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2007年6 月15日 (金曜日)

狛江駅北口の緑地の魅力を知ってと展覧会:狛江市と市民団体が共催

070615ryokutitenn01 小田急線狛江駅北口に広がる武蔵野の面影を残す「狛江弁財天池特別緑地保全地区」が、東京都から緑地保全地区の指定を受けて20年を迎えたのを機会に、この緑地を魅力を多くの市民に知ってもらおうと、市と同地区の管理運営を行っている「狛江弁財天池特別緑地保全地区市民の会」(前島郁雄代表)が、泉の森会館で「駅前の緑と泉展」開催、15日から17日の午前10時から午後3時まで特別公開している。

写真=展覧会会場

070615ryokutitenn02 会場には、同会会員の石川英夫さん、金光威和雄さんらが保全地区で撮影した四季の風景、樹木、野草、昆虫、野鳥、キノコなどの4切・6切カラー写真116点と298本の樹林マップ(写真・左)と代表的な木の葉などを展示。このほか「地温と竹の発芽数」と同地区から掘り出ししたモウソウ竹、明治から平成までの水路地図など会員がテーマ別に調査研究した成果も発表、同地区が緑地保全地区となるまでの経過を示す年表も展示、地区内の管理で切り取ったツルや竹を使ったカゴなども飾られている。展示は17日までで、時間は午前10時から午後6時まで。同展の問い合わせは電話 03(5497)5444泉の森会館。

 駅前広場から緑地保全地区に都市計画を変更

駅前の緑地は、元は泉龍寺が所有しており昭和初期に別荘地として個人に貸し出されていたが、1962年に駅広場用地として都市計画決定され、その後小田急線の線増・立体化にあわせ高層ビルを造る再開発案が出された。しかし1980年代半ば、市民から「武蔵野の原風景を残す貴重な緑地」として計画の見直しと緑地保全を求める声があがり、市民と話し合いの続けた市は1987年、都市計画を変更して北口の駅前広場を新宿寄りの現在の場所に移し、別荘地だった場所のほか泉龍寺境内などを「特別緑地保全地区」にするという画期的な決断を下した。

その後、市は市民と緑地の保全方法、駅からのアプローチの整備などについて話し合いを重ね、1999年から2001年に管理棟や散策路を整備。話し合いに参加していた市民などで構成した同会に監理運営を委託する協定を結んで2002年から限定開放を行っている。
特別緑地保全地区は、都市の緑を保全するため都道府県が都市計画法に基づき指定する。樹林、草地、水辺などの自然が良好で、無秩序な市街化の防止などに役立つなどの条件が必要で、建築の制限があり、生態系を守るため非公開のところが多い。同地区は1987年に都内で6番目の緑地として指定、年約10回開放している。

2007-06-15 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 09)市民活動, 11)まちづくり, a) 狛江市のニュース | Permalink

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