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2011年7 月31日 (日曜日)

Jリーグ・川崎フロンターレが浦和レッズに敗戦:オウンゴールに泣く

110730frontale01 Jリーグ19節第1日程の6試合が7月30日に行われ、川崎フロンターレは等々力陸上競技場で浦和レッズと対戦した。川崎Fは、前半10分にオウンゴールで浦和に先制され、その後、何度かチャンスを作り、浦和の5本の3倍近い14本のシュートを放ったが、相手GKの好守などでゴールを割れず、0対1で痛い敗戦となった。

 

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2011年7 月27日 (水曜日)

ナビスコ杯・川崎フロンターレはホームでサンフレッチェ広島を降し2回戦に進出

110727nabisco01 Jリーグナビスコカップ第1回戦第2戦の6試合が7月27日に各地で行われた。川崎フロンターレは、サンフレッチェ広島と対戦、FW小林悠の2ゴールとMF登里享平ら若手の活躍で3対1で勝利した。アウェイの第1試合(6月5日)は2対2で引き分けたが、得点の合計が5対3となり、2回戦に進出した。2回戦の対戦相手は横浜F・マリノスで9月14日と28日に試合が行われる。

写真=54分、決勝のゴールを決めた川崎フロンターレMF登里享平(撮影 : 山本真人) 

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2011年7 月22日 (金曜日)

川崎市多摩区で藤子・F・不二雄ミュージアムの開館プレイベント : 小学生のイラスト展や音楽イベント

110722irasutoten01川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムが9月3日にオープンするのを前に、お膝元の多摩区でドラえもんにちなんだプレイベント「僕と私とドラえもん みんなのイラスト展」と「うたって、おどって、わらって、多まっくミュージック!」が催される。

写真=多摩区役所市民ギャラリーのイラスト展 

  110722irasutoten02 ベントは、同ミュージアムの開館をきっかけにわくわくする町・多摩区」をめざし街の活性化をはかろうと、地域住民らで構成する「わく多ま!」実行委員会が催すもの。
多摩区総合庁舎2階ギャラリーでは8月22日から28日の10時から16時まで(1)ドラえもんと遊んでいるところ(2)ドラえもんと「どこでもドア」で行ってみたいところ(3)ドラえもんと一緒に使ってみたい「ひみつ道具」をテーマに、区内の小学生が描いた子どもらしい夢があふれた300点のイラストを展示している。期間中には「心に残った作品」の投票を行い、賞を決める。
23日には「うたって、おどって、わらって、多まっくミュージック!」と題し、多摩区役所総合庁舎、中野島駅前、民家園通りなどで音楽イベントを開催する。同庁舎1階アトリウムの音楽イベントは、12時から14時40分までで、テレビアニメ「夢をかなえてドラえもん」の主題歌を歌う歌手maoさんのミニコンサートと稲田中学吹奏楽部とチアダンス部、県立多摩高校合唱部が楽しい音楽や踊りを披露する。
中野島駅前では、11時から15時30分まで 「中野島音楽祭」が催され、アコースティックミュージシャンの歌や踊り、地元住民の演芸発表、フリーマーケット、子どもゲームなどが行われる。
16時から21時には、向ヶ丘駅南口の民家園通り商店街を歩行者天国にして「民家園通り商店街夏まつり」が催され、専修大学のマーチングバンドパレード、阿波踊り、民謡ながし、太鼓演奏のほか多摩区の応援歌「民家園音頭」の発表が行われる。
参加はいずれも自由。
問い合わせは電話044(935)3239多摩区役所地域振興課。

写真=多摩総合庁舎1階に置かれたミュージアムオープンまでの日数を表示するドラえもんの人形 

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2011年7 月17日 (日曜日)

狛江市の多摩川でいかだレース:82チームが自作いかだでデザインやスピード競う チームラフティーが初の10連覇

110717ikada01 夏の多摩川の風物詩として親しまれている「狛江古代カップ第21回多摩川いかだレース大会」(同実行委員会主催)が7月17日に催され、昨年を5艇上回る82の手作りいかだが参加、強い日射しの下で熱いレースをくり広げた。いかだの中には東日本大震災の被災地に向けたメッセージを記したものもあった。レースの結果は、チームラフティーが大会初の10連覇を果たした。

写真=趣向を凝らしたいかだで多摩川を下る 

110717ikada03 元冬季オリンピック選手の荻原次晴さんの選手宣誓で始まったレースは西河原公園近くの通称五本松から二ヶ領用水宿河原堰まで約1.3kmを自作のいかだで下り、所要時間を競うタイム部門と、いかだのデザインや出来ばえを競う企画部門で行われた。
参加チームは初出場が14にのぼり、狛江市内だけでなく、同市と交流している多摩川の源流の小菅村、奥多摩町、新潟県長岡市、多摩川流域の調布市、稲城市、府中市、立川市、対岸の川崎市、さらには世田谷区、千代田区、群馬県桐生市など遠方からエントリーしたチームもあった。
110717ikada02 ことしの多摩川は水量も多く、おおくのいかだが順調に川を下ったが、なかにはバランスを崩して転覆、川岸のギャラリーの笑いを誘っていた。デザイン重視のいかだの中にはやまめの炭火焼き、黄と赤の羽を広げたフェニックス、大きなスイカ、真っ黒な海賊船など、力の入ったいかだもあり、観客の目を引きつけていた。
スピード部門では、10連覇がかかるチームラフティー(写真左)が出場した最終の12レースに注目が集まり、白い水しぶきを上げて力漕するいかだに盛んな声援が送られた。ラフティーはスタート地点では他のいかだに後れを取り、逆風でややタイムは落としたものの11分23秒で漕ぎきり、V10を達成した。
企画部門では、結婚10周年記念のウェディングドレスなどの正装の「新郎新婦」が乗る白馬が引く馬車を作ったチーム太陽の西(写真右下)が大賞に輝いた。 

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Jリーグ5節・フロンターレが首位・柏から金星:主力欠きながらジュニーニョが値千金のPK

110716frontale01 東日本大震災の影響で日程変更していたJリーグ5節の4試合が7月16日に行われた。第2日程の川崎フロンターレは、首位の柏レイソルを等々力陸上競技場に迎えて対戦、前半先行していたゲームを一時追いつかれたが、84分にfwジュニーニョが勝ち越しのPKを決め、3対2で勝利した。

写真=84分にFWジュニーニョが決勝のPK

試合は開始早々の5分にFW矢島卓郎のゴールで先制、31分には矢島と交代したばかりのFW小林悠が追加点を奪い、柏のシュートをゼロに抑える有利な戦いで前半を終了した。
しかし、後半は一転して柏に押し込まれる苦しい展開。GK相澤貴志のファインセーブなどでしのいだものの、54分にはオウンゴールで失点、71分には柏のMFレアンドロ ドミンゲスに同点ゴールを許した。しかし、交代で入ったばかりのMF久木野聡がペナルティーエリア内で相手側のファールを誘ってペナルティーキックを得た。このPKを84分にFWジュニーニョがしっかりと決めて決勝点を奪い、勝利をもぎ取った。
猛暑のなかでの連戦というハードスケジュールに加え、優勝争いにからんでいくには負けられない試合にMF中村憲剛、MF稲本潤一の主力を体調不良で欠くという厳しい条件のなかで首位の柏を倒してつかんだ勝ち点3は、今後に向けて大きな価値を持つと言えそうだ。


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2011年7 月13日 (水曜日)

「終戦前後の狛江の工業」テーマに7月15日から狛江駅前のギャラリーで展示と講演:写真などでハイテク拠点の歩み紹介、西條八十作詞の工場歌も初公開

110713kokukeiki02 第二次大戦の戦中から戦後にかけてハイテク技術の拠点となった狛江の姿を2つの会社の写真や当時の関係者の講演を通して紹介する企画展「終戦前後の狛江の工業」(泉の森友の会・特定非営利活動法人k-press共催)が、7月15日から20日まで小田急線狛江駅北口近くの泉の森会館で開催される。会場では、当時の工場の姿を撮影した多数の貴重な写真や資料に加え、これまで眠っていた作詞家の西條八十がつくった工場歌と音頭をデジタル化して初公開する。また、16日には当時の社員による座談会が催され、工場内の様子やエピソードを通して戦時下や終戦直後の苦闘、復興に向けた歩みなどを証言する。いずれも入場は無料。

写真(展示写真の一部)=1940年代前半、東京航空計器狛江工場内にあった計器操作を学ぶための複葉機に乗る青年学校の生徒(写真提供、東京航空計器OB笹井博さん) 

110713kokukeiki01 この催しは、狛江の街の発展に企業が果たした役割と歴史を市民の手で掘り起こし、次の世代に記憶を語りつごうと企画したもの。
狛江は、豊富な地下水と交通便の良さから昭和10年代半ばから精密機器など当時の最先端技術を持つ工場が次々と建設された。
展示では戦中から戦後にかけて狛江に会社があった東京航空計器株式会社(本社=町田市小山ヶ丘、資本金1億円)と株式会社日立国際電気(本社=千代田区外神田、資本金100億5800万円)を取り上げる。
東京航空計器は当時、川崎市中原区木月に本社があり、1939年に現在の和泉本町1丁目の土地約46,000平方メートルに寄宿舎付きの工場と学校を建設。航空機用の計器などの精密機械を開発、製造した。戦後は、川崎の本社が米軍に接収され、一時操業を休止したが、1946年に本社を狛江に移して業務を再開した。しかし、占領軍による指令で航空機用の計器などの製造が制限されたため、それまでの精密機械製造の技術を生かし、映写機、顕微鏡、カメラ用雲台などの製造に取り組んだほか、現在のファックスの前身にあたる模写電送装置を開発したり、爪切りも製造したという。1952年に、航空機用の機器製造の制限が緩和されると米軍や民間機の計器や訓練用の機械の修理や開発、製造といった本来の分野に復帰した。1983年には敷地の一部を売却、本社工場棟を建設して操業してきたが、2010年秋に町田市へ移転した。
110713kokusaidenki02 日立国際電気は、当時の社名を国際電気株式会社といい、1941年に和泉本町4丁目の119,000平方メートルの土地に市内最大の工場を建設、主に通信機器の製造にあたったが、当時その技術は日本でトップクラスと言われた。戦後は、主力の通信機の製造・販売が困難だったため、さまざまな民生用製品の開発にあたり、養蚕で使う蚕のさなぎを殺す機械や木材乾燥機、業務用の電子レンジなども開発、製造した。その後、需要の高まりに合わせて通信機器の開発生産が本格化、南極観測船宗谷の通信機や現在の携帯電話の基礎となった自動車電話の開発なども行った。1966年に羽村市へ移転、跡地は都営狛江アパートになった。2000年に合併により現在の日立国際電気になった。
110713kokusaidenki01 両社は戦中から戦後にかけていずれも途中で名前を変えた時期もあるが、狛江の発展に大きな足跡を残している。地域の人々に働く場を提供しただけでなく、商業や運送業など新たな仕事を生み出し地域経済を発展させた。また、設立当初には社内に高等小学校を卒業した少年を数年がかりで中堅技術者に育てる「青年学校」を設けたり、戦争中は軍需工場に指定され、近くの学校だけでなく全国から多くの学徒動員の若者が来て働いた。戦後も会社内に技術学校を設け、物づくりに貢献する若者を育てた。
会場では、両社が手がけた機器や青年学校の学生の寮生活、軍事教練、地域の人も参加した社内レクリエーションなど約2百数十点の写真をはじめ、青年学校の生徒を募集する戦前の求人票や参考書、学徒出陣の辞令、国際通信が開発した通信機を載せた南極観測船宗谷が持ち帰った南極の石など貴重な資料も展示する。
また、東京航空計器が1944年に戦意高揚と生産性を高めるため、昭和を代表する作詞家・西條八十と作曲家・久保田公平に依頼して制作したSP盤レコード「東京航空計器 狛江工場歌」と「必勝轉輪音頭(狛江工場音頭)」を会場内で流すほか、小田急線が高架複々線になる前に写した狛江駅から東京航空計器計器正門までの町の様子を紹介するビデオも公開される。
17日15時からは、同館3階のホールで、両社で働いていた笹井博さん、藤岡昇さん、江口茂男さん、藤井拓三さんを招き、会社の様子や街の人との関わりなどを語る。
展示時間は午前10時から17時。 入場は無料。
問い合わせは電話03-5497-5444泉の森会館。

写真((展示写真の一部、上から)=狛江市内にあった1960年代ごろの東京航空計器の全景(写真提供 : 東京航空計器)、1950年代前後の国際電気の全景(写真提供、日立国際電気)、1942年に国際電気工場内で行われた青年学校生徒の軍事教練(写真提供 : 国際電気OB飯野芳男さん)

 

 

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2011年7 月12日 (火曜日)

川崎市宮前区で平瀬川七夕サミット:コイからアユへ主役交代、きれいな川復活着実に

110711tanabata02 「ふるさとを流れる平瀬川と流域の環境を守り育て、子どもたちに伝えよう」と7月3日、川崎市宮前区の菅生小学校で「平瀬川七夕サミット」が催された。

写真=平瀬川の調査結果を発表する児童たち

このサミットは平瀬川流域まちづくり協議会、向丘地区商店会連合会が催しているもので、今回で16回を数える。川崎市、特定非営利活動法人多摩川エコミュージアム、宮前区まちづくり協議会が後援、地域の自治会やライオンズクラブ、ロータリークラブ、飛森谷戸の自然を守る会、花で町を飾る会、水沢森人の会、ガーデニングクラブこすもす、東高根森林フォーラム、グリーンフォーラム21みやまえなどの市民団体が協賛、協力している。
この日は、午前中に平瀬川の6カ所で清掃と草刈り、調査を行い、自転車20台など1トントラック3台分ほどのごみを回収した。
午後からは菅生小体育館に約300人が参加、サミットを開催した。
菅生中学校吹奏楽部によるオープニング演奏に続いて、平瀬川の各地区からプロジェクターを使って写真を写しながら活動報告が行われた。なかでも、アユが増えているという報告が相次いで寄せられ、これまで地域ぐるみで行ってきた清掃活動や環境の整備によって川の主役がコイからアユに替わったことを印象づけた。ただ、川に捨てられる自転車が多く対策が必要などの声も聞かれた。
地元の菅生小、稗原小、向丘小の児童が川について調べた結果を報告、大きな紙に文章や絵、図表で描いたり、寸劇で紹介するなど力のこもった発表に会場からは拍手が送られていた。
区制30周年を記念して製作中のふるさとカルタの報告も行われ、参加者の関心を呼んでいた。
また、菅生小の児童の楽器演奏、林敏さんによる楊琴(やんちん)の演奏、合唱団コールエスペランサの合唱なども行われた。
会場には、中学校区ふる里カルタ、平瀬川のミスと緑、歴史探索ウォークマップ、野鳥の写真などのパネルも並べられ、訪れた人たちは興味深そうに見入っていた。 
阿部孝夫市長も参加、「市長になる前からサミットには参加している。これからも一緒に、平瀬川がふるさとの川として誇りが持てるようにしていきたい」などと挨拶した。 

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Jリーグ・川崎フロンターレがアビスパ福岡に辛勝 : 始球式にドラえもんとのび太が参加

110709fron01 東日本大震災の影響で日程変更していたJリーグ3節の9試合が7月6、9、10日に行われた。第2日程の川崎フロンターレは、等々力陸上競技場でアビスパ福岡と対戦、38分にMF稲本潤一のホーム初ゴールで先制、前半終了間際にMF中村憲剛のゴールで追加点、66分にFWジュニーニョがダメ押しのゴールを決めて楽勝ムードだったが、途中交代した福岡のFW岡本英也に71分と77分にゴールを許しその後も攻め込まれたが3対2で辛勝、再び3位に浮上した。

写真=38分、等々力初ゴールとなる先制点に拳を挙げて喜ぶ稲本選手とチームメイト(撮影 : 山本真人)

110709fron05 この試合は、川崎市制記念日(7月1日)にちなんだ市制記念試合で、事前申込した市民の中から抽選に当たった2000人が招待された。また、9月3日にオープンする「藤子・F・不二雄ミュージアム」のプレイベントとして、始球式にドラえもんとのび太の着ぐるみが同競技場に登場。マンガの「タケコプター」ならぬ本物のヘリコプターから始球式ボールが投下され、ゴール脇でドラえもんが見守る中、のび太がボールを蹴った。 
バックスタンドでは、ドラえもんとふろん太のキャラクターと会館までの日数を入れたカウントダウンのビッグフラッグが掲げられ、客席から大きな拍手がおきた。
ハーフタイムには、
恒例の川崎市在住の歌手・西城秀樹さんのミニライブが催され、市民も参加するバックダンスでヤングマンなどを歌った。
試合後には、ホームで初ゴールをあげた稲本選手がサポーターに「1年半もお待たせしました。やっとフロンターレの一員になれました」と挨拶。ラえもんの衣装をまとったサポーターから大量のどら焼きをプレゼントされた稲本選手は笑顔で観客に配りファンを湧かせた。

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写真=68分、ジュニーニョの決勝ゴール(撮影 : 桑山輝明)、始球式でのび太のゴールに喜ぶドラえもん、始球式(撮影 : 山本真人)、ハーフタイムショーでオープンカーに乗りヤングマンを歌う西城秀樹さん

 


 

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2011年7 月11日 (月曜日)

川崎市多摩区の生田大橋にミニ・ギャラリー:落書きのない、きれいな街願って小学生の風景画を展示

110711gallery03 川崎市多摩区三田の生田大橋下に子どもたちが街の風景を描いた絵を展示した「ギャラリー」が7月10日にできた。落書きを防止するとともに、街をきれいにし、ふるさと意識を高めようという一石三鳥のアイデアで、明治大学の学生と三田こども文化センター、五反田自治会、多摩区役所道路公園センターの四者が協同で取り組んで実現した。橋の壁面に飾られた小学生の力作30点には、自分たちの街をきれいに楽しくしたいという思いがこもっており、道行く人たちは足を止めて熱心に見入っている。

写真=橋の下での絵の展示作業

110711gallery01 絵が展示されたのは、生田大橋の南側を通る道路に沿った下部の壁面。この道は小田急線生田駅から明治大学生田校舎に通う学生の通学路になっている。
10日には、この「ギャラリー」を企画した明大の生田環境デザイン部(関野純也幹事長、部員10人)の学生、三田こども文化センター(藤沖恵美館長)に通って絵を描いた小学生と保護者、五反田自治会(吉田輝久会長)、多摩区役所道路公園センターの職員など20数人が集まり、絵の展示作業を約2時間がかりで行った。
110711gallery02 作業は1週間前に環境デザイン部の学生と三田こども文化センターの藤沖館長と職員が落書きを消した壁面を、小学生などがぞうきんで汚れを取り(写真左上)、学生が展示の目印となるビニールの細いひもを貼った後、 これに合わせて小学1年から4年までの子どもたちが画用紙に描いた絵を10枚ずつ3段になるよう両面テープで貼り付け(写真右下)、上部には「生田の町をきれいにしよう」というメッセージを貼った。
展示された30枚の絵には、 生田駅や小田急電車、ファミリーレストラン、五反田川、公園、動物、魚など夢のある楽しい街の風景がクレパスや水彩でのびのびと描かれており、防水や汚れを防止するためラミネート処理が施してある。
夏の暑さの中で汗をしたたらせながら作業を行った人たちは「心ない落書きがなくなるといいね」「生田の良さが伝わるはず」などと話していた(写真左下は完成を喜ぶ参加者たち)。
110711gallery04 生田大橋のこの場所はこれまで落書きが絶えず、地元の町会や区役所などが消しても、すぐに落書きされるといういたちごっこが続き、対策に頭を悩ましてきた。ことし3月、落書き消し作業にも加わってきた環境デザイン部の学生が対策として子どもの絵を展示することを企画、子どもたちとふるさとを守る活動をしてきた三田こども文化センターと話し合いを重ね、五反田自治会に放しをするとともに区役所道路公園センターに協力を求めた。これにが加わり、実施に向けて絵の展示方法などを検討するとともに、5月から6月にかけて小学生が絵を制作した。
明大3年の関野幹事長は「入学した年から4回、落書き消しに参加したが、その度に落書きをされてくやしい思いをしてきた。私たちのアイデアに快く応じてもらえてうれしい。この道は多くの明大生が通るので、きっと驚くのでは」、吉田自治会長は「落書き消しには1回で数時間かかることもあり、困っていた。子どもたちの絵を通して、ふるさと意識をたかめてもらいたい」、指導にあたったこども文化センターの藤沖館長は「子どもたちは自分たちのふるさと生田の町をきれいにしたいという気持ちをひとつにして取り組みました。保護者も加わって、皆さんの連携で活動ができたことがうれしいです。みんなで絵を大切にしてほしい」、道路公園センターの藤田統一管理課長は「小さなギャラリーだが、四者が協働して実現できたことには大きな意義がある。落書きに悩む他の場所でも対策のひとつとして取り入れていければ」などと話していた。

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2011年7 月 7日 (木曜日)

狛江市でホタル鑑賞会:約1000人が参加、きらめく光に親子ら歓声

110707hotaru002 小田救援狛江駅北口近くにある狛江市元和泉1丁目の泉龍寺弁財天池で7月2日夜、「ホタルを鑑賞する夕べ」が開かれ、親子連れなど約1000人が木立に囲まれた暗い池に描かれるかすかなヘイケボタルの光の軌跡に歓声を上げていた。

写真右=地面で光るホタル

110707hotaru001 このイベントは、東京狛江ロータリークラブがクラブ設立40周年を記念して行ったもので、2010年に継いで2回目。
今回は、混乱が起きないよう午後7時から泉龍寺境内に集まった見物客に整理券を配り、池に誘導。午後7時30分から300匹のヘイケボタルを次々と放った。
この日は、ホタルが元気に飛び回る「じっとり蒸し暑い夜」ではなかったためか、ホタルは地面や水面からなかなか舞い上がらなかったが、ほのかな光を点滅させると、見物客から「ワー、きれい」「初めて見た」などの声が上がっていた。また、「昔を思い出した」と感慨深げに見守るお年寄りもあった(写真左)
鑑賞会は、弁財天池の改修を手がけた同クラブ会員で造園業を営む鈴木一光さん(67)が、市制40周年記念と同クラブの40周年プレイベントとして昨年初めて企画、弁財天池の土地所有者・泉龍寺の協力を取り付けて実施した。この時のホタルのうち10匹を会社の敷地内に設けたネットを被せた飼育用の池に放ったところ次の世代が生まれ、6月下旬に2匹のホタルが光を放った。
会社での飼育経験をいかしてことしは、弁財天池の周りの水路に長さ約2m、幅約1m,、高さ約0.7mで網を被せた飼育小屋を作って飼育する実験を行うことにしており、将来弁財天池生まれのホタルが飛び交う日が来ることを願っている。

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