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2011年8 月 7日 (日曜日)

川崎市がなでしこジャパンの宇津木瑠美選手にスポーツ特別賞:阿部市長「感動をありがとう」

110805utsugi 川崎市は8月5日、ドイツで開催されたサッカー女子ワールドカップで初優勝した日本代表「なでしこジャパン」メンバーで、小・中学校時代を川崎市で過ごした宇津木瑠美選手(22歳、フランス・モンペリエHSC所属)に川崎市スポーツ特別賞を贈ることを決め、阿部孝夫市長が賞状と記念品を手渡した。

写真=川崎市スポーツ特別賞を手にする宇津木選手と阿部孝夫市長

市役所市長公室で行われた贈呈式に、宇津木選手は母とフットサル選手の姉を伴って参加。阿部市長は「2010FIFAワールドカップ(W杯)に出場した川崎ゆかりの選手にもこの賞を贈りました。今回のなでしこジャパンは、その時を大きく上回る、男子がなかなかできない初優勝を達成し驚きました。川崎市を代表する選手として大きな感動を与えてくれてありがとう」と栄冠を称え「次のロンドンオリンピックでもがんばって」と激励した。宇津木選手は「私が育った街からこのような賞をいただきとてもうれしい。これからもがんばりますので応援してください」とこたえた。
宇津木選手は高津区の西梶ヶ谷小学校、宮前区の宮崎中学校出身。6歳で地域のサッカーチーム「川崎ウィングス」に入部、その後フロンターレのサッカースクールを経て、2001年に女子サッカーの名門日テレ・ベレーザの下部組織に入り2002年から20010年までベレーザに所属、20010年にモンペリエに移籍した。2001年にU16日本ユースに選出され、2005年にキリンチャレンジカップで日本代表デビュー、現在、海外強化指定選手として活躍している。ポジションはMFだが、代表ではDFで出場することが多い。日本代表の背番号は13番。今回のワールドカップでは、メキシコ戦とドイツ戦で途中出場した。
授賞式の後、記者の質問に答え、宇津木選手は「2歳ごろからサッカーボールをさわり、小学校4年にフロンターレスクールに入り6年で卒業するまで女子は私1人でした。学校時代は放課後だけでなく登校前にも姉たちと1時間半練習し、毎日6、7時間サッカーをしていました」「当時、男子しか出場できない試合もあって悔しい思いもしましたが、男の子と一緒にやっていたお陰でフィジカルも強くなったと思う」と笑顔で川崎での思い出を披露した。
延長戦となったドイツ戦の出場について「(ドイツを)リードする前に、攻撃の選手が交代の準備をしていた時に勝ち越し点が入りました。私はベンチでのサポート役として(ピッチ上の選手を)声を上げて応援していた時、急に監督に呼ばれて出ることになりました。心の準備ができていなかったのでびっくりしましたが、ピッチに入ると落ち着いてプレーができました」と試合でのエピソードを披露した。 
サッカーを続けている少女たちに「途中であきらめず夢を持ってサッカーを続け、一緒にがんばりましょう」とエールを送っていた。


 

2011-08-07 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, b4) 川崎市宮前区, スポーツ | Permalink

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