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2007年12 月29日 (土曜日)

天皇杯・川崎は鹿島アントラーズに敗戦:初タイトルの夢は持ち越し

071229frontale02 サッカー天皇杯の準決勝2試合が行われ、川崎は、東京・国立競技場でJリーグチャンピオンの鹿島アントラーズと対戦、1対0で破れことしの目標だったタイトル取りは果たせず敗退した。もう1試合、静岡県・エコパスタジアムではJ2降格のサンフレチェ広島がガンバ大阪を3対1で下して決勝にコマを進めた。決勝戦は、国立競技場で14時から鹿島の広島が意地とプライドをかけた試合となる。

写真(撮影:藤井隆弘)=試合終了で膝を落とす中村(14・中央)、先制ゴールを決めた本山(10・中央)と祝福する選手、放心状態の川崎イレブン

071229frontale01 国立競技場で行われた川崎の試合は、トップ下に今シーズン限りで退団するMFマギヌン、累積カードで欠場のMF谷口博之(29)に替わりボランチに河村崇大(6)を起用。川崎は、立ち上がりからアグレッシブなパフォーマンスで鹿島陣内に入りフリーキックを得るものの、シュートが枠には入らずその後も決定的なチャンスは作るが、鹿島のGK曽ヶ端準(1)の早い飛び出しでゴールを止められ先制を逸した。一方、慎重に試合に入った鹿島も15分過ぎからMF小笠原満男(40)とMF本山雅志(10)が攻撃の芽を作り始め、互いに早い展開で好守の切り替えが続き、前半を無得点で終える。
071229frontale03 後半、立ち上がりからが攻撃を仕掛け、再三鹿島ゴールを襲うが曽ヶ端の好守に阻まれ得点に結びつけない。Jリーグチャンピオンの意地をかけた鹿島も反撃、川崎の守護神・川島永嗣のセーブやDF陣が踏みとどまるタフな展開。しかし、72分に一瞬の隙をつかれ、川島が処理したこぼれ球を本山がダイレクトにシュート、そのままゴールに入って鹿島に先制点を許した。川崎は、FWの久木野聡(23)、黒津勝(7)と次々投入して、超攻撃的な布陣で攻撃したが、鹿島の堅守を崩せずタイムアップ。終了の笛とともに、鹿島側のスタンドは歓声があがり大きな旗が何度も振り下ろされたが、選手達は喜びよりも腰に手を当てて休むほど消耗していた。
敗れた川崎側のスタンドは一瞬静まりかえったが、準決勝まで戦い抜いた選手達を称える「コール」がしばらく続いていた。
決勝戦は、逆転でリーグ優勝して勢いに乗る鹿島と、降格の重石がなくなり本来の力を取り戻した広島の初顔合わせで、好ゲームが期待される。

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2007年12 月24日 (月曜日)

川崎市が多摩川の大師橋をライトアップ:クリスマスと大晦日から3ヶ日

Dsc_5146s_2 東京都大田区と川崎市川崎区を結ぶ通称・産業道路(主要地方道東京大師横浜線)の多摩川にかかる「大師橋」(長さ550m)が、ことしもクリスマスと年末年始にライトアップされる。

写真(川崎市建設局道路整備課提供)=ライトアップされた大師橋

Dsc_5154s_4 大師橋は、1939(昭和14)年に京浜工業地帯を結ぶ橋として「トラス橋」と呼ばれる吊り橋に似た構造で作られたが、老朽化のため、1991年から架け替え工事が行われ、2006年11月に完成した。新しい橋は、「斜張橋」と呼ばれる構造で、中央二カ所に立つ高さ50mの塔から出たケーブル(1カ所で28本)で橋ゲタを吊っている。
橋の完成にともない、川崎市は新しい橋の構造美を多くの市民に見てもらおうと昨年のクリスマスと年末年始にライトアップ、好評を呼んだ。ライトアップは塔とケーブル部分に投光器をあて一世に点灯する。
ライトアップの期間は12月24日〜25日、31日〜2008年1月3日で点灯時間は、日没5分後から翌朝の日の出10分前まで。
問い合わせは電話044(200)2818川崎市建設局土木建設部道路整備課。

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川崎市の夢見ヶ崎動物公園が動物への年賀状を募集:1月19日から園内で展示

ヘラジカやレッサーパンダにも新年のあいさつをと、川崎市幸区の夢見ケ崎動物公園が、ことしも園内の動物たちへの年賀状を募集、寄せられた年賀状は1月19日から園内で展示する。

この催しは、来園者母子が「動物さんは手紙をもらえるのかな」と話していたのをヒントに、動物に年賀状を書くことで動物愛護の気持ちを育てようと2003年の正月から毎年行われている。毎年、川崎市内をはじめ全国各地や海外から多くの作品が寄せられる。
園内はヘラジカやレッサーパンダなど珍しい動物をはじめ63種、約400点の動物を飼育しており、年中無休の川崎市の施設。6.6ヘクタールの園内には、「富士見デッキ」からの富士山を見ることができるほか、赤穂浪士に関係のある了源寺や熊野神社など由緒ある寺や神社も多く、例年晴れ着のカップルや家族連れが多く訪れる。同園では、正月休みに初詣を兼ね動物と一緒の新年の写真撮影や散歩に来ませんかと呼びかけている。
募集期間は、1月1日〜10日で、内容はイラストや絵、写真など動物を題材とした作品でだれでも応募は可能。
寄せられた作品は、1月19日から28日まで園内レクチャールームに展示する。送り先は〒212-0055川崎市幸区南加瀬1-2-1 川崎市夢見ケ崎動物公園。問い合わせは電話044(588)4030同園。

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笑ってクリスマス:川崎市多摩区在住の桂米太朗さんが12月25日に落語会

「クリスマスを笑って過ごして」と川崎市多摩区在住の落語家桂米太朗さんが12月25日のクリスマスに落語会を催す。

この「桂米太朗の会」は文化庁芸術団体人材育成支援事業としてお江戸日本橋亭(地下鉄三越前またはJR新日本橋駅から徒歩約5分・電話03-3833-1789)午後5時半から催すもので、米太朗さんが7時と8時の2回出演するほか、桂花丸さん、桂米福さん、桂歌春さん、ぴろき(ギタレレ漫談)が約3時間にわたってご機嫌をうかがう。
入場券は前売り1500円(当日2000円)で、約80席と限りがあるため、事前に連絡をと呼びかけている。
問い合わせは電話090-8341-5790桂米太朗さん。

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2007年12 月23日 (日曜日)

川崎市麻生区役所で地元産の農作物で七草がゆ:麻生区文化協会と麻生区役所が300食を無料配布

ふるさとの味を楽しんでと、川崎市の麻生区文化協会(京利幸会長)と麻生区役所が2008年1月7日午前11時から麻生区役所で区内産の食材で作る恒例の「あさお古風七草粥(がゆ)の会」を催す。

今回で5回目となる七草かゆは、使う食材はほとんど地元産。同会会員が作った米と野菜、区内の畑で採取したセリなどのほか、同区古沢の田んぼで行われた区の事業「親子体験農業」で育てたモチ米で作ったモチを使用。早野聖地公園の里山ボランティアが焼いた炭を使い、昔ながらの七草がゆを再現、区民とともに味わう。七草粥は同文化協会が、新年会として細山郷土資料館で催していた行事を、2004年から区民にも参加してもらおうと現在の形に変えたもので通算すると22回目となる。
当日は市民館入り口横の階段状になった屋外ステージで新年を祝う高石囃子(はやし)保存会のお囃子や麻生童謡を歌う会のお正月の歌を披露、地域をあげての催しとなる。参加は自由。先着300人分を用意する。例年材料代として100円を取っていたが、今回は無料だ。
問い合わせは044(951)1300麻生市民館内麻生文化協会。

関連記事=「麻生区役所で七草粥」を読む>

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天皇杯・川崎がFC愛媛を破りベスト4入り:準決勝は国立競技場で鹿島と対戦

071223frontale01_6 サッカーの天皇杯第6戦(準々決勝)の4試合が12月22日・23日に行われ、川崎は埼玉スタジアム2002でJ2の愛媛FCと対戦。川崎は前半にMF大橋正博(背番号24)、後半はことし得点王に輝いたFWジュニーニョ(10)がPKを決めて2対0と順調に勝ち進みベスト4入りした。川崎の準決勝は12月29日、国立競技場で15時から鹿島アントラーズと対戦する。

川崎はことしの目標—タイトル取りのラストチャンス、一方の愛媛はJ1の浦和レッズ、横浜FCを破りチームの歴史を塗り替える快進撃を続け、意地とプライドのかかった試合。スタンドは、連休を利用してバスなどで駆けつけた両チームのサポーター約8500人が試合開始前から熱い応援を繰り広げた。
071223frontale02 試合は、相手の出方をじっくり見る予定の川崎に対し、チャレンジャー・愛媛が立ち上がりからスピードに乗って川崎陣内に迫ったが、GK川島永嗣(1)がファインセーブでしのぐ。立ち上がり少しバタついた川崎は、徐々にボールをつないで相手ゴール前に攻め込むものの、愛媛GK川北裕介(35)の好セーブとフィニッシュの精度がいまひとつでゴールを割れない時間が続く。両チームがほしかった先制点を決めたのは、川崎のトップ下で出場した大橋。43分に愛媛ゴール前のこぼれ球からミドルシュートを決め、前半を終えた。
1点をリードした川崎は、後半の立ち上がりから積極的に相手陣内に攻め込むが、愛媛GKの好守に阻まれ、追加点に結びつかないイライラした時間帯が続く。試合が動いたのは大橋に変わりMF河村崇大(6)が入った直後の65分、ジュニーニョの突破を止めた愛媛の守備の要DF金守智哉(10)がこの日2枚目のカードをもらって退場。このファールで得たPKをジュニーニョが決め、2点のリードとなった。1人多い川崎は、73分には今シーズン限りで退団する怪我から復帰したマギヌンを投入し、ボールを支配して次々とシュートを放つが愛媛のGKの神かかりてきなセーブでゴールを割れない。愛媛もあきらめず、必死に守ってワンチャンスを狙ったが、川崎が無失点で試合終了の笛を迎えた。
071223frontale03_2 試合後の会見で川崎の関塚監督は「愛媛さんは勢いだけではなく組織的な戦いができるチーム」と敬意を表し「大橋のミドルシュートが決まって主導権が取れた」と勝因を分析「チーム一丸となってタイトルに向かっている。サポーターの期待も高く、みんなで答えていきたい」と話した。
一方、敗れた愛媛の望月一仁監督は「前半10分から15分で点を取れたら、前半が0-0だったら何かが起きるかなという気持ちでやっていました」と悔やみながらも、「小さな街のクラブでもがんばれば、大きなクラブといい試合ができるというのは少しは見せられた」とj2入り2年目にして天皇杯8位まで勝ち進んできた意義を語った。
4回戦から参加した川崎は、ことしの天皇杯は無失点。2001年以来6年ぶりにベスト4に進出した。ナビスコカップ決勝戦で涙を飲み、サポーターに約束した「元日に国立」の前には、驚異的な逆転優勝を果たした鹿島アントラーズとの対戦が待ちかまえている。

写真(上から)=先制のゴールをあげて喜ぶ大橋正博選手(24)と祝福する村上(26)・谷口(29)選手(撮影:山本真人)、PKを決め喜ぶジュニーニョ選手(10)(撮影:藤井隆弘)、試合後サポーターにあいさつする大橋選手(撮影:山本真人)

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2007年12 月22日 (土曜日)

川崎市多摩区の登戸駅前で23日にボサノバコンサート

川崎市多摩区の登戸駅ペデストリアンデッキ下で、12月23日夕方「多摩区区民会議プレゼンツ クリスマスボサノバコンサート」が催される。

地域の課題解決のために区民で構成する多摩区区民会議まつづくり部会が、住民、区内3大学、商店街が協力し合い駅前を音楽や文化の発表の場にしてまちに賑わいをと提案されていたもの。モデル事業として7月にバグパイプ演奏を実施したのに次いで2回目となる。
出演するのは、ライブハウスやレストランで活躍するフルート、ギター、ボーカル、エスニック・パーカッションで編成するアコースティック・ユニット「Pirarucu(ピラルクー)」。演奏は、午後5時30分と午後6時30分の2回で、いずれも各30分。
問い合わせは電話044(935)3147多摩区役所地域振興課。

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川崎市アートセンターの壁に光のイラスト:子どもが描いた作品を投影

081222art01_3 小田急線新百合ヶ丘北口に川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺)壁面に、12月18日から子どもたちが描いたさまざま絵が光で写し出され、道行く人から「建物全体がラッピングされたみたい」と評判を集めている。

080101img_4502_3 このイベントは、京都の二条城や青山の国連大学などのライトアップで知られる光のアーティスト高橋匡太さんによるインスタレーション企画「『プレゼントはなあに?』 〜箱の中身を想像してみよう!〜 」。10月31日に開館した同館が、「このクリスマス、あなたの絵を川崎市アートセンターの壁に映して、まちの人たちにプレゼントしませんか」と市民に呼びかけ、11月20日から作品を公募。12月15日には、同駅南口で行われたイベントに集まった子どもたちなどを対象にワークショップを開催、作品を集めた。集まったパンダやクリスマスツリー、車など65点の作品(21日現在)は、30秒ごとに自動的に入れ替えキャンバスにみたてた高さ11m幅25mの壁に投影している。
080101img_4507 光のインスタレーションは、「しんゆり芸術のまち」のPRとイメージアップのためにイルミネーションの点灯や街頭ライブなどを行っている「kirara@(きららっと)アートしんゆり2007」の関連イベントに位置づけられ、12月25日まで午後5時から9時まで同センターの壁に作品が投影される。
投影作品の公募は、12月23日まで。応募などの詳細は電話044(955)0107川崎市アートセンター。

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2007年12 月21日 (金曜日)

川崎市多摩区の生田小学校下校庭で冒険遊び:区民会議が外遊びのモデル事業を提案

川崎市多摩区内に子どもが自由に遊べる場を作ろうと12月22日と23日に同区生田の生田小学校下校庭で、廃材や大工道具などを使う外遊びのモデル事業「冒険遊び場(プレーパーク)で遊ぼう」が行われる。

多摩区の課題を解決するために区民で構成する多摩区区民会議が、豊かな自然の環境の中で子どもが自然とふれあいながら創造力を培う場所を作ろうと提案、本格的な実践を前に区内から候補地を選び、モデル事業を実施している。7月には、同区枡形の生田緑地ゴルフ場で、10月に多摩川に面する宿河原の二ヶ領せせらぎ館で、それぞれの場所の特性を生かした遊びを実施した。
3回目の今回は、NPO日本冒険遊び場づくり協会のプレーカーを活用し、市内のプレーパークのリーダーや川崎遊び場ネットの関係者などの協力を得て、さまざまな道具や工具、廃材などを利用し、基地づくり、木登り、ドロ遊びなどの冒険外遊びを行う。
参加は自由。主催者は、動きやすく汚れてもいい服装、運動くつで、昼食、飲み物、着替え、タオルの持参を呼びかけている。未就学児は保護者の同伴が必要。
雨天(小雨決行)の場合は中止。
問い合わせは044(935)3147多摩区役所総務企画課。

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小田急線狛江駅で12月22日に駅前ライブ:2団体がゴスペルを演奏

071221kekilive01 小田急線狛江駅北口の噴水広場前で、12月22日に駅前ライブが開かれ、全国各地で演奏活動を行っているデュオのゴスペルグループと市内の子育て中のお母さんらのゴスペルグループが出演、師走の町並みに美しいハーモニーを響かせる。

写真=11月25日に狛江駅北口で行われた初の駅前ライブ

「音楽の街ー狛江」をめざす同市では、良い音楽が聴ける街、楽しく演奏ができるまちを実現しようと11月25日に狛江駅前で初の駅前ライブ(「音楽の街—狛江推進事業実行委員会・狛江市主催)を開催。会場には、買い物客など多くの市民が足をとめ、子ども達が演奏する太鼓や市民団体のゴスペルソングに聴き入り、好評を呼んだ。その後、ライブを聴いた市民から、市に音響資材の協力や出演希望の申し出が複数寄せられたことから、今回2回目の駅前ライブを開くことになった。
出演は、オリジナルJゴスペル曲コンテストで2005年から3年連続グランプリに輝くジャパニーズゴスペルのグループ「True Vine」と市内のママさんグループ「Verrys」の2団体。演奏時間は午後1時から2時10分まで。雨天の場合は中止。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市市民協働課内「音楽の街—狛江」推進事業実行委員会。

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