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2006年12 月25日 (月曜日)

麻生区の市民団体がチェルノブイリ事故の被災児支援:事故を20年にチャリティーコンサート

チェルノブイリの事故を風化させないで——川崎市麻生区の市民団体「ホールサムライフ」が12月26日午後1時30分から麻生市民館大ホールでチェルノブイリ原子炉事故被災者の子どもを支援するチャリティーコンサートを開く。

ホールサム(Whoiesome)は、「健全なもの、体によいもの」を指す英語。同会は、海外在住の経験がある主婦ら数人で2002年6月に発足、「国際社会に通用するホールサムな生きかた」を目ざして、地域で学習会やイベントを催している。
ことしは原発事故が起きてからちょうど20年目。ソビエト時代から長くロシアに暮らした経験を持つ松澤倫子同会代表によると、死の灰の多くは風に乗って隣国のベラルーシ共和国に降り注ぎ国土をセシウム137で汚染、甲状腺ガンに侵された子どもが異常発生、土壌の残った放射能は食べ物を通して人体に蓄積、今も母乳からは放射能が現出され、被災者の苦しみは続いているという。
同会では、国際社会への貢献のひとつとして「事故は今後も起こり可能性があり地震国である日本はなおさらであり記憶を風化させるべきではない」とコンサートを企画。収益金は「チェルノブイリ子供基金」と「チェルノブイリ医療基金」を通し、現地の子どもたちのために使われる。
コンサートには、川崎市や市教育委員会、ロシア連邦大使館なども後援、ロシア大使館付属小中学校に通う7歳から17歳の在日ロシア人の子どもたちの音楽グループ「ロシアンカ」が、民族ダンスと民謡を披露する。このほか日本の伝統楽器尺八を世界に広め虚無僧の修行の音色からロック、ブルースなどの幅広い演奏を行う尺八演奏家「き乃はち」インバンド、フラメンコダンス「カサブランカ」が賛同出演する。
また、広島の秋葉忠利市長、川崎の阿部市長、ロシア大使、ベラルーシ大使から、激励のメッセージも届いており、披露される予定だ。
入場はおとな900円、子ども400円。
問い合わせは電話044(955)2286ホールサムライフを進める会事務局。

2006-12-25 in 02)イベント・催事, 03)健康・福祉 ・医療, 04)教育・子ども , 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink

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