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2005年5 月30日 (月曜日)

麻生区役所のロビコン:チェンバロ、リコーダーの競演楽しむ

050530ac01【文】あさおランチタイムコンサート副実行委員長・辻端幹彦

5月23日に川崎市麻生区役所2Fロビーで「第42回あさおランチタイムコンサート」が開催され、チェンバロとリコーダーによるアンサンブルに約170人が演奏を楽しみました。
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「あさおランチタイムコンサート」は区民による実行委員とボランティアスタッフにより企画・運営されているロビーコンサートで、2000年から始まり、今年で5年目を迎えます。出演者は、一般から公募しています。
昨晩からのぐずついた空模様から一夜明け、さわやかな青空が広がったなかで行われた今回のコンサートは「リコーダーとチェンバロの楽しみ」というタイトルで、出演者は川崎市麻生区千代ヶ丘の酒井絵美子さん(チェンバロ)と多摩市諏訪の飯塚直子さん(リコーダー)のお二人で、ランチタイムコンサートには初めて出演されます。
酒井さんのチェンバロには緑色の化粧板に金箔(きんぱく)の飾り模様が装飾され、子どもの合唱隊の絵が描かれるなど、バロック音楽の雰囲気を盛り上げる美しい楽器で、その楽器から奏でられる調べはなんとも例えようのない心地よさでした。ソプラノ、アルト、バスの各種リコーダーを駆使した飯塚さんは、ヘンデル「忠実な羊飼い」、バッハ「G線上のアリア」、ファンエイク「夜鳴きうぐいす」、黒人霊歌「アメージンググレース」を見事なテクニックで披露し、酒井さんとの絶妙のアンサンブルが印象的でした。
来場者のアンケートによると「初めてのチェンバロがとても楽しく聞かせていただきました」「日ごろあまり生演奏の聞けない楽器にふれて楽しかった」「チェンバロとリコーダーの音色の美しさにうっとりしました」「毎日の生活の中でゆっくり生の演奏を聴くことがめったにありません。心の落ち着く時でした」「心が洗われるようなとても良いコンサートでした」など、他のアンケートを見てもかなり好印象でした。
日ごろの喧騒(けんそう)や日常の忙しさから離れて、生の古楽器の音楽に触れることにより、わたしたちが本来持っている「ニュートラルな心」を取り戻せる、心安らぐひと時だったのではないかと思います。
最後の<みんなで歌いましょう>「夏は来ぬ」は、どことなく五月の空のような晴れ晴れとしたすがすがしい歌声でした。

2005-05-30 in 07)文化・芸術, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

ノーモア多摩川水害:狛江市で大規模訓練

050530suibou水害のシーズンを前に5月15日、狛江市猪方4丁目2番地先の多摩川河川敷内の多摩川緑地公園で大がかりな水防訓練が行われた。

写真=川に取り残された人をボートとはしご車で救出

訓練は、台風の接近に伴い梅雨前線が刺激されて「大雨警報」が発令され、多摩川の水位が上昇、堤防から水があふれる可能性があり、中州に人が取り残されたという想定で、多摩川左岸の13自治体を管轄する第八方面のメイン会場として狛江消防署と合同で実施された。
大型ヘリコプター、ハシゴ車、ポンプ車など車両27台、救命ボート5艇を使い、狛江消防署のほか第八方面の各消防署員、狛江市職員、狛江消防団のほか、狛江市建設業協会、狛江市防災会、女性防火の会、東京消防庁災害時支援ボランティアの団体など合わせて516人が参加してた。
会場ではまず、瀬川俊第八方面本部長、矢野裕狛江市長らが大型ヘリコプターに乗って被害状況を把握、本部長が上空から指揮を行った。狛江消防署員が水の勢いで流されないよう重さ約1.5トンの大きな土のうをクレーンで動かす「大型積み土のう」を行ったのをはじめ、各署員が砂や水、鋼板などを使って「積み土のう」「連結水のう」「簡易水防工法」など5種の浸水防止工法と、ビニールシートについている細長い袋に土のうを入れて亀裂の入った堤防を守る「フルコンシート張り」「T型マット」、堤防の法面に鋼板で半月を作る「月輪の輪」工法、都市型の被害を想定したマンホール噴出防止など訓練がくり広げられた。また、災害時支援ボランティア、女性防火の会、防災会など市民約50人も参加してプランターやピクニックシート、ゴミ袋など家庭内にある身近な物に砂や水を入れて住宅への浸水を防ぐ工法を体験した。
川の中では、消防署員が中州に取り残された人を救命ボートで運び川岸からはしご車にのばして救出する本番さながらの訓練も行われた。
同市では、1974年9月に台風による増水で多摩川の堤防が決壊、住宅18棟が流出し2棟倒壊す災害が起きている。

2005-05-30 in 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

創立30周年の宮前区犬蔵小で植樹:四季の花いっぱいに

050530inukura01ことし創立30周年を迎えた川崎市宮前区の犬蔵小学校(佐藤洋子校長、児童数で4月23日、同校教職員やPTA関係者、施設利用者ら約70人が参加して、ヤマブキ、アジサイ、サルスベリ、ツツジ、ハギなど四季折々に花を咲かせる木を植えた。
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この植栽は30周年記念事業の一環。同校は「笑顔がいっぱい、活気がいっぱい、緑がいっぱい」を合い言葉にしており、児童らが作った30周年記念テーマは「未来に飛びたて 明るい仲間 笑顔と緑いつまでも」に決めた。
この言葉を生かし手作りできるものを、と校庭斜面の有効利用として、クマザサに覆われていた北側の傾斜地を植樹場所に選び、同小PTA環境部会の大久保郁夫さんが「個性を持った一人ひとりが手をつないで助け合う」をテーマに植栽のデザインをした。
作業場所は、こう配が約30度もあり身体を支えるのもやっとという急傾斜だったが、佐藤校長らが土砂の崩落を防ぐコンクリートよう壁にへばりつき、幅35メートル、縦7メートルにわたって440本の苗木とユキヤナギ140株を植えた。高い所が苦手な人は、よう壁中段の通路の側溝にたまった約10年分の土砂を片づけたり、土を運搬、約3時間がかりで作業を終えた。
その後は校舎南側の花壇で昼食、児童が制作した30周年シンボルマークの投票も行った。
佐藤校長は「子どもたちの思いを、現役をはじめ学校創設以来の歴代のPTA関係者らが力を合わせ実現でき、すごく感激しています。木が生長して花の咲くのが楽しみです」と話している。

2005-05-30 in 01) 自然・環境, 04)教育・子ども , b4) 川崎市宮前区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

多摩区のせせらぎ館で初のコンサート:多摩川などテーマに

05053seseragi1川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。

川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。
050530seseragi2 二ヶ領用水の取水口にある同館周辺はサクラも多く、多摩川を訪れる人に潤いをと管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが主催、国土交通省京浜河川事務所、川崎市などが後援して催したもの。自然をテーマにした音楽音楽活動に加え、土岐善麿作詞、中山晋平作曲による多摩川を紹介した隠れた名曲「桜の多摩川」の普及活動もしている多摩区枡形の小川聖子さんと河野順さんのデュオ「J&S陽だまりコンサート」が出演。二人は「さくらさくら」「この道」など懐かしいの唱歌のほか、河野さんの編曲による「桜の多摩川」とオリジナルの「桜の多摩川」などを披露した。
ことしは、サクラの開花が遅く、堤防沿いの花はまだ三分咲きだったが、聴衆は穏やかな日照りのなかでの「春」の歌に大満足、大きな拍手を送っていた。

2005-05-30 in 01) 自然・環境, 07)文化・芸術, b2) 川崎市多摩区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月26日 (木曜日)

5月30日に狛江で「絵手紙大展覧会」:約1600点が大集合

国内外から寄せられたお国自慢の絵手紙約1600点が勢ぞろいする「絵手紙大展覧会」(狛江郵便局主催)が5月30日午前11時から午後4時まで、狛江市元和泉のエコルマホール(小田急線狛江駅前)で開かれる。

同局では絵手紙発祥の地・狛江をPRするため、「絵手紙発祥23周年記念」として昨年11月から4月まで約半年間、「絵手紙マラソン展覧会」と名付け狛江市内の金融機関や駅など31カ所で分散して展示した。
同局では、寄せられた作品は、市内の店舗や会社など約1000カ所に配布することにしていたが、市民から「すべての作品をひとつの場所で見たい」という声が寄せられた。同局では、こうした要望に応えるとともに、数多くの絵手紙の作者の温かい心にむくいようと急きょ開催を決めたもの。当日は、絵手紙の創始者小池邦夫さんも会場にかけつけ、午後3時から4時までサイン会を行う。
入場は無料。

2005-05-26 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月16日 (月曜日)

川崎が3連敗:マルクスのケガに泣く

川崎は第12節の5月14日、ホーム等々力で清水エスパルスと対戦、1対0で負けて3連敗。ゲームをコントロールするマルクス選手のケガに泣き、順位も13位に後退した。
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写真=清水のDFに囲まれるジュニーニョ選手(10番・中央)

過密スケジュールだったGWの前半、ホーム2勝と勝ち進み4位と高順位だったF川崎は、MFマルクスがアウェイの10節アルビレックス新潟戦(5月4日)で負傷。続く11節大分トリニータ戦(5月8日)は、治療のため帰国したマルクスの穴が埋められず連敗。
チームは、7月2日まで中断するリーグ戦を前に、3連敗は避けようと試合に臨んだが、開始早々の1分にコーナーキックからのボールをFW久保山由清に決められ失点。試合を振り出しに戻すべく攻める川崎Fに対し、ディフェンス意識の高い清水は中盤で激しくチェックしてボールを奪う。スタメン起用のFWフッキはチームメイトと連携が合わずチャンスを作り出すことができないまま前半を終了した。川崎Fは、攻撃を厚くするため後半の早い時間帯に選手交代して3トップにしたが、清水ゴールを割ることができず前節に続いて無得点で終わった。
J1にあがってから温かな声援が続いていたホーム等々力は、ちぐはぐな攻撃に時折ブーイングや「もっと攻めろ」の声も出ていた。
1カ月半の小休止中はナビスコカップ予選が再開する。川崎Fの試合日程と対戦相手は5月はアウェイ試合で、21日午後3時に広島(広島スタジアム)、28日午後2時ガンバ大阪(万博記念競技場)、6月はホーム試合で4日午後6時に東京ヴェルディ、6月11日午後7時にサンフレッチェ広島と対戦する。

2005-05-16 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月15日 (日曜日)

狛江市の西河原公民館でバラ展

狛江市元和泉の西川河原公民館で14日から「狛江バラ愛好会」(代表幹事・桜岡千代子さん)の会員が自宅で丹精込めて育てたバラを展示、同館を訪れた市民を楽しませている。

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会場の約50平方メートルの展示ギャラリーには、会員12人が出品した深紅の大輪「乾杯」や薄紫色の「ブルームーン」をはじめ、ツル性やオールド、モダンタイプなど約70種類のバラがフラスコに生けられており、中には日本産の野バラなど珍しいバラもある。このほかなど小ぶりのバラは鉢で展示しており、壁には会員が撮影したバラのアップ写真やバラの彫刻なども飾られている。ギャラリーが玄関脇のため、学習室など他の部屋を利用する市民はドアをあけた途端流れてくる甘い香りに誘われ、思わず足を止め、花に見入っていた。桜岡さんの話によると、ことしは春先の天候が不順で5月に入って気温の低い日が続いたためバラの開花が遅れ、例年より種類も点数も少な目だという。
展示は15日までの2日間で、時間は午前10時から午後4時まで。

2005-05-15 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月12日 (木曜日)

宮前区でふれあいフェスタ:5月15日区役所一帯で多彩に

福祉と健康をキーワードに、みやまえふれあいフェスタ(同フェスタ実行委員会、宮前区主催、宮前区社会福祉協議会共催)が5月15日午前10時から午後3時まで宮前区役所、宮前市民館、市民広場を会場に催される。

区民同士の交流、ふれあいを通して豊かなコミュニティーを築き、地域の健康と福祉を考えるきっかけにしようと開かれているもので、ことしで11回を数える。
同区内の福祉や文化団体など催し18、出店15、ステージ20の合わせて53団体が参加、太鼓の演奏やフラメンコ、手話コーラスや吹奏楽、地域作業所の模 擬店、手話教室、丸太切り大会、車イス体験、シルバー囲碁大会、子ども体験コーナー、アニメ上映、ことば遊び、笑顔の絵画展、長野県佐久市の物産展など家 族で楽しめるさまざまなイベントをくり広げる。
また、健康まつり(宮前区健康まつり実行委員会主催、県公衆衛生協会宮前支部共催)も同時開催され、元気度チェックコーナー、血管年齢測定、風船バレー、講演会「血液サラサラ・食と生活の工夫」、親子ストレッチなど、健康をテーマにした企画が用意される。

会場へは当日、宮前平駅、鷺沼駅から無料の送迎バスが運行する。
問い合わせは電話044−856−3125宮前区役所地域振興課または044−856−3254地域保健福祉課

2005-05-12 in 02)イベント・催事, 03)健康・福祉 ・医療, 09)市民活動, b4) 川崎市宮前区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月11日 (水曜日)

ゆりがおか児童図書館で「1日こども図書館」

川崎市麻生区東百合丘の「ゆりがおか児童図書館」(渋谷益左右館長)で5月14日午後1時〜5時から恒例の「1日子どもとしょかん」を催す。

この行事は、同館利用者の小学生高学年のこどもたちなどが、本の貸し出しやおはなし会などを行うもの。午後2時からのおはなし会は絵本「ありのあわわ」「いちにちのさんぽ」「のせてのせて」「たまごにいちゃん」の読み聞かせすばなし「ちっちゃなちっちゃなものがたり」のほか、子どもがつくったパネルシアター「けんたとジョンのにちようび」も披露される。
参加は自由で、問い合わせは電話044(954)1740ゆりがおか児童図書館(月・水・土午後1〜5時)。

2005-05-11 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5 月 2日 (月曜日)

がホーム2連勝:長橋がゴール、4位に浮上

5月1日のJリーグ第9節の試合で、川崎はジェフユナイテッド千葉に競り勝ち4位に浮上した。等々力競技場はゴールデンウィークの日中試合とあって大勢の家族連れが観戦、強豪相手の2連勝にスタンドは盛り上がりをみせた。050502front

写真=先制点に喜ぶ長橋(右)とアウグスト

試合は、前節までに19ゴールとリーグ最多得点を誇る千葉を相手に激しいボールの奪い合いとなった。両チームとも守備意識が高く前半を0点で折り返す。後半、千葉がボールを支配するものの、川崎は一瞬のスキをつきカウンター、61分にMF長橋康弘が「前回を覚えていない」ほど久しぶりのゴールを決めた。
先制点を奪われた千葉は攻撃を厚くし川崎ゴールを襲うが、川崎はFW黒津勝からDF佐原秀樹に、さらにMFマルクスに替えてベテランのMF相馬直樹を投入、全員で集中をきらさず貴重な1点を守り抜いた。
ゴールデンウィークは11日間で4試合とハードなスケジュール。残る2試合はアウェイで、4日にアルビレックス新潟、8日に大分トリニータと対戦する。
次のホームゲームは14日午後3時から清水エスパルスを迎える。

2005-05-02 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0) | トラックバック