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2004年10 月31日 (日曜日)

狛江青年会議所が市内の商店などに川口町支援の募金箱設置を呼びかけ

04103101狛江青年会議所(石川慶一郎理事長)が、地震で大きな被害を受けた新潟県川口町へ送る災害援助金の募金箱設置協力を市内の商店などに呼びかけている。
(写真=手作りのペットボトル募金箱)

同会では、多くの市民が手軽に義援金の協力ができるようにと、震災直後から大型ペットボトルの上部に投入口を開けた手作りの募金箱を用意、設置場所を増やす運動を展開している。10月31日時点では65カ所の企業や店舗が協力、目標の100カ所に向け会員が商店街などを熱心に歩き回っている。また、31日には狛江駅駅頭で募金活動を行った。
同会の澤田広一2005年度指導力開発委員長によると、設立25周年を迎える2005年に川口町を訪問する計画だったが、今回の災害を重く受け止め、道路の復旧など復興の状況を見極めた上で義援金を直接届けて現地でのボランティア活動も行いたいとしている。

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2004年10 月30日 (土曜日)

福祉団体がカキの実を販売:売上金を川口町の義援金に

041030kaki狛江市の福祉団体「NPO法人バリアフリーセンター・福祉ネット『ナナの家』」が10月28日、小田急線狛江駅頭で新潟県川口町の地震被災者の義援金にと、カキの実を販売。売上金全額と寄付金の合わせて37310円を義援金として送る。

このカキは、和泉本町3丁目の同団体の私設グループホーム「ペガサスの家」の敷地内にある木からこの日採れたもの。
ホームではカキの実が熟して地面に落ち、車イスの障害者の出入りの障害になるため、これまでは実の収穫を植木屋に依頼していた。震災後、ホームの利用者からカキの実を被災地に送る話が持ち上がり、輸送方法などを検討したが、すぐには運べないため、実を販売してその代金を義援金にあてることにした。
施設の利用者、スタッフ、ボランティアが5個ずつ袋詰め、駅前で乗降客などに呼びかけ、約1時間で107袋を販売した。
皆河える子代表は「社会に助けられることの多い私たちの団体が、少しでも社会に役立つことができればうれしい」と話している。

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2004年10 月29日 (金曜日)

狛江三中の生徒が10月30日に川口町支援の銀杏募金

04102902狛江市元和泉1丁目の市立第三中学校(松澤宏尚校長、生徒226人)が10月30日、新潟県中越地震で被災した川口町のために銀杏(ぎんなん)募金を行う。
(写真は、強い臭いをがまんしながら銀杏の皮をむく生徒たち)

同中の正門前には10本のイチョウ並木があり、生徒たちに「メモリーロード」として親しまれている。秋になるとたくさんの実がなるが、同中生徒会では、この実を市民に買ってもらいその売上金を災害の被災者や福祉などに役立ててもらう募金活動を続けてきた。1991年の雲仙普賢岳の被災者の支援のために始まり、以後、阪神・淡路大震災、三宅島などの被災者や市の福祉事務所、ユニセフなどに贈った。
ことしは、夏の猛暑を乗り越えて大きく育った実を9月末ごろから拾い集めたが、量は60〜70kgにもなった。生徒たちは強い臭いに耐えながら全学年の生徒が学級ごとに交代で皮むきをしたのに続いて、天日干し、袋詰めなど手間のかかる作業にしんぼう強く取り組んみ、400袋用意した。
30日は正午から催される合唱コンクールに先がけて、参観に来た保護者を対象に募金を行い、協力者に銀杏1袋を渡す。
募金の送り先は生徒会の役員が相談して決めているが、ことしは昨年に続いてユニセフへ贈ることにしていたのを、23日に地震で被災した川口町に急きょ変更した。

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狛江市が湯沢町の2人に礼状:深夜の粉ミルク調達に救いの手

「支援の手をありがとう」−狛江市の救援隊が新潟県川口町へ出向いた道中で、被災者に届ける粉ミルクなどの調達に協力してくれた男性と薬局に対し、同市は10月29日、礼状を郵送した。

25日午前1時ごろ、新潟県中越地震で被災した川口町へ向かって高速道路を走っていた第1次第3陣の救援隊に、先に同町に入っていた同市の先遣隊の職員から連絡が入った。「粉ミルク、ほ乳瓶、赤ちゃん用のお尻ふきを至急調達してほしい」という内容だった。
急きょ、高速を降り、湯沢駅前のコンビニなどを回って探したが、どこにもない。
夜の街で途方に暮れていた7人の職員たちにコンビニで男性が話しかけてきた。事情を話すと、すぐに知り合いの薬局に電話をかけ、さらに車に同乗して道案内までかって出た。
薬局の主人もすぐに店を開け、必要なものを売ってくれた。
職員たちは知らない土地での見知らぬ人の人情に胸が熱くなったという。
この話を聴いた矢野市長ら市の職員も感激、案内をしてくれた南魚沼郡湯沢町大字湯沢の高橋博幸さん、薬局の同、高橋晃さんの2人に狛江市長名で礼状を送ることにしたもの。
矢野市長は「調達が難しく困っていた職員に、深夜にもかかわらず声をかけていただき、お店を開けてくださったことに心から感謝している。支援に参加した職員だけでなく、川口町支援に全力を挙げている市役所全体が励まされました」と話している。

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川口町へ狛江市が第2次救援隊派遣:避難所を設営

04102901狛江市は28日午後、新潟県中越地震で被害を受けた川口町へ第2次の救援隊を派遣した。
(写真=矢野市長らに見送られ川口町へ出発する救援隊)

今回の救援隊は、川原で寝泊まりをしている約250人の川口町民のために避難所を設営するのが主な目的。このため、職員10人がテント12張、コンパネ80枚、垂木180本、ブルーシート200枚などを持参した。これに先立ち、第2次の先遣隊として職員3人が27日夜に川口町へ派遣された。今回は11月1日まで4泊5日の予定で現地で設営作業に加え、物資の運搬などにあたる。同市では今後も交代の職員を派遣することにしている。
川口町へは第1次救援隊が24日に派遣されている。

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麻生区文化協会が20周年:10月30日から記念の文化祭

麻生区文化協会が10月30日から麻生区文化祭を麻生区万福寺の麻生文化センターで催す。同会が創立20周年を迎えたのを記念し、「風 音 こども」と題し音楽、舞踊、朗読などを組み合わせた特別企画などもある。

主な内容は、
10月29日〜11月3日=美術工芸展(絵画、書、陶芸、生け花、写真、絵手紙)
10月29日〜11月3日=美術工芸団体展示(書道)
10月30日〜31日=デッサン会作品展(舞台衣装の女優を描いた作品)
10月30日〜31日=夏休み親子教室作品展(絵手紙、絵画、俳句など)
10月30日=茶席
10月30日=記念式典・鼎談(午後3時〜4時30分。鼎談では初代区長の西村俊行さんらが創立当時の思い出を語り合う)
10月30日=20周年特別企画・あさおに響けふるさとの心「風 音 こども」(午後12時30分。合唱と詩人まどみちおさんの詩の朗読、琉球舞踊、創作舞踊「菊の宴」、箏曲、創作舞踊「山柿の赤きを見れば」、弦楽合奏、ピアノ、ギター、ヴァイオリンなどの独奏、ソプラノ二重唱、バレエ)。展示(生け花、絵画、書)
10月30日=洋楽(午前10時〜11時30分。ワークショップと演奏)
10月31日=麻生区俳句大会(午前11時〜午後4時)
10月31日=洋舞(午後4時〜7時30分。6団体によるバレエの小品と合同作品「ドン・キホーテ」)
11月6日=邦舞・邦楽(午前11時〜午後5時。24団体による日本舞踊、新舞踊、民舞、民謡など)
11月7日=麻生フィルハーモニー管弦楽団第40回定期演奏会(午後2時30分、ベートーヴェン交響曲第7番ほか、入場1000円)
11月7日=吟詠・吟舞(午前10時〜午後4時30分。5団体)

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麻生区でうるしの仲間達展:漆、陶芸、額装など異なるジャンルの作品展示

041029urushi川崎市多摩区登戸新町の漆工芸作家深澤誠太郎さんの工房で漆塗りを習う工芸好きな仲間が、10月30日、31日に深澤さんの友人が経営する学習塾「麻生プレップスクール」(万福寺1-10-10)2階の同塾経営者・上野英夫さんの自宅でユニークな作品展を開く。
(写真=深澤さん(左端)の指導で制作する井沢さんら)

「うるしの仲間達展」と名付けられたこの展覧会は、さまざまな技法で制作した花立て、式台などの漆工芸を主体に、陶芸や額装などジャンルの異なる約25点の作品を並べ、コラボレーションを楽しむ。漆作品は、深澤さんのアトリエがある長野県開田村で長さなどが足りず「廃材」のらく印を押された樹齢数十年以上のヒノキやサワラで、塗りにより新たな命を吹き込まれた。
市松人形作家でもある深澤さんは「物を大切にする心を育てたい」と3年前から蒔絵の技術を使い、壊れた陶器や漆器を直す「金継ぎ」講習会を時々催しており、講習会の参加者たちの希望で、1年前にうるし塗りの教室を開いた。参加者は麻生区王禅寺で陶芸を教える井沢三枝子さん、横浜市青葉区で額装を教えるバーバラ酒井さん、パッチワークが趣味の渋谷区の木村賀子さんら5人で、なかには転居先の大阪から新幹線で通う人もおり、日々の暮らしの中で自分らしさを表現したいと手仕事を続けている。
井沢さんらは「木が変化していく様子に引き込まれた」「自分の作品づくりのヒントになる」と漆工芸の魅力を語る。深澤さんによると、手仕事を長く続けたため意欲的で上達が早く、それぞれの世界を紹介できる展覧会を催すことにしたという。
会場には、木目を生かした「生地塗り」、カヤなどを置いてうるしを塗る「布着せ」、うるしが乾かないうちに凹凸をつける「研ぎ出し」などの技法で制作した作品各2点と、それぞれが得意とする作品を出品する。指導者の深澤さんもさまざまな技法を駆使したプレートのほか、近所で鉄工所を営む正田隆三さんと合作のベンチを出す。
深澤さんは「漆工芸は高価で美術品と思われがちだが生活の道具としてよさを再発見してもらえれば」と話している。
会期時間は午前11時~午後5時。交通は、小田急線新百合ヶ丘駅北口徒歩4分。問い合わせは、電話090-2452-4518深澤さん。

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楽譜や楽器を描いた市営バスが走行:「音楽の街・かわさき」をPR

041009basu車体に「音楽の街・かわさき」をPRする楽器や楽譜を描いた川崎市営バスがお目見えし、10月27日から市内を走っている。
(写真=塩浜営業所に配車された白デザインのラッピングバス)
「『音楽のまち・かわさき』推進協議会」(会長・西室泰三東芝会長)が、川崎市に提案して制作されたもの。塩浜、上平間、井田、鷲ケ峰の市バス営業所に各1台配車し、臨海部から丘陵地帯までそれぞれの路線を走る。利用路線は「川03系統 県営埋立線(川崎駅~浮島バスターミナル)」、「川71系統 御幸線(川崎駅~小杉駅)」、「鷲02系統 有馬線(小杉駅~鷺沼駅)」、「溝17系統 柿生線(溝口駅~柿生駅)」。

ラッピングバスは白地に楽譜や花を描いたものと青地にバイオリンなど5種類の楽器を描いた2種類のデザインで、いずれもパステル調のカラフルな色で「音楽のまちかわさき」の文字が描かれている。
一般利用前日の26日午後3時15分から市役所第三庁舎前で阿部孝夫市長、西室会長、小玉孝夫交通局長、高橋フサノ推進協議会事務局長らが出席してバスの発表会が行われ、洗足学園音楽大学OBが川崎市出身の歌手・故坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」などを演奏しお披露目に花を添えた。西村会長は「ミューザ川崎シンフォニーホールのシンボルにしたい」とあいさつ、阿部市長は「市内7区を音楽の街としてつなげたい」と語っている。

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2004年10 月27日 (水曜日)

セレサ川崎が11月1日からコスモス景観会

04102701cosmosセレサ川崎農業協同組合が、市内の宮前区と麻生区農家の協力で植えているコスモスが見ごろを迎え、11月1日から7日の午前9時〜午後3時までにコスモス景観会を開く。

畑や休耕田に咲く花で自然を味わい、都市農業への理解を深めてもらおうと数年前から行っているもの。ことしは台風などの影響による日照不足で開花が遅れ、例年10月中旬に催す景観会の日程が11月にずれた。
コスモスの花が植えられているのは、川崎市麻生区古沢405番地一体(小田急線新百合ケ丘駅徒歩15分)の約2000平方メートルと川崎市宮前区野川524番地先(JR武蔵新城駅からバス「能満寺」下車:野川神明社と第三京浜の間)の約2500平方メートル。栽培品種は、センセーション(濃ピンク、ピンク、白)イエローキャンパス(黄)の2種で、最終日の7日はつみ取りもできる。
問い合わせは電話044(877)2509セレサ川崎農業協同組合営農課。

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2004年10 月25日 (月曜日)

狛江市が川口町への義援金募集

04102501狛江市は10月25日、新潟県中越地方地震で大きな被害にあったふるさと友好都市の新潟県川口町へ災害義援金を送るため、街頭などで募金を始めた。初日の午後4時半からは小田急線狛江駅で矢野裕市長が募金箱を持ち、道行く人に義援金の呼びかけを行った。矢野市長は「いつもお世話になっている川口の町民のために市民の協力を期待してます」と話した。
(写真=狛江駅頭で募金を受け取る矢野市長(右端)ら)

街頭募金は、25日と26日の午後4時から6時まで小田急線の喜多見、狛江、和泉多摩川の3駅で市職員、狛江市民生委員、赤十字奉仕団などのべ約100人が参加して行う。このほか、27日にあいとぴあセンター(元和泉2-35-1)で開かれる「あいとぴあまつり」の会場、29日に慈恵第三病院敷地内の献血会場、11月14日の狛江市民まつりの会場(第一小学校の川口ブース)でも行う。時間はいずれも午前10時から午後3時(市民まつりは午後4時)。同市はふるさと交流で川口町をよく知る市民も多数おり、被害を心配する問い合わせも多い。
また、市役所2階の福祉総合窓口、あいとぴあセンター1階健康課に義援箱を設置した。銀行口座(みずほ銀行狛江支店、口座番号「8102840」、口座名義「中越地震川口町義援金口 狛江市収入役」)を開設し振り込みも求めている。今週中にも集まった義援金の一部を届ける予定という。
同市では、地震の起きた23日午後7時過ぎに市職員が登庁、情報収集を始めたが、この日は電話が通じず、24日午前8時半にようやく災害対策本部に連絡が取れ、支援活動を開始した。午後12時20分にルート確保と情報収集のために第1陣が毛布などをもち出発、消防団のポンプ車も同行した。その後、夕方から夜にかけ2陣、3陣が、トラックなどで仮設トイレやカップラーメン、投光器、紙おむつ、トイレットペーパー、生理用品などの支援物資を運んだ。川口町に支援に入ったのは、狛江市が最初だ。
現地入りした職員の情報をまとめる狛江市総務防災課によると、同町職員の案内で軽トラックがかろうじて入れる状態で、支援物資は途中からピストン輸送で、町役場まで運ばれたという。
人口5783人の川口町では、24日午後2時現在の被害状況が死者4人、住宅の全壊106棟、半壊170棟、店舗・事務所の前回5棟、作業所などの全壊176棟、半壊84棟で、ライフラインは破壊され、鉄道や道路なども寸断している。

2004-10-25 in 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック