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2004年8 月 8日 (日曜日)

麻生水処理センターでホタル鑑賞会

04080802川崎市麻生区上麻生の麻生水処理センター「ふれあいの広場」で7月21日夜、「ほたるを楽しむ夕べ」が開かれた。「ホタルが飛び交う自然の大切さを子どもたちに伝えたい」と非営利活動法人「麻生環境会」(鈴木有理事長)が催したもので、近くの柿の実幼稚園の園児をはじめ親子連れなど約800人が幻想的な光を楽しんだ。

観賞会は、水路上に置いた約1・5メートル四方のケージをカヤで覆い、近隣から求めた約300匹のヘイケボタルを入れて公開した。この日は、蒸し暑くホタルが飛ぶには絶好の条件。7時過ぎに木の枝や草の下に隠れたホタルが光を放って飛び始めると、訪れた人たちはケージの周囲に張った金網ごしにぴったりと張り付き、「わー、きれい」と興奮気味に歓声をあげ、光の軌跡を見つめていた。
8時過ぎにメンバーがカヤを外すと、外に飛び立つホタルに「イルミネーションみたい」と叫びながら追いかけて捕まえる子もいたが、主催者の「短い命だから大切に」との呼びかけに、帰りぎわには逃がす子も多くみられた。
「麻生環境会」は、センター内のグランドや広場など市民開放エリアを管理する「上部棟運営委員会(鈴木有委員長)」が母体となり、同センターの処理水を利用して水路の復活や周辺の環境、麻生川の環境浄化に取り組むために、ことし6月にNOPとして生まれ変わったボランティア団体。新組織となって初めて行う事業のため、約30人の会員がホタルやドジョウが住める環境を取り戻そうと、昔の水路を延長する形で作った水路を清掃して草刈りを行い、同センターの協力で下水処理した水を流すなど準備にあたった。
鈴木理事長らは「水もきれいになり、カワニナも増えた。放したホタルの2世がここで誕生するような環境を取り戻したい」と話していた。

2004-08-08 in 01) 自然・環境, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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