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2011年11 月30日 (水曜日)

藤子・F・不二雄ミュージアムがクリスマスカラーに:イルミネーションやクリスマスバージョンのカラー原画展示など

111130fujikomuseum 3ことし9月3日に川崎市多摩区長尾2丁目にオープンした「藤子・F・不二雄ミュージアム」(伊藤善章館長)が、「はじめてのクリスマス」をテーマに、11月30日から12月26日までクリスマスにちなんだ展示や装飾に衣替え、ドラえもんたちとのクリスマス気分を楽しんでと来場を呼びかけている。また、12月1日が藤子・F・不二雄さんの誕生日にあたるため、同日から屋上にある「はらっぱ」でイルミネーションを入館者のカウントダウンで16時45分から点灯するほか、藤子・F・不二雄さんの似顔絵を描いたカフェラテ(写真左下・550円)をミュージアムカフェで1日だけの限定販売を行う。


写真右上・左上=「はらっぱ」のイルミネーション (c)Fujiko-Pro

111130fujikomuseum 1館内では、展示室にクリスマスバージョンのカラー原画6点(写真右下)を展示するほか、2階の「みんなのひろば」では大窓ガラスに雪の結晶に加え、ドラえもんの顔の形の雪を貼るほか、プリントシール機にもクリスマスバージョン10種類が登場する。
屋上の「はらっぱ」では、高さ約7.6mのヤマモモの木のツリーと直径20mの芝生がLED電球13000個を使ったイルミネーションで彩られる。期間は12月1日から2012年1月30日までで、時間は夕方から18時まで。
111130fujikomuseum 4ミュージアムカフェでは、カフェラテのほか、12月2日が誕生日のドラミちゃんのメロンパン(300円)を同日から販売する。また、ジャイアンシチュー、スネちゃまシチューなどの新メニューを12月中旬から販売する。
111130fujikomuseum 2ミュージアムショップでも、クリスマス柄のマグカップ、プレート、クリアファイルなどの新商品約10の販売を行う。
ミュージアムは完全予約制で、1日4回に分け1回最大500人が入場できる。
開館時間は10時〜18時。入館料はおとな1,000円、中高生700円、4歳以上の幼児500円、3歳以下無料。
入館時間は10時、12時、14時、16時(指定時間の30分以内に入館)。
定休日は火曜日と年末年始。
チケットの発売は、入館前月の30日に全国のローソン各店で。
入館は川崎市民優先別枠があり、チケット発売日なども異なる。
問い合わせは電話0570-055-245(9時30分~18時)またはHP(こちら>)。

関連記事:藤子・F・不二雄ミュージアムが9月3日オープン:原画などで業績紹介、遊び心いっぱいの館内

2011-11-30 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, | Permalink | コメント (0)

2011年11 月29日 (火曜日)

Jリーグ・川崎フロンターレがホーム最終戦でマリノスに勝利 : 今シーズンで退団のジュニーニョが2得点

111126fron03Jリーグ第33節の試合が11月26日と27日に行われ、川崎フロンターレは第1日程の26日に等々力競技場で横浜F・マリノスと対戦。ホーム最終戦のフロンターレは、49分にオウンゴールで先制すると、今シーズン限りで退団する「川崎の太陽」ことFWジュニーニョ(#10)が2ゴールをあげ、マリノスを3対0で降して有終の美を飾った。リーグ戦ホームの勝利は、7月16日以来4カ月ぶりで、この日を待ち受けたサポーターは、選手とともに喜びを分かち合った。

写真=77分、1点目の ゴールでサポーターとともに喜ぶFWジュニーニョ(#10)とMF田坂裕介選手


111126fron01神奈川ダービーとなったこの試合は、事前にジュニーニョの退団が発表されたこともあって、19,972人の観客を集め、試合前にはジュニーニョの背番号10の人文字や巨大ユニフォームのフラッグが掲げられた。
試合は、前半マリノスのペースで始まり、危ない場面もあったがフロンターレの守備陣の踏ん張りで次第に互角の戦いとなり、前半を0対0で折り返す。
後半立ち上がり間もない49分、横浜のゴール前に転がったボールが横浜DFにあたりオウンゴールでフロンターレが先制。ラーキーな先制で攻勢に出たフロンターレは、ラストの精度には難があるものの何度もチャンスを作り、77分にFW小林悠(#11)のヒールキックに会わせたジュニーニョのゴールで追加点を奪った。このゴールでボルテージが上がったサポーターの声援に応えるかのように、88分にジュニーニョが再びゴール、試合の行方を決定した。
試合後には、ホーム制終戦のセレモニーが開かれ、選手、相馬直樹監督、武田信平社長、スタッフが競技場を半周、サポーターに挨拶。その後選手らはジュニーニョ選手を胴上げ(撮影:山本真人)した。


 

2011-11-29 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)

JFL後期17節・町田ゼルビアがアルテ高崎に1対3の逆転負け : 4位に後退

111127zelvia02JFL後期17節の9試合が11月27日に一斉に行われた。J2入りを目指すFC町田ゼルビアは町田市陸上競技場でアルテ高崎と対戦、ゼルビアは前半にFW勝又慶典(#7)のゴールで先行したものの、後半アルテに連続ゴールを許して1対3の逆転負けとなった。J2入りをめざす松本山雅が勝ったため、4位に後退した。

写真(撮影 : いずれも山本真人)=22分、ゼルビアFW勝又慶典(#7)の先制ゴールと喜ぶMF酒井良(#11)

111127zelvia04試合は、序盤からアグレッシブに戦うゼルビアが22分に、勝又が飛び込み先制、その後もゼルビアが主導権を取り、何度も決定機をつくるが、相手の好守備で追加点は入れられず1対0で折り返す。
アルテはハーフタイムに長身の選手2人を投入、ハイボールで勝負する戦術を取り入れ、52分にMF益子義浩(#14)が同点のゴールを決めると、62分にはFW土井良太(#19)が逆転のゴールを決めた(写真左)
111127zelvia03ゼルビアも反撃するが、引いて守るアルテの守備を突破できず、
クロスも高さで弾かれ得点できない(写真右)。ゼルビアは気持ちが空回りした焦りからか、83分には交代で入ったアルテのFW松尾昇悟(#17)にダメ押しゴールを決められ、敗戦した。
この日は、ゼルビアと下位チームの結果によっては、J2昇格条件の4位入りが決まるとあって、競技場には今シーズン2番目の
6,130人が入場し、もうひとつの昇格条件、1試合あたりの平均入場者3,000人以上の条件はクリアした。

2011-11-29 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2011年11 月27日 (日曜日)

JFL前期6節・町田ゼルビアがホンダロックに4対0で快勝

111123zelvia01JFL前期6節の9試合が11月23日に一斉に行われ、町田ゼルビアは相模原麻溝公園競技所場でホンダロックと対戦、4対0で快勝した。

写真(撮影 : いずれも山本真人)=57分、ゼルビアFW勝又慶典(#7)の2点目のゴール

111123zelvia02開始からしばらくは両チームとも均衡、ゼルビアのDFの連携ミスからあわやオウンゴールのシーンもあったが、徐々にゼルビアのエンジンがかかり、40分にFW勝又慶典(#7)が先制ゴールを決めた。
111123zelvia03後半も前半の勢いのままロックのゴールに迫るゼルビアは、57分に勝又が鮮やかに2点目を決めた。ゼルビアは63分にエースのFWドラガン ディミッチ(#10)からスーパーサブのMF北井佑季(#19)に変えたが、この後退が功を奏し、75分に北井がドリブルで切り込み3点目をあげて試合を決定づけ、87分にはダメ押しの4点目を決めた。
一方、ホンダロックは10本のシュートを放ち、決定機も2、3回あったが、決めきれず、無得点に終わった。

写真=75分にゴールを決めてポポヴィッチ監督と抱擁するMF北井佑季(#19)、試合後に初めてお立ち台で挨拶する北井

2011-11-27 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)

川崎市の新百合ヶ丘駅前で11月12日からイルミネーション点灯 : 「つなげよう希望の光」テーマに仙台のイルミ支援の募金活動も実施

111112sinyurierumi 5「芸術のまち」の玄関をアピールしようと川崎市麻生区の小田急線新百合ヶ丘駅周辺で、ことしも11月12日からイルミネーションイベント「kirara@(きららっと)アートしんゆり」が始まった。ことしは、東日本大震災の影響による電力事情に配慮し、点灯時間を少し短縮するほか、仙台市のイルミネーション事業の支援の募金活動も行う。2月14日まで17時〜23時まで点灯し、冬の街に彩りを添える。

写真=新百合ヶ丘南口のイルミネーション

111112sinyurierumi 4このイベントは、2007年に昭和音楽大学が厚木市から同駅南側に移転開校、北側には川崎市アートセンターがオープンするなど「芸術のまち」づくりの環境が 整ったことから、新百合ヶ丘駅周辺景観形成協議会、新百合ヶ丘商店会、昭和音大や日本映画学校などのほか企業や団体で実行委員会を結成し、街のイメージ アップと街おこしのために行われており、ことしで5年目。
対象地域は、南口の交通広場周辺のペデストリアンデッキの植え込みと水路の周辺、北口の交通広場周辺、麻生区役所前通り、アートセンター近くの 並 木に加え、南口のペデストリアンデッキ中央道路から麻生スポーツセンター前のマンション「ベルクレエ新百合ヶ丘」まで500m余りの道路の街路樹など。ペデストリアンデッキの中央部分にある「光のピラミッド」と名づけた高さ8mの四角錐と高さ15mのシンボルツリーの電飾が見どころで、既にイルミネーションが始まっている新百合ヶ丘マプレ商店街などと光の回廊で結ばれる。
111112sinyurierumi 1ことしのイルミネーションは、「つなげよう、希望の光」をテーマに、街路樹イルミネーションの先駆的存在の「SENDAI 光りのページェント」への支援のための募金活動を行う。kirara@アートしんゆり実行委員会によると、1986年に始まった「SENDAI 光りのページェント」は、東日本大震災にで55万個のLED電球の大半が流出したが、復興のシンボルとしてことしも12月に開催する予定という。
111112sinyurierumi 3初日の12日は、午後4時30分から三浦敦川崎市副市長、瀧峠雅介も参加して点灯式が行われ、5時に一斉に点灯、見物客から歓声が上がった。その後、イルミネーション をバックにパーカッショングループ「Yuk Pak」がマリンバなどで「アフリカンブルース」など軽快な音楽を演奏
した。点灯前には、スクールコーラスちよがおかが合唱をカウントダウンには大道芸のひぃろさんが折りたたみ椅子を重ねて逆立ちするパフォーマンスを披露して点灯式を盛り上げた。
111112sinyurierumi 2会場では、期間中に駅周辺の街路灯に付ける旗「フラッグコンテスト」の表彰式も行われ、「希望」「光り」をテーマに公募した作品のなか最優秀賞に選ばれた高松木徳子さん、優秀賞の小島愛莉さん、敢闘賞の大石理夏子さんに表彰状が贈られた。
南口のペデストリアンデッキ中央広場周辺では、クリスマスイベントとして、12月17日17時からゆりキャロとして一部でろうそくの点灯や17時30分まで、昭和音楽大学有志と百合ヶ丘児童合唱団、しんゆり芸術のまちイメージアーティストJisongさんのミニライブが開かれる。
協賛イベントなどの詳細は 「kirara@(きららっと)アートしんゆり」のHP(こちら


2011-11-27 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0)

2011年11 月23日 (水曜日)

狛江市役所など4会場で狛江市民まつり:過去最高の延べ69,000人がふれあい楽しむ

111113komaematuri03「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、35回目の狛江市民まつりが11月13日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。風のない暖 かな陽気にさそわれて会場には朝から多くの家族連れが訪れ、過去最高だった昨年より1,000人多い延べ69,000人(主催者発表)が買い物やイベントを楽しんでいた。

写真=みこしのそろい踏み

111113komaematuri02ことしは、メイン会場の地元・和泉本町1丁目町会が祭りに初参加し福島県相馬市の米1トンを販売、市民まつり実行委員委員会が石巻市女川町の物産販売するなど東日本大震災の復興支援の出店も目立だった。
祭りの開会を告げるパレードは、午前9時30分に市民グランドから消防音楽隊を先頭に、まつりの実行委員会、交流都市の代表者、少年剣道クラブなど小学生か らお年寄りまで多くの市民が参加。続いて市内の全神社の6基のみこし、はやし連の山車などが会場周辺の道路を練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台で は、来賓の矢野裕狛江市長などがあいさつした後、地酒の鏡割りも行われ、マス酒で乾杯した。
111113komaematuri04一 小の特設舞台では、郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気のヒーローショーなどがくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体などが出店、買い物を楽しんでいた。多摩川の対岸の川崎市多摩区からも出店、菓子組合店が モチやダンゴ、多摩区の銘菓を販売し人気を集めていた。
111113komaematuri07農産物品評会のテントでは、狛江産の野菜や果物、花などを展示、見学者の関心を集めていた。正門近くにはパレードに出た野菜の宝分けを待つ市民が並び始め、分けられた野菜にニッコリ。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気を呼び、1時間あまりの間に売り切れた。

歩行者天国となった本町通りでは、本場沖縄の学生たちによるエイサーをはじめ、ロックソーランなどの踊りやジャズ、ロック、ニューミュージックなどのストリートライブが行われた。
111113komaematuri06市役所では色づいたケヤキの下で市内の企業や商店などが出店、市内の商店による日用品や食料品などのビックリ市のほか、おはやしの競演が行われ、ステージはラッシュ並みの人だかり、市役所前階段に家族や友人と座り込ん模擬店の食べ物をのんびり談笑する人も多かった。
111113komaematuri05また狛江駅北口交通広場前では、関連事業として今回初めて市民まつり駅前ライブ」が催され、アマチュア4団体のほかプロミュージシャンも出演、女性若手ミュージシャンがコミカルな寸劇を交えて馴染みのクラシックを演奏し、聴衆を笑わせるなどのんびりイベントを楽しむ市民であふれていた。


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Xリーグ・2ndステージ : 富士通フロンティアーズがアサヒビールシルバースターを58対14で圧勝

111113frontiers04社会人アメリカンフットボールのX リーグ・2ndステージの上位リーグが11月5日からはじまった。
セントラル2位の富士通フロンティアーズはイースト3位のアサヒビールシルバースターと11月13日に川崎球場で対戦、フロンティアーズが8本のタッチダウン(TD)を決め、58対14で圧勝した。

写真(撮影 : すべて山本真人)=試合終了後の両チーム選手

 

111113frontiers01シルバースターのキックオフで始まった試合は、フロンティアーズが最初の攻撃権でランニングバック(RB)の金雄一(#30)が3分8秒にあっさりとTDを奪った(写真左)。続くシルバースターの攻撃ではインターセプトしてボールを前に進めて6分21秒に2本目のTDを決め好調なスタートをきると、前半だけで5本のTDを決め、フィールドゴールも決めて37対14で折り返した。
一方のシルバースターは、第1Qと第2Qでそれぞれ1本のTDを決めたが、後半は勢いを増すフロンティアズの攻撃と堅い守りに破れず、得点を重ねることができないかった。攻撃の手を緩めないフロンティアーズは、後半も3本のTDを奪い大差を付けて勝利した。


111113frontiers02
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写真(左から)=第2QでシルバースターのRB鈴木惇也(#40)がTD、フロンテアーズの守備陣がシルバースターの選手をタックル

 

2011-11-23 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2011年11 月20日 (日曜日)

川崎市文化賞・社会功労賞などに5氏2団体を表彰

IMG_0274川崎市の第40回文化賞・社会功労賞などに、川崎合唱連盟会長の髙野映子さんら5氏2団体が選ばれ、11月9日に中原区の川崎市国際交流センターホールで贈呈式が行われ、阿部孝夫川崎市長が各受賞者に賞状と記念品などを手渡した。

写真(川崎市提供)=文化賞・社会功労賞・音楽特別賞の受賞者ら

 

IMG_0229ことしは、「文化賞」、「社会功労賞」のほか「「音楽特別賞」の表彰はあったが、スポーツ賞、若手で輝かしい活躍をした人に贈る「アゼリア輝賞」の該当者はなかった。
受賞者は、文化賞に元・神奈川県中学校国語研究会会長の青木信雄さん(85歳・茅ヶ崎市)、元NPO法人教育活動総合センター理事長の井口衛さん(75歳・宮前区)、「音楽のまち・かわさき」推進協議会副会長の高野映子(69歳・宮前区)。社会功労賞に、朗読ボランティアグループ「さんざし」(川崎市麻生区)、川崎市全町内会連合会会長の小島春男さん(83歳・幸区)、日本語講座ボランティアなどを務める「財団法人川崎市国際交流協会日本語講座ボランティア」(中原区)。音楽特別賞にピアニストの後藤正孝さん(26歳・相模原市)。

受賞理由(敬称略)
○文化賞
☆青木信雄=あおきのぶお
〜「話し言葉教育」の実践研究、社会教育への貢献
元教師。読解の指導に偏りがちな国語教育において、「聞くこと」「話すこと」に力点を置いた指導法の確立に尽力されました。小・中学校の国語教育に携わる教員による自主的研究会を立ち上げ、その研究の成果を「表現ノート(学年別)」(三省堂)、「書くことができない子の指導」(明治図書)など多くの著作に残すとともに、先進的な教育観、時代に即した進取的な指導法により後進の教員に大きな影響を与えた。また、教員在職時から退職後の現在まで、市民館の生涯学習講座等で自分史執筆や朗読・群読の指導にあたるなど、市の教育行政に多大な貢献をした。

☆井口衛=いぐちまもる
〜NPOを設立し、不登校小中学生の学校復帰に尽力〜
元教師。市立小学校の学校教育に貢献、一般に指導が難しく後回しにされがちな給食教育、性教育等の指導に力量を発揮し、市の「教育史」「副読本かわさき」の編纂には、卓越した斬新な編集法で高い評価がなされた。定年退職後の2004年に31人のメンバーを中心に「NPO法人教育活動総合サポートセンター」を設立し、不登校に悩む児童・生徒に多様な学びの場、活動の場、憩いの場を提供する一方、よりよい自立に向けて指導と支援を重ねることで、学校復帰、社会復帰を実現した。

☆高野映子=たかのえいこ
〜市の音楽のまちづくりを成功に導いた牽引役〜
1973年に新城太陽第一幼稚園サンママ.コーラスを立ち上げて以来、地域の合唱団の設立に関わり、「かわさき市民合唱祭」「かわさき市民第九コンサート」など、市民の合唱活動に参画し運営に尽力するなど常に合唱分野での先導的役割を果たしてきた。2004年には、ミューザ川崎シンフォニーホール開館に際して約1年間にわたって1,000人もの市民合唱隊を統括し、こけら落としコンサートの成功に貢献するなど、文化振興・人材育成において多くの実績を残す。その優れた指導力と厚い人望、見識の深さなどから市や市内音楽関係者との連携・調整の要として大きな役割を果たし、市の音楽のまちづくりを成功に導いた第一人者。
 
○社会功労賞受賞者
☆朗読ボランティアグループ「さんざし」
〜情報弱者への朗読、録音サービスを20年間展開〜
「さんざし」は1991年に川崎市北部に出前朗読の会として発足以来、川崎市北部を中心に翌年1月に月刊情報テープ「多摩・麻生ジャーナル」の製作・発行開始して活字等による情報取得が困難な視覚障がい者に音声で行政や地域情報を提供。高齢者や入院中の子どもたちなどを対象に、出前朗読、本や新聞などを録音し利用者に届けるリーディング・サービスなどを行うほか、利用者との親睦を図るための各種行事を開催、1997年にしんゆり映画祭において副音声付映画「バリアフリーシアター」を発案、副音声台本の製作、副音声解説に関わるなど、弱者に寄り添う姿勢を持ち続け、20年にわたる地域福祉活動の功績は多大なものがある。

☆小島春男=こじまはるお
〜永年、住民自治・市民生活の発展向上に尽くす〜
1980年から30余年もの間、塚越二丁目町内会長を務め、幸区町内会連合会会長、川崎市全町内会連合会会長なども歴任し、幸区リレーカーニバル大会長、幸区民祭実行委員長など域コミュニティの推進に努力した。また、早くから安全・安心なまちづくりの重要'性を認識し、幸区の交通安全協会、防犯協会、防火協会の役員を歴任するほか、川崎市自主防災組織連絡協議会会長、川崎市防火協会連合会会長も務め、さまざまな形で市民が安全で安心な生活を送るために尽くなど、永年にわたり住民自治・市民生活の向上発展に寄与した。

☆財団法人川崎市国際交流協会 日本語講座ボランティア
〜日本語学習者の支援に多大な功績〜
財団法人川崎市国際交流協会日本語講座ボランティアは、外国人が日常会話の習得と快適な市民生活を送れるよう支援することを基本方針とし、平成元年の発足以来、日本語講座の講師として、ときには相談相手として、延べ7千人もの日本語学習者を支えてこられました。日本語教師の有資格者が独自に作成したテキスト「日本語160時間(上・下)」は、市内外の他団体からも高い評価を得ている。また、体験学習を通じて日本の伝統文化や習'慣を紹介するなど、外国人の市民生活の向上と国際交流の発展に大きく貢献した。

○音楽特別賞
☆後藤正孝=ごとうまさたか
〜リスト・イヤーに国際コンクールで優勝〜
昭和音楽大学卒業、同大学院修了。
リスト生誕200年の記念の年にあたる2011年4月、世界の注目を集めた第9回フランツ・リスト国際ピアノコンクールにて、審査員満場一致で第1位となり、併せて聴衆賞も獲得する偉業を達成されました。在学中から数々の国際コンクールで入賞し、2006年には川l崎市アゼリア輝賞を受賞。将来の飛躍が期待されていたなかで世界的ピアニストとしての活躍を果たし、市の音楽のまちづくりの一層の推進とシティセールスに大きく貢献した。


 

 

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2011年11 月18日 (金曜日)

狛江市の泉龍寺に仏教文庫が11月20日にオープン:仏教関係などの書籍30000冊や貴重な文化財を展示

施設_MG_0610狛江市元和泉1-6-1の泉龍寺(菅原昭英住職)に、貴重な仏教関係の書籍や資料、同寺が所蔵する文化財などを展示する「仏教文庫」が11月20日にオープンする。また、この日は寺で住職の交代に伴う晋山式や稚児行列などが8時から昼過ぎまで催される。

施設_MG_0751この仏教文庫は、同寺の中興開山の鉄叟瑞牛大和尚の没後400年と、住職が菅原昭英さんから長男の淳一さんに替わるのに合わせて境内に建設を進めてきたもの。
文庫は鉄筋コンクリート造り2階建て、のべ床面積470㎡で、内部は1階に図書室(写真左)、閉架書庫、展示コーナー、畳コーナー、エントランス(写真右下)、受付、事務室、2階に展示室、資料室2室、講義室、研究室、館長室などがある。館内は落ち着いた雰囲気で、静かに読書ができるほか、畳コーナーには子どものために児童書を置く。また、エントランスや展示コーナーには敷地内から発掘された縄文土器、聖観世音菩薩像、周り地蔵の講中が水引幕を寄進した時の寄付人の連名額が展示されている。このほかにも展示室や展示コーナーに、江戸時代の著名な文化人として知られる石川丈山が石谷氏のために贈った扁額、徳川家光、家茂の朱印状、狛江一帯を治め、江戸町奉行も務めた石谷貞清の肖像画、鉄叟瑞牛和尚が使ったといわれる中国から輸入された大型の珍しい袈裟(けさ)、洛中洛外図の屏風など寺が所蔵している貴重な文化財を展示する。屋根に太陽光発電の設備を置き、館の前に同寺の本堂で使われた瓦を使った庭を造るなど、狛江の新しい文化施設として多くの人に親しまれそうだ。
施設_MG_0715蔵書は約30000冊の予定で、(1)寺や狛江、調布などの郷土誌(2)仏教図書(3)文庫・新書本(4)文学(5)辞書・辞典・系図などの参考図書(6)女性と仏教、ジェンダー関係の書籍(7)地誌・文化誌・寺院誌(8)展覧会などの図録・大型本(9)妖怪・夢・老・死などがテーマの書籍、の9つのコーナーに分けて開架式の閲覧室に置くほか、閉架書庫には大蔵経などの大型の叢書や全集などを収める。書籍は現在整理が進められており、来年春に一般に公開する予定。それまでは申し込みを受けて利用できるようにするという。
菅原昭英住職は、約40年にわたって歴史の研究を続け、東京大学史料編纂所や駒沢女子大学の教授、駒沢女子大の図書館長などを勤めた。また、妻の征子さんも女性史研究者で、東京女子大学などの講師を務めた。
こうした研究活動の間に集めた数多くの貴重な書籍や資料を収めた文庫を建設し、多くの人に役立ててもらうのがふたりの長年の夢だった。1994年から建設が計画され、2000年には世話人総会で「(仮称)泉龍寺仏教図書館」として承認を得たが、山門や本堂の改修工事などの必要が生じたため、計画が大幅に伸び、ようやくオープンにこぎ着けた。
館長として運営にあたる菅原さんは「ようやく夢が実現でき、うれしい。若い頃、本を入手するのに苦労したので、多くの人に役立ててもらいたい。また、文庫を多くの人に利用してもらうことで、とかく縁が薄い宗教や寺を身近に感じてもらうきっかけになれば」と話している。
開館は土曜日〜火曜日で時間は午前10時〜午後4時。
交通は小田急線狛江駅北口下車、徒歩2分。問い合わせは電話03-3489-3251。

また、泉龍寺では20日に、中興開山鉄叟瑞牛大和尚400年遠忌報恩会、住職の交代を行う「晋山式」などを催す。
8時から同寺別院から狛江駅北口を経て山門まで稚児行列を行うのを皮切りに、昼過ぎまでさまざまな法要や式典などが檀家などが参列して行われる。
問い合わせは☎03-3489-6778泉龍寺。

延長後半のシュート数は、 ヴィッセル1に対し東京は8と圧倒し、執念で引き寄せた勝利となった。


2011-11-18 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 05)歴史, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, a) 狛江市のニュース, 宗教, 書籍 | Permalink | コメント (0)

天皇杯・FC東京がヴィッセル神戸に2対1で勝利 : 延長アディショナルタイムに劇的な追加点

111116fctokyo01天皇杯サッカーの3回戦16試合が11月16日に各地で行われ、FC東京は調布市の味の素スタジアムでヴィッセル神戸と対戦した。両チームとも前半に1ゴールを決めたが、90分で勝敗がつかず延長戦に突入、PK戦が濃厚となった延長後半のアディショナルタイムにFC東京のDF森重真人がへディンゴシュートを決め、東京が劇的な勝利を引き寄せ、4回戦にコマを進めた。

写真=120+1分に決勝点となるFC東京のDF森重真人(#3)のヘディングシュート

 


111116fctokyo02この対戦は、2010年Jリーグ最終戦で降格争いをした因縁の相手。FC東京は、降格後の天皇杯では順調に勝ち上がり、準々決勝、準決勝とも延長戦に持ち込む粘り強さを見せ、優勝した鹿島アンドラズの前で涙を飲んだものの、ベスト4の成績を残した。
ことしのFC東京は、「1年でJ2復帰」を目標にリーグ戦3試合を残した段階であと勝点1で昇格、勝利すればリーグ優勝というところまできている。今後は「J1で勝ち残れるチーム」が大きな目標で、この試合に託すものが多い。

試合は、FC東京の大熊清監督が終了後の会見で「序盤は、J1のスピード感やプレッシャーに慣れていない感じがあり、このままではやられるという雰囲気があったが、時間が経つにつれて、身体で覚えている経験、フィジカルコンタクトやスピードにも慣れてきた」と話したようにヴィッセルのペースでスタートしたが、FC東京が耐え13分にMF谷澤達也(#39)のCKをMF高橋秀人(#4)が頭で合わせ先制(写真左)した。東京は得点後にリズムをつかみかけたが、37分にヴィッセルのCKからDF河本裕之(#5)にヘディングシュートを決められ同点となった。
その後試合は、互いに中盤でボールを奪いあう攻守の切り替えが早い展開となったが、GKのファインプレーや固い守りで追加点が奪えない状態が続き、90分では決着がつかず延長戦に入った。
111116fctokyo05延長前半の102分、ヴィッセルのMF大谷翼(#15)がこの日2枚目のカードを受けて退場。数的優位に立った東京は、延長後半に猛攻を仕掛け、112分には温存していたFW鈴木達也(#11)も投入した。攻撃の厚みを増して攻め続けると、東京側サポーターは一段と大きな声で声援をおくり選手を鼓舞。
カテゴリーが下の東京に負けられないヴィッセルは、GKのビックプレーやラインコントロールしてオフサイドを誘うなど必死で守り続けた。残り時間はあとわずかとなった120+1分にCKのチャンスから東京のDF森重が貴重な追加点を決めて、勝利をもぎ取った。
この瞬間、東京側は控え選手やスタッフがライン近くまで飛び出して喚声を上げて抱き合い、試合終了後にはGK権田修一(#20)はピッチで泣き崩れるほどの喜び方だった。
4回戦は12月17日ケースデンキスタジアム水戸で水戸ホーリーホックと13時に対戦する。


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2011-11-18 in 02)イベント・催事, e)調布市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)