2005-02-03

五目稲荷

きょうは初午。狛江市内のあちこちの稲荷社で、神事が行われた。

いつもは家並みに埋もれるようにして、ひっそりとしている小さなお稲荷さんに、きょうはのぼり旗が寒風にはためき、人々が集まっている。鳥居の赤い色も心なしか鮮やかさが増し、青空とコントラストをみせている。
「あちらの稲荷は一家(いっけ)でまつっているけど、こっちはいろんな家が集まっているから『五目稲荷』と呼ばれるんだ」などという話も聞いた。
幹線道路を車が通り過ぎていくかたわらで、あぶらげなどを供え、神妙に頭をたれる人々の姿に、すっかり都市化したとはいえ、いまも農村地帯だったころからの信仰がしっかりと息づいていることを実感した。(M)

Posted by k-press on 2005-02-03 at 11:15 午後 in 宗教 | Permalink | コメント (0) | トラックバック