後のチームとなると思うで、自分の持っている物を出し切り町田に恩返ししたい」と話していた。

2012-02-08 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink

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