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2006年5 月27日 (土曜日)

狛江市で水防訓練:一般市民も参加し水防工法を体験

060527suibou01 水難事故の発生シーズンを前に5月27日、狛江市、狛江消防署、狛江消防団が同市猪方4丁目先の多摩川河川敷で恒例の合同水防訓練を実施。同市では昨年9月の台風で、70件の浸水被害があったことから、水防訓練として初めて一般市民にも訓練参加を呼びかけ、雨の中でさまざな水防工法などを体験した。

写真=ボートを使った消防署員の救出訓練(上)、ビニール袋に水を入れて都市型浸水対策を体験する市民

訓練の写真を見る>

午前9時からの訓練は、台風の接近に伴い梅雨前線が刺激されて「大雨警報」が発令、多摩川の水位が上昇し堤越水の可能性があり、中州に人が取り残されたという想定。ポンプ車など車両15台、救命ボート2艇を使い狛江消防署、市職員、狛江消防団のほか同市建設業協会、狛江市防災会、女性防火の会、東京消防庁災害時支ボランティア、一般市民など約450人が参加して行われた。
060527suibou02 会場では、狛江消防署員の指導で砂や水、鋼板などを使って「積み土のう」「連結水のう」「鋼製かまつき」「都市型」の4種の水防工法のほか堤防の斜面を利用してビニールシートについている細長い袋に土のう何個も入れて亀裂の入った堤防を守る「T型マット」の訓練を実施。
積み土のう工法は、狛江市幹部職員と職員隊が砂の袋済めを、災害時支援ボランティアの女性が一輪車をつかって運搬に参加。狛江市防災会、女性防火の会、一般市民約100人が、土のうの代わりにポリタンク、プランター、ゴミ袋など家庭内にある身近な物に砂や水を入れて下水道などからあふれた水が住宅に浸水するのを防ぐ都市型工法を体験した。
川のなかでは、消防署員と消防団が中州に取り残された人を救命ボートで運び川岸から救出する本番さながらの訓練を行った。
参加者は、時折強く降りしきる雨のなかで足下までぐっしょりになりながら、約2時間に及ぶ訓練に真剣に取り組んでいた。また、会場には、1984年に今回の訓練現場下流の住宅19棟が流失した多摩川水害の新聞と写真も展示、熱心に見入る人もいた。



2006-05-27 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink

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