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2006-04-04

早過ぎる処分

川崎フロンターレの茂原問題の処分が早いのに驚いた。
処分結果の契約解除を発表するクラブのニュースリリースが届いた直後、クラブのHPには試合の出場記録など一部を除いて茂原のデータがすっかりなくなっていた。とてもすばやく「さすが親会社はITメーカーだけある」と妙な関心をしてしまった。

事件が明らかになった時、クラブは「本人が認めていないので、それを信じる」と発表していたが、一方では「(事件が起こした時は)正式契約前の出来事で、うちの所属選手ではなかった」ことを強調、所属クラブ柏から「詫び」が入ったこともあり時間が経つにつれそのトーンが高くなっていった。そうしたことから、保釈後のクラブの対応はある程度予測はついた。
とはいえ、開幕戦から交代要員としてベンチ入りをして起用されていたので、あまりに早い対応に釈然としないものを感じた。
逮捕が明らかになった時には、選手を集めて緊急ミーテングを開き他の選手らに動揺を与えないような対応をしていたが、処分については「事後通知」だけで、現場の声はまったく聞かれなかったことが一部のスポーツ紙に報道された。
保釈は、本人が住居侵入については認めたためで、起訴されるか否かはこれからだ。事件そのものがよくわからないところが多い。現場は、短い期間とはいえ同じ目標に向かってトレーニングを積んできた「仲間」と思っていただけに、本人からの釈明を求める気持ちが強かったと思う。
罪は本人が償うとして、24歳の若者に更正する場所と機会をフロンターレが与えなかったことは非常に残念だ。プロスポーツは結果がすべて、というだけではあまりにも寂しい。
柏での処分はこれからだが、2002年までフロンターレの監督だった石崎監督の下で罪を償い、ピッチに再び戻ってくる日が来ることを祈るばかりだ。(ネコ)

Posted by k-press on 2006-04-04 at 09:19 午前 in スポーツ, 時事問題 | Permalink

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